フィリーペ・トレード(BRA)今季初優勝でランキング2位へ。ルーキーのカーマイケル準優勝の大金星。

多くの地元サポーターに祝福されるトレード。Credit: © WSL / Poullenot
フィリーペ・トレード(BRA)Credit: © WSL / Poullenot
フィリーペ・トレード(BRA)Credit: © WSL / Poullenot

 

サクアレマ、リオデジャネイロ/ブラジル(2018年5月18日金曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第4戦「Oi Rio Pro」大会最終日は、バックアップ・サイトのバリーナへ再度移動。再びライトブレイクの4-6フィート・バレル・コンディションで凄まじい戦いが繰り広げられた。

 

フィリーペ・トレード(BRA)は、ビーチを埋め尽くした何千もの地元ブラジルのサポーターの前で、2018CTルーキーのウェイド・カーマイケル(AUS)をファイナルで破り、キャリア6度目となる今季初のCT勝利を手に入れた。

 

ファイナルではディープなバレルをメイクし9.93をスコアしたトレード。Credit: © WSL / Poullenot
ファイナルではディープなバレルをメイクし9.93をスコアしたトレード。Credit: © WSL / Poullenot

 

トレードは今回の優勝で第9位から第2位までジープ・リーダーボードでジャンプアップ。ツアー中盤でワールド・タイトル候補に名乗りを上げた。

 

トレードはファイナル終了後にこの勝利は、ビーチのブラジリアン・サポーターのお陰であることと、イベント開始2日前に息子コアが生まれ特に感動的だったと言った。

 

このブラジルにおいて、多くのサポーターの前で優勝できて感動です」と、トレードは言った。「ホームにカムバックし、多くのギャラリーの人達から素晴らしいサポートを受け、さらに子供が生まれて信じられない気持ちで一杯です。自分の息子と家族は、自分にとってのモチベーションです。僕は、プレッシャーがあって力を発揮できるアスリートだと思います。子供につけた名前のコアは戦士を意味します。そして、自分は勝利を目指す戦士でした。」

 

A Near Perfect Tube from Filipe Toledo on this 9.93 Ride in the Final – Oi Rio Pro 2018

 

トレードは今年のブラジル・イベントで唯一のパーフェクト10を記録したサーファーで、クォーターファイナルでコロへ・アンディーノ(USA)を、セミファイナルでジュリアン・ウィルソン(AUS)を下し、ファイナルではワンサイドゲームでカーマイケルを下す圧倒的な強さを見せた。

 

Filipe Toledo’s 8.67 Takes Down Julian Wilson in the Semifinals – Oi Rio Pro 2018

 

「ファイナルでは、優勝か2位のどちらかです。」と、トレードは続けた。「それは最後のヒートでラスト・チャンスなんです。そう思って挑みました。それはビッグショー、自分のステージで自分の情熱なんです。バリーナがここ数日素晴らしかったと思う。僕はここに着いた時から、ここでトレーニングしていたんです 。ここでサーフするのは素晴らしかった。」

 

2018CTルーキー・ウェイド・カーマイケル(AUS)Credit: © WSL / Poullenot
2018CTルーキー・ウェイド・カーマイケル(AUS)Credit: © WSL / Poullenot

 

オーストラリアのウェイド・カーマイケルは、初のファイナル進出を果たし、このブラジルで飛躍的な結果を残した。セントラル・コースト出身である25才のカーマイケルは、セミファイナルでイズキール・ラウ(HAW)を、クォーターファイナルでブラジリアン・ヒーローである2014WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)を下しファイナル進出を果たした。

 

好成績を残す選手が多い今年のルーキー選手の中でもカーマイケルは、今回の準優勝でランキング5位にアップし新人王レースを一歩リードすることとなった。

 

3位となったジュリアン・ウィルソン(AUS)だがトップを維持。Credit: © WSL / Poullenot
3位となったジュリアン・ウィルソン(AUS)だがトップを維持。Credit: © WSL / Poullenot

 

セミファイナルでトレードに敗れたジュリアン・ウィルソン(AUS)だが、次の第5戦となりバリ島でもジープ・リーダー・ジャージを保持する。

 

メディーナ Credit: © WSL / Poullenot
ランキング4位のメディーナ Credit: © WSL / Poullenot
2度目の5位でランキング7位のマイケル・ロドリゲス(BRA)Credit: © WSL / Poullenot
2度目の5位でランキング7位のマイケル・ロドリゲス(BRA)Credit: © WSL / Poullenot

 

今回勢いのあったブラジリアン・ストーム。ブラジリアン・スーパースターのメディーナ、ヤゴ・ドラとマイケル・ロドリゲスは、全員クォーターファイナルで敗退となり、5位タイでフィニッシュ。ロドリゲスは2度目のクォーターファイナル進出。ドラは2018年にベスト結果を手に入れた。

 

 

次のチャンピオシップ・ツアーは第5戦となる「コロナ・バリ・プロ」が2018年5月27日から6月9日までのコンペティション・ウインドウで開催される。

 

 

詳細ついてはオフィシャルサイトのWorldSurfLeague.comをチェック。

 

Oiリオ・プロ決勝結果:
1-フィリーペ・トレード(BRA)17.10
2-ウェイド・カーマイケル(AUS)8.00

 

Oiリオ・プロ・セミファイナル結果:
SF 1:フィリーペ・トレード(BRA)16.37 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)5.63
SF 2:ウェイド・カーマイケル(AUS)13.17 def.イズキール・ラウ(HAW)9.27

 

Oiリオ・メンズ・プロ・クォーターファイナル結果:
QF 1:フィリーペ・トレード(BRA)13.84 def.コロへ・アンディーノ(USA)11.93
QF 2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)11.20 def.マイケル・ロドリゲス(BRA)9.83
QF 3:ウェイド・カーマイケル(AUS)11.40 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)3.63
QF 4:イズキール・ラウ(HAW)12.86 def.ヤゴ・ドラ(BRA)8.30

 

2018rank

2018WSLメンズCTジープ・リーダーボード(Oiリオ・プロ後):
1-ジュリアン・ウィルソン(AUS)19,415pt
2-フィリーペ・トレード(BRA)18,075pt
3-イタロ・フェレイラ(BRA)14,995pt
4-ガブリエル・メディーナ(BRA)14,160pt
5-ウェイド・カーマイケル(AUS)13,585pt

 

2018WSLウイメンズCTジープ・リーダーボード(Oiリオ・プロ後):
1-ステファニー・ギルモア(AUS)29,490pt
2-レイキー・ピーターソン(USA)25,630pt
3-タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)20,020pt
4-カリッサ・ムーア(HAW)18,980pt
5-キャロライン・マークス(USA)17,000pt