いよいよ開幕まで1週間となった2018WSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)シーズン。カリフォルニアのサンクレメンテ出身のグリフィン・コラピントは、今年デビューする7人のメンズ・ルーキーのなかで最年少で出場する期待のサーファーだ。
2016年11月に、ハレイワで行われたVANSトリプルクラウンの第1戦「ハワイアン・プロ」終了間際に決めた起死回生のエアリバースで一躍注目を集め、彼の名前は世界に知れ渡った。
昨年、彼は1月に行われた世界ジュニア・チャンピオンシップにおいて、イーサン・ユーイングに次いで、第2位でフィニッシュ。そのあとハワイで行われたボルコム・パイプ・プロではファイナルをメイクして、クオリファイング・シリーズにおけるランキングの階段を徐々に上り始めた。
そして、その12月、彼はハレイワとサンセット・ビーチで連続でファイナル進出。名声あるVANSトリプルクラウンを獲得する初のカリフォルニア・サーファーとなり、最終QSランキングでもトップ・スポットにジャンプアップ。念願のクオリファイを決めた。
2016年のクオリファイング・シリーズで苦戦していたとき、彼は元ツアー・スターのジェイク・パターソンに指導をたのんだ。パターソンはその時、レオ・フィオラバンティとカノア五十嵐のコーチとして成功を収めていた。
「我々は、彼をスポンジと呼ぶんだ。」と、パターソンは言う。「彼は、すべてを吸収するからね。彼は控え目なリトル・キッズだった。複雑なプライドなど何もない。彼は育ちが良くって、何事においても当然のことと思い込まないところが凄いんだ。」
コラピントのソリッドなハワイアン・パフォーマンスは、オアフ島のアイコニック・サーフィン一家であるモニーツ・ファミリーとのの絆によるところが大きい。コラピントはトニー&タミー・モニーツの養子のようになり、彼らの息子であるセスとジョシュの2人と兄弟のような関係になった。そこでビッグウェイブでのチャージするスピリットを養ったのだ。
「僕は彼のサーフィンにおいて弱いところはないと思う。」と、パターソンは言う。「彼はトップ22をメイクしなければならないけど、僕は彼が直ぐにトップ10、トップ5に入ると思っている。4、5年で、世界タイトルを争う選手になると思うよ。」
エアーマニューバーからビッグウェイブでのチャージまで見事なパフォーマンスを見せるコラピント。今シーズンの活躍が本当に楽しみだ。
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