
写真、リポート:山本貞彦 千葉県鴨川市マルキポイント(2017年 10月28日土曜日)WSL女子プロサーフィン3000グレードQSイベント「white buffalo Women’s Pro 3000」は大会2日目。台風が秋雨前線を刺激して、会場は曇りから雨。風はオフ。波は今日もワイドブレイクながらムネカタとサイズをキープ。

R-2のH-9からスタートし、R-3、R-4まで消化。ベスト8が決定。R-4まで勝ち上がった川合美乃里、都筑有夢路も残念ながらここで敗退。千葉大会に続いての快挙は達成できなかった。

日本人選手の特に若手。まだ、脚力など基礎体力が足りないこと。後ろ足の膝が入ってないから、レールを切り返す時に、ケツが落ちる。だから、レールは抜けて、テールコントロールで板を返す。これではスピードはつけられない。
ラウンドが進んでいけば、CT選手らと戦うわけで。そこでの比較となれば、やはり基本が大事になる。ただ、課題はたくさんあるものの、昨年に比べて、女子も十分戦えるようになったことは間違いない。

同じフィールドで戦ったこと。手応えとともに敗退の悔しさ。これを分析して、自分に今、何が足りないのかを知ること。ここからまたスタートだ。頑張れ!女子!
川合美乃里
R-3では波をうまくコントロールして、ココ・ホー(HAW)に次いでラウンドアップ。R-4では外人選手の素早い動きに翻弄されたか、前半は全くリズム合わず。しかし最後まで諦めずに、終了直前まで仕掛けた。戦って強くなることを実践している証拠。次につなげましょう!
都筑有夢路
R-3ではポーリン・アドゥ(FRA)を退け、1位で勝ち上がる。この勢いで勝ち進んで欲しかったが、R-4では波選びが後手後手。美乃里と同じく先攻され、そのままタイムアップ。でも、R-3での戦い方ができれば、もっと上を狙えるよ。ガンバです!
大村奈央
終了直前の攻防。海から上がった時は、2位とのコール。しかし、他の選手も演技を重ねていたことで、結果、3位で敗退。次のQS6000に期待です。
橋本恋
R-3ではスタート直後から積極的に仕掛ける。板がすべったか、ワイプアウトが痛かった。いい波選んでいたんだけどね。決めきれず、ここで敗退。

松田詩野
臆することなく、戦いに挑んだ。結果はR-3での敗退だけど、吸収することはたくさんあったはず。Go!Next!
ココ・ホー(HAW)
波の緩急に合わせて、演技の構成を変える。瞬時の判断。素晴らしい。
明日のクオーターファイナル・マッチアップ
QF1:ココ・ホー(HAW)対ホリー・ウォン(AUS)


QF2:ディミティ・ストイル(AUS)対アリッサ・ロック(AUS)


QF3:メイシー・キャラハン(AUS)対ブロンテ・マコーレー(AUS)


QF4:ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)対フィリッパ・アンダーソン(AUS)


西元ジュリ
田代凪沙
野中美波
脇田紗良
黒川日菜子
宮坂麻衣子
鈴木姫七
北沢麗奈
オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.jp/2017/white-buffalo/
■日本選手と海外選手の熱い闘い! 「white buffalo women’s pro Q3000 THE 2ND」試合完全中継
また今大会の模様はCS放送「スカイ A」が全 7 回にわたり中継放送を行う。大会リポーターとしてサッカー解説でおなじみの松木安太郎さんも登場。番組内では試合模様のほか、サーフィン競技のルール解説や、選手へのインタビューなど初めて競技サーフィンを目にする視聴者にも分かりやすく伝えていく。日本人 サーファー熱き想い・情熱必見!!
放送「スカイ 」放送予定:
11月12日(日) から放送開始。全7回を予定。
大会中継 60 分枠×6回。 大会ダイジェスト 30 分枠×1回。
詳しい放送時間、スカイ ホームページ 番組表をご覧ください。
http://www.sky-a.co.jp/