写真、リポート:山本貞彦
JPSAショートボード第5戦「第22回I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」は本日10月6日、大会2日目を迎えた。トリッキーなコンディションに番狂わせも続出。現在ランキング2位の脇田紗良がまさかのR1敗退。昨年のグラチャン川合美乃里もR2で姿を消した。
会場の波はヒザモモ。ただ昨日よりはしっかりとしたウネリ。今日も潮が引いて、岩を避けながらの戦い。上げれば、波数減って、厚いブレイク。潮が動くことで、ブレイクポイントもずれる。インサイドの処理をどうするか。ここが勝負の分かれ目。
今日は明日のジャンクコンディションを予想し、男子は本戦R-1からR-3(H-5まで)、女子はR-1からQFまで消化し、ベスト4を選出した。今日はコンピュータートラブルで、何度も試合がスタック。選手は体が冷えるから、大変でした。
女子セミファイナル進出は、野中美波、西元ジュリ、庵原美穂、橋本恋の4名。
野中美波
波数が減っていることで、積極的に波を奪取。今日のラウンドは全て1位で勝ち上がりセミフィナルへ。上がる時に波にもまれて、ひっくり返って「キャー」。それでも忘れずいつもの美波スマイル。
庵原美穂
もう、さすがの一言。岩があろうが、波がブレイクしなかろうが、チャンスを見つけて必ず決める。ここがベテランの強み。
西元ジュリ
レールワークが上手くなった。波にパワーが無くても、レールを入れてスピードをつける。これ基本です。カレントリーダーは伊達じゃない。
橋本恋
波に苦戦しながらも、右に左に。それでも止まらないサーフィンでラウンドアップ。前戦の種子島の優勝の勢いはそのまま。
脇田紗良
現在、カレントランキング2位の紗良。なんとR-1で敗退。海から上がってきた時には、涙ぐんでいた。
コーチの小野里美之に話を聞いた。他の選手に絡まなすぎ。もっと、動いてプッレシャーをかけないと。
本人の思いとは別にグラチャン争いに絡んだことで、チャレンジャーの立ち位置を忘れた。
でも、負けて強くなるんだ。とコメント。そう、ゴールはまだ先。次に向けてGo!Sara!
川合美乃里
波をコントロールする前に、試合終了で1コケ。本人曰く「波が難しすぎた」と笑顔。
うん、試合は勝つこともあれば負けることもある。悲しんだり、落ち込んだりする暇はない。敗因をちゃんと分析して、次につなげましょう!
宮坂莉乙子
サーフィン変わった?もともとパワーサーフィンが好きで、アグレシッブだけど。ワイプアウトが減ったか。この難しい波でこれができれば、武器になる。
野呂玲花
プライオリティーによる波の選択が試合の勝敗を分けた。でも、サーフィンはスムース。流れるような演技にパワーがつけば、常勝は間違いない。
鈴木姫七
R-2で敗退したものの、今大会は姫七のスピードあるサーフィンが光った。諦めずに戦った気持ち。結果は結果だけど、これは次に繋がる。ガンバ!です。
渡辺愛
まだ荒削りだけど、爆発力は兄(寛)譲り。この後のJPSAツアーの台風の目になるかも。
松田詩野
サーフィン、上手いんだけどなー。この波には大苦戦。でも、これで経験値が一つ増えたはずだ。Go!Next!
西元エミリー
妹のジュリに押され気味だったけど、いつものパワフルサーフが戻った。
高橋みなと
いつも試合の前には、じっくりヒートを観察。波だけでなく、ジャッジの点数もチェック。そこで作戦を立て、試合に臨む。アスリートです。
渡辺広樹
久しぶりの参戦。残念ながら、R-2で敗退するもバックサイドのキレは衰えず。カッコいいぜ!
大森海夏人
海夏人もこの茨城での復活。昨年よりもサーフィンを楽しんでるように見える。地元の応援に応えて、明日へ繋いだ。
松下諒大
フィリピンのクラウド9帰り。日本に帰国して、風邪ひきました。でも、逆に力抜けたか、R-2、R-3とラウンドアップ。
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10/6金曜日
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10/7土曜日
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