
クラウド9、シャルガオ/フィリピン(2017年9月24日日曜日)WSL-QS3000「シャルガオ・クラウド9サーフィン・カップ2017」がスタート。大会初日はスコールに見舞われるも、クリーンな3-フィート・ホロー・ライトハンダーでラウンド1からラウンド2のヒート7までが終了。

ラウンド1では、波を知り尽くしたローカル・コンペティターが亜素晴らしいパフォーマンスを披露。またカイポ・ハキアス、ブラッド・ガーラック、ラブ・ホーデルという往年のトップサーファーをはじめ、CTへのクオリファイを目指すQSトップサーファー達がハイパフォーマンスを披露した。

コーチとして手腕を振るう元世界No.2のブラッド・ガーラック(USA)は、4メン・プライオリティーを解説するためにクラウド9で実際に自分で経験することなど、幾つかの目的を持ってフィリピン入りしたようだ。
レイト・ドロップからのディープ・チューブ・ライドでは、オープニング・ラウンドのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア8.17を記録した。
「僕がQSイベントに最後に出場したのは90年代だったと思う。」と、ガーラックは言った。
「あの波は、自分が年取ってスローじゃなかったらエクセレント・スコアになっていたかったと思うよ。スーパー・レイトになったお陰だね。もっと早くテイクオフしていたら、あんな深いチューブにはならなかった。このイベントの自分のメインの目的は、4メン・プライオリティーでサーフィンすること。自分の生徒に伝えるために、それをよりよく理解することなんだ。初心者には思われたくなかったから、高得点を出せて嬉しかったよ。」
今日コンペティションに復帰して、エクセレントな8.17でキックオフしたブラッド・ガーラックだったが、ラウンド2では惜しくも3位で敗退となった。

そして、今回のイベントには、多くの日本人選手がエントリー。大会初日はラウンド1のH3に中塩裕貴、 H8に川俣海徳、ラウンド2のH7に粟田海が登場するも3名ともラウンドアップならず。
大会2日目は、ラウンド2H10森友ニ、H13都筑百斗、H4太田拓杜、トップシードのラウンド3には、H3西慶司郎、H4大橋海人、野呂海利、H5にインドネシアの和井田理央、 H8仲村拓久未、H10田中大貴、H11ハワイから喜納海人、H12アメリカから小林桂、H13加藤嵐、H15西修司、H16松下諒大がクレジット。
このイベントは、オフィシャルサイトでライブ中継も予定。日本と現地の時差は1時間。世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1946/siargao-cloud-9-surfing-cup