大原洋人はラウンド4進出ならず。QS10,000「バリート・プロ PRES. BY BILLABONG」大会3日目

大原洋人 WSL / Kelly Cestari

2017 Ballito Pro Highlights: Airs Score Big as Brazilians Take Ballito by Storm

 

ウィラード・ビーチ、バリート、クワズル-ナタール/サウス・アフリカ(2017年7月5日水曜日)今シーズン初のQSイベント最高レベルとなる【QS 10,000】「バリート・プロ PRES. BY BILLABONG」は大会3日目。

 

本日はラウンド2のヒート14から再開。ラウンド3へ突入しヒート2までが終了した。

 

大原洋人 WSL / Kelly Cestari
大原洋人 WSL / Kelly Cestari

 

日本人として唯一、ラウンド3に勝ち進んだ大原洋人は、ヒート1で南アフリカ期待の新人であるマイケル・フェブラリー、フランスのチャーリー・マーティン、ブラジルの元CTサーファーであるアレホ・ムニーツと対戦。

 

アレホ・ムニーツ WSL / Kelly Cestari
アレホ・ムニーツ WSL / Kelly Cestari

 

ヒートはパワフルなブラジリアンのアレホ・モニーツがフォアハンドのビッグターンで7.83の高得点で開始。それに対して大原洋人もテイクオフ直後から波のパワーを最大限に利用した高速ターンで弧を描き、深いトラックを刻みながらインサイドまでメイク。ファーストライドで7.00をスコアする好スタートを切る。

 

マイケル・フェブラリー WSL / Kelly Cestari
マイケル・フェブラリー WSL / Kelly Cestari

 

じっくり波を待っていた地元南アフリカの新鋭であるマイケル・フェブラリーは高さのあるエアリバースをメイクして、8.83をスコア。続けて長身を活かしたビッグマニューバーで得点を稼ぎトップに躍り出た。

 

残り時間10分を切り、バックアップを探し続けていた大原洋人。ニード7.17で4位と追い込まれていた。アレホは再びパワーハックでトップを奪い返す。

 

そして、ファーストプライオリティーを持って波を待った大原洋人の前にはセットは入らず。最後にスコア・ポテンシャルの波が入ってくれれば大逆転との願いもむなしく、終了ホーンが鳴り、惜しくもラウンド3で4位敗退となった。

 

現在QSランキング3位の大原洋人は、今回のイベントを37位でフィニッシュ。1000ポイントと賞金1,600ドルを獲得した。今シーズン初のビッグイベントを戦い終え、更に頂を目指す大原洋人は次に繋がる手応えは感じられたはず。

 

一方でQS世界ランキング・トップのジェシー・メンデスはこのラウンドを勝ち上がった。その他のQS上位の選手の動向も気になるところ。今回のイベントが終了した時に大きく順位が動くことは間違いなさそうだ。

 

世界を目指し戦い続ける彼らにエールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

現在の日本と南アフリカとの時差は7時間。

 

 

【QS 10,000】バリート・プロ
7月03日-09日
バリート、クワズル-ナタール、サウス・アフリカ

 

オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1887/ballito-pro

http://theballitopro.com/