バハ・カリフォルニアのサン・ホセ・デル・カボで開催中のWSLウイメンズQS6000イベント「Los Cabos Open of Surf(ロス・カボス・オープン・オブ・サーフィン)」は大会2日目。本日もソリッドなスウェルを利用し、ラウンド4までが終了。また女子のプロジュニアもスタート。
本日はラウンド4からトップシード選手が登場。チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーが、 3-5フィートのジッパーズでどのようなサーフィンを披露するのか。QSエリートたちは、CTサーファーにどこまで喰らい付くのか注目された。
今回のイベントで注目の的である、タティアナ・ウエストン-ウェッブは、恐るべきバックハンドを披露。圧倒的な勝利を収めた。「この波は本当にファンで、女の子たちは本当に良いサーフィンをしていて、私はインスパイアされています。」と、ウエストン-ウェッブは言った。
「CTで、ステフ[ギルモア]やカリッサ[ムーア]のような選手とサーフィンをしていることは本当に天の恵みのようなもの。彼女たちとサーフィンをすることで絶えずレベルが上がっていくんです。」
現在、CTのトップ10圏内にいるキーリー・アンドリュー(AUS)もエクセレントな 8.77をスコアして、ラウンド5に進出。
元CTコンペティターでQSベテラン34才のクレア・ベヴィラックァは、昨日のラウンド3でのチャージ、さらに磨きのかかったパフォーマンスを披露。キャロライン・マークスとともに、イベント・チャンピオンのニッキ・ヴァン・ダイクを下した。
14才とは思えない落ち着いた試合運びで、圧倒的なバックハンドを見せて勝ち上がる
CTをリクオリファイできずに、今シーズンQSイベントをフォローしているビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)
本日の日本人サーファーたちは、ラウンド3からH9に野呂玲花、H11に西元エミリーがクレジット。じっくりと波を待った野呂玲花は、インサイドのビッグリエントリーのワンマニューバーで4.67をスコア。1ライドで2位につけていたがヒート終盤に、対戦相手のスペンサーがバックハンドでエクセレントをスコアしてトップへ。僅差ながら4位と追い込まれた野呂玲花は、ヒート終了寸前のラストウェイブで逆転し、2位でラウンドアップ。
西元エミリーは、スタートからグッドセットを掴み、バックハンドのビッグリエントリーで4.27をスコア。残り時間10分を切って優先権を使いセットをつかんだ西元は4.43をスコアしてトップへ。テレサ・ボンヴァロに逆転されるも2位でラウンドアップを決めた。
トップシードのラウンド4のH5にはハワイから前田マヒナも出場。H6の大村奈央は、ローラ・エネバーAUS、ビアンカ・ブイティンダッグZAF、レイチェル・プレスティUSAという強豪と対戦。大村はビアンカに続き2位でヒート前半を折り返すも、各選手が高得点をマークして一気に4位となり、決め手となる波を掴めず敗退。
野呂玲花は、アリッサ・クイゾンHAW、ペイジ・ハレブNZL、ブリアナ・コープHAWと対戦。ヒート終盤に優先権を使って、セットの波でバックハンドでチャージ。4.83をスコアした野呂玲花だったが惜しくもここで敗退となった。
ラウンド4でココ・ホー、ドミニク・バロナ、アリッサ・ロックと対戦した西元エミリー。ヒート後半にソリッドなバックハンドサーフィンで5.83、4.00を連続してスコアして2位に浮上。しかし4位だったココがソリッドなビッグターン2発で7.87をスコアしてトップへ。残り時間5分で4位を強いられる西元。そのままタイムアップで惜しくも敗退となった。
また同時開催の女子ジュニアでは西元ジュリが勝ち残っている。
世界を目指して戦い続ける彼女たちにエールを送りたい。頑張れ!日本!
ネクストコールは、現地時間の 2017年6月7日6時30分、日本時間の 2016年6月7日22時30分です。
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