ブラジルで熱い戦いを繰り広げる、WSLの男女トップ・アスリート達が、オリンピックに対する思いを語った。

2014WSLチャンピオン・ガブリエル・メディーナ(BRA)Credit: © WSL / Poullenot

 

昨年2016年の8月、東京オリンピック2020の追加種目にサーフィンが決まったのは、現在WSL-CT第4戦「Oi リオ・プロ presented by Corona」が開催中のブラジルだ。世界のトッププロが所属するWSL(ワールド・サーフ・リーグ)のトップ・アスリート達が、そのオリンピックで行われサーフィンに対する思いを語った。

 

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)

 

「オリンピックに参加することは、非常にエキサイティングなことです。」と、フローレンスは言った。「オリンピックは最大のスポーツ・イベントの一つですからね。いつもとは違うイベントに参加することで、違うアスリートから学ぶことのできる素晴らしいチャンスだと思います。僕は、2020年に自分の国を代表し出場したいです。」

 

ステファニー・ギルモア(AUS)

 

「子供の頃、オリンピックに行きたかったんです。」と、ギルモアは言った。「キャシー・フリーマン(オーストラリア・クイーンズランド州生まれの元陸上競技選手)がシドニーオリンピックで金メダルを獲得するのを見て、それにインスパイヤーされました。本当に槍投げとか、円盤投げとか、何でもいいからオリンピックに行きたかったんです。でも今は、サーフィンでそのチャンスをつかみました。チームの一員になれるといいですね。」

 

ジョディ・スミス(ZAF)

 

「サーフィンがオリンピック種目となることはサーフィンというスポーツにとって素晴らしいことだと思います。」と、スミスは言った。「僕は、それが自分の生涯で起こるとは思わなかった 。サーフィンに対して出来るだけ良い印象を与えたい。僕たちはそれをやり遂げることができると思う。そこに世界最高のサーファーがいないのは、本当のオリンピック・ゲームではないと思う。オリンピックはベストである必要があり、それが金メダルの価値を上げるのです。」

 

コートニー・コンローグ(USA)

 

「正直言って、オリンピックにベスト・アスリートが出るか出ないかが、成功を左右すると私は思います。」と、コンローグは言った。「私たちはサーフィンがオリンピックになることを長い間忍耐強く待っていたんです。それがショーケース・サーフィンにとって重要なことなのです。」

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)

 

2020年の東京オリンピックにサーフィンが追加されたことは、僕にとって多くを意味しています。」と、メディーナは言った。「まだ、どのように選考されるかわかりませんが、自分の国の代表になれればと思います。それは自分の夢です。良い波と最高のサーファーでやることが本当に重要ですね。できる限りいい方法で素晴らしい波とショーケース・サーフィンを手に入れたいです。」

 

カノア五十嵐(USA)

 

「オリンピックは、サーフィンに起こる最大の出来事です」と、五十嵐は言った。「それは、サーフィンというスポーツにとって素晴らしいチャンスです。日本でサーフィンは本当に賞賛されていて、2020年のオリンピックは世界最高峰のサーファー達にとって、母国を代表し、その文化を披露する素晴らしいチャンスであると思います。」

 

ミック・ファニング(AUS)

 

「素晴らしいと思う。」と、ファニングは言った。「近年サーフィンは、世界的なスポーツだからね。世界の至る所の人々がサーフィンをしている。そして、海のない国の人も波を見つけているからね。若い選手が金メダルをかけて戦う姿を見るのはすごく楽しみ。僕はアームチェアに座ってポンポン持ってオーストラリアを応援するよ。」

 

WSL代理コミッショナーのレナート・ヒッケル

 

WSL代理コミッショナーのレナート・ヒッケルは、日本のオリンピック・ゲームへサーフィンが追加されて、リーグのサポートを重ねて強調した。

 

「WSLは、2020のゲームへのサーフィン加入にエキサイトしている」と、ヒッケルは言った。「それはサーフィンにとって重要なお披露目の場で、最高のサーファー、最高の波、フォーマット、ジャッジなどで、サーフィンができるだけ良い印象を与えられることを期待している。2020を越えて、私達はサーフィンとオリンピックに将来待ち受けていることに興奮している。」

 

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1854/oi-rio-pro