現地時間2017年4月13日木曜日:カリブ海に浮かぶバルバドスのセント・マイケル、ドリル・ホール・ビーチで開催中のWSL-QS3000「バルバドス・サーフ・プロ」は大会3日目。昨日に続きクリーンなコンディションで、男子ラウンド3と女子のラウンド3が行われた。
ラウンド3からはトップシードが登場。キアヌ・アシン、アレックス・リベイロといった元CTサーファーをはじめ、トップサーファーが勝ち上がり、CT予備軍のエヴァン・ガイゼルマンは、圧倒的なフルローテーションを決めて、パーフェクトにちかい9.87をスコアしてラウンドアップを決めた。
本日は今回好調にラウンドアップを続ける田中大貴がと西修司が、それぞれH10とH11に。そしてラウンド3から登場の大原洋人がH12 、H15には仲村拓久未が登場した。
バルバドスの波とマッチしたサーフィンを見せる田中大貴がH10に登場。ファーストライドで4.83をスコアした田中大貴は、優先権を持ってスコアリング・ウェイブを待ち続けた。そして残り5分を切って5.57をスコアして逆転に成功。ヒートスコア10.40で2位でラウンドアップ。
H11 の西修司のヒートは、パワーハウスのウィスリー・ダンタンスとノミ・ミニョという、ふたりのレフトハンダーが圧倒的なサーフィンを見せてリード。西は昨日までのシャープなサーフィンが見られないまま4位で敗退となった。
ラウンド3から参戦の大原洋人がH12に登場。オープニングライドから期待通りのパフォーマンスを見せ、バックハンドのカーヴィングターンとビッグリエントリーで7.17という高得点をマーク。素晴らしいスタートを見せた。
そして、優先権を持って待ち続けたグッドセットをキャッチ。クリティカルなセクションでスピーディーなバックハンドターンを繰り出して、7.83をスコア。ヒートスコア15.00として、大逆転でトップのポジションへ。マイケル・ダンフィーの追い上げを振り切り1位でラウンドアップを決めた。
「先月までのオーストラリア・レッグで3,550ポイントをゲットしたので、ここでもう一つファイナルを決めて、バックアップしたいです。」と、大原は言った。
「3、4年前、日本のサーファーは、コンテストに参加するために世界を旅していました。しかし今は自分を含むたくさんのサーファーがイベントで優勝すること、トップ50に入ることや、CTクオリファイを目標にして、世界に挑戦しています。我々はより良い結果を出すために互いにプッシュし合って、結果を出すために努力しているんです。」
H15の仲村拓久未は、アレックス・リベイロ、ミゲール・トゥデラ、タナー・ヘンドリクソンという強豪と対戦。ヒートはリベイロがエクセレントの8.33で開始。仲村はバックハンドでアベレージスコアを2本まとめて2位をキープ。
しかしヒート終盤にヘンドリクソンに逆転され3位を強いられる仲村。残り5分。4位を強いられニード7.20で優先権を持って、波を待った仲村がグッドレフトを掴むも5.00と届かず。惜しくも4位敗退となった。
女子もトップシードが登場するラウンド3に突入。H4に大村奈央、H5に田代凪沙、ハワイの前田マヒナも登場。
大村奈央のヒートは、マークスとアンダーソンがスタートから激しくチャージ。大村もバックハンドでマニューバーを描き、2本のアベレージで11.57のヒートスコアで3位につける。しかしニード8.24と前半から大差をつけられた大村。後半に入り6.73をスコアして、その差を少しづつ縮めていく。最後は優先権を持って逆転できる波を待ったがそのままタイムアップ。3位で敗退となった。
田代凪沙のヒートは、ページ・ハレブとブリッサ・ヘネシーがヒートを終始リード。前半はコンビネーションに追い込まれた田代だったが、残り時間10分を切って、オープンフェイスの波を捕まえバックハンドで4.60をスコア。さらにビッグセットで6.90を叩き出して、その差を縮めたが、惜しくも4位で敗退となった。
明日のラウンド4にはH1に新井洋人、H6に大原洋人と田中大貴が同じヒートに登場する。
ネクストコールは現地時間7時30分で8時スタート予定。日本とバルバドスとの時差は、マルティニークと同じ13時間。世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
現地時間の8時0分 は日本時間の21時0分です。
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