ガブリエル・メディーナ(BRA)がフィジープロで今シーズン初優勝。ランキング2位へ浮上

ガブリエル・メディーナ(BRA)がフィジープロで今シーズン初優勝。ランキング2位へ浮上 


今季初優勝のガブリエル・メディーナ(BRA)PHOTO: © WSL/ Sloane

 

タヴァルア、フィジー(2016年6月17日金曜日)WSLチャンピオンシップ・ツアー第5戦「フィジー・プロ」が終了。2014WSLチャンピオンであるガブリエル・メディーナ(BRA)は今日、ソリッド10~12フィートのコンディションとなった、世界に名高いクラウドブレイクでカレント・ジープWSLランク第1位のマット・ウィルキンソン(AUS)を下し、フィジー・プロで圧倒的な勝利を手にした。

 

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Finals Recap: Medina’s Domination

 

 

今シーズン最大のコンディションがセットされたファイナルデイ。スウェルがサイズアップを続ける中、ファイナリストの二名は、スローなスタートとなったファイナルの中で各々に自分のポジションを見つけ、ポジションについた。

 

PHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

メディーナは完全にナビゲートされたチューブライドで、 7.33と8.27という2つハイポイントを連続スコアウィルキンソンをコンビネーション・シチュエーションに追い込んだ。

 

ウィルキンソンは、そのチャレンジング・コンディションでリズムを見つけることが出来ず、メディーナは昨年の10月ぶりのエリートツアー優勝を手に入れた。

 

メディーナ PHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

「信じられない感じですね。本当に最高です。」と、メディーナが言った。「僕は神と自分のファミリーに感謝したい。クレイジーな一週間でした。僕たちは、この波を待ち続けていたんです。そして、やっとそれを手に入れることが出来ました。

 

このうねりはデカくて、我々はたくさんのバレルをゲットしました。それは信じ難いイベントでしたね。最高にハッピーです。」

 

今日の勝利でメディーナは、WSLジープ・リーダーボードで第2位のポジションまでジャンプアップ。シーズン後半戦を素晴しいポジションでスタートする。

 

メディーナとウィルコは同じチームで仲良しPHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

「僕はいま本当に疲れ切っていますが、ファイナルが絶対にタフになると思っていたので、自分のエネルギーをセーブしていたんです。」と、メディーナが続けた。

 

「ウィルコ(マット・ウィルキンソン)は今年のファースト・イベントから凄いサーフィンをしています。誰が彼を止めることができるか僕には分からない。コレは彼にとって今年3度目のファイナル。僕は彼とファイナルを戦えて本当にハッピーでした。」

 


今季3度目のファイナル進出を果たしたウィルキンソンはリードを広げる。

マット・ウィルキンソン PHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

ゴールド・コースト、ベルズビーチに続き、今シーズン3度目のファイナル進出を果たしたウィルキンソン。今日の第2位でのフィニッシュは、WSLジープ・ランキングにおけるウィルキンソンのリードを強化する。

 

そして、彼は威圧的な32,500ポイントを獲得、2位以下に8500ポイント差を保ったまま、次戦であるJベイ・オープンで艶やかな黄色のリーダージャージーを身に付けてパドルアウトする。

 

マット・ウィルキンソン PHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

「第2位になれて本当に最高です。」と、ウィルキンソンが言った。

 

「あのファイナルは、とてもタフだった。シーズンも前半戦が終わり、こんな素晴しいスタートになるなんて夢にも思わなかったですね。みんな、明らかに自分を追いかけている感じで、加速装置をオフにしている場合ではない。次のJベイは集中していくつもり。その準備は出来ています。」

 

エイドリアン・バカン(AUS)PHOTO: © WSL/ Sloane

 

エイドリアン・バカン(AUS)は、クオーターファイナルで3-タイムWSLチャンピオンのミック・ファニング(AUS)を破ったが、ウィルキンソンによってセミファイナルで敗退となった。

 

バカンの第3位は、2016年の彼のベスト結果であると同時に、2015年のジェフリーズ・ベイ以来のセミファイナル進出。ジープ・リーダーボード第15位から第7位へジャンプアップした。

 

ファニングのクオーターファイナル進出は彼に第5位のポジションをもたらし、ジープ・リーダーボード第16位のランキングをキープした。

 

「信じられないイベントだった」と、ファニングが言った。「タジのファイナルCTを祝って、誕生日もやって、最高の波で終了、素晴しい時間を過ごすことのできたスペシャル・イベントになった。すべてのサポートを感謝して、ふたたびジェフリーズ・ベイでみんなに会いたいね。」

 

ケリーはセミファイナル進出 PHOTO: © WSL/ Sloane

 

2015年のジェフリーズ・ベイ以来のセミファイナル進出は、今シーズン最悪のスタートを切ったスレーターにとって、素晴しい結果となった。

 

そのヒートでスレーターは強力なオープニング・ライドをメディーナとチャージ。しかしメディーナにリードを奪われながらヒート終盤、スレータに逆転のチャンスが訪れたが、メディーナはプライオリティーを利用しフィジーで4回優勝経験のあるスレーターをブロックして、ファイナルへ勝ち上がった。それでもスレーターは、ジープ・リーダーボード第26位へアップ。

 

スレーターとメディーナ PHOTO: © WSL/ Sloane

 

 

「このコンテストでは良いサーフィンが出来たので満足だよ。」と、スレーターが言った。

 

「再び自分の脳の中のコンピューターが働き始めたような感じだったけど、あのヒートではウイルスに感染したって感じだね。恐らく自分のピークが少し早かった。ガブリエル(メディーナ)は、それを正しい方法でやったんだと思う。自分はチャンスがあったのに、3、4回ミスをしたんだ。Jベイを楽しみにしているよ。」

 

2016年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアーのネクスト・ストップは、2016年7月6日 ― 17日までサウス・アフリカで開催される「Jベイ・オープン」となる。

 

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1443/fiji-pro

 

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4 – 6フィートのクラウドブレイクでWSL-CT第5戦「フィジー・プロ」がスタート。

 

フィジー・プロ・ファイナル結果:
優勝:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.60
第2位:マット・ウィルキンソン(AUS)6.34

 

フィジー・プロ・セミファイナル結果:
SF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.67 def.ケリー・スレーター(USA)12.03
SF 2:マット・ウィルキンソン(AUS)13.33 def.エイドリアン・バカン(AUS)12.00

 

フィジー・プロ・クオーターファイナル結果:
QF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)10.86 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)8.83
QF 2:ケリー・スレーター(USA)18.70 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)9.40
QF 3:エイドリアン・バカン(AUS)14.60 def.ミック・ファニング(AUS)13.40
QF 4:マット・ウィルキンソン(AUS)14.63 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)10.93

 

WSLジープ・リーダーボード・トップ5(フィジー・プロ後):
マット・ウィルキンソン(AUS)32,500pt
ガブリエル・メディーナ(BRA)24,000pt
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)23,900pt
イタロ・フェレイラ(BRA)20,500pt
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)20,400pt