Final Day Highlights – Quiksilver & Roxy Pro Gold Coast 2017
クーランガッタ、クイーンズランド/AUS(2017年3月19日日曜日)今シーズンのWSL男女チャンピオンシップ・ツアー開幕戦となる「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」が終了。
オーウェン・ライト(AUS)とステファニー・ギルモア(AUS)は今日、4~6フィートのコンディションとなったスナッパー・ロックスにおいて、WSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)のオープニング・ストップで勝利を勝ちとった。
ライトは今日、サーフィン史上最も感動的なカムバックを見せ、親友でチームメイトのマット・ウィルキンソン(AUS)を破り、3度目のCT優勝を果たした。
2015年にハワイ・オアフ島ノースショアで負った、復活さえ危ぶまれるほどの外傷性脳損傷により、ライトは2016年のシーズンの全試合を欠場に追い込まれた。そして、2017年の怪我人に対するワイルドカードが与えられて、このクイックシルバー・プロが彼にとってチャンピオンシップ・ツアー復帰第1戦となったのだ。
2月の初めは、まだ診察を受けていて、今年に疑問が残っていたんです。
ライトにとって、この勝利は、ゴールド・コーストにおける過去最高成績となり、ジープ・リーダーボード上で彼をトップ・スポットを押し上げた。
「2月の初めは、まだ診療室を受けていて、今年に疑問が残っていたんです。」と、ライトは言った。
「僕はコンペティションに戻るため、すべての恐怖に立ち向かったんです。自分がサーフィンに戻るために、克服しなければならない、たくさんの恐怖があった。妻と生まれたばかりの子供を含む家族と友人たちのサポートなしでは、絶対に乗り越えられなかったと思います。」と、ライトは言った。
Your new @jeep rankings leader @RealOwenWright 🏆 #QuikPro #GoldCoast #ItTakesATour #WelcomeBackOwen pic.twitter.com/QDi7ugB8Zp
— World Surf League (@wsl) 2017年3月19日
クイックシルバー・プロのファイナルは、グーフィーフッター同士による、バックハンドのスリルに富んだ激しいバトルとなり、ライトがウィルキンソンを下した。両者とも甲乙つけがたい激しいバトルとなったが、パワフルなバックハンド・スナップでエクセレントの8.33と6.33で勝利を勝ちとったのはライトだった。
惜しくも2位となった、昨年のイベントチャンピオンであるマット・ウィルキンソン。ワールド・チャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)とジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を下して、ファイナルまで勝ち上がった。
「ここで2度目のファイナルを戦えて夢のようです。」と、ウィルキンソンは言った。「僕は確かに勝ちたかったけど、オーウェン[ライト]には今週5回も泣かされた。去年、彼と会うのは最高に辛かった。このイベントに彼が参加していることが信じられない感じだった。それが優勝だなんて本当に素晴らしいよ。彼にはインスパイアされた。カムバックして優勝するなんて、夢を見ているようで現実に起こっていることとは思えない。」
2016年のWSLチャンピオンであるフローレンスは、第2位となったウィルキンソンに0.40の僅差でセミファイナル敗退となった。とはいえ、フローレンスにとって第3位でのフィニッシュは、ゴールド・コーストにおける彼のベストリザルトで、チャンピオンシップ・ツアー・シーズン開始としては、過去最高のものとなった。
「あのようなヒートで違ったことをやれるのは、そう多くはないですね。」と、フローレンスが言った。「昨年の開幕戦でスチュアート・ケネディとのヒートでも、同じように最後に逆転されたんですよ。でも第3位のポジションは、スナッパーにおける僕のベスト結果なので嬉しいです。これから長いシーズンです。何でも起こり得る。ワクワクしますよ。早くマーガレット・リヴァーに向かって、みんなが着く前にバレルを沢山味わうつもりです。」
6度のWSLチャンピオンであるステファニー・ギルモア(AUS)は、ファイナルでレイキー・ピーターソン(USA)を下し、6回目のロキシー・プロ・タイトルを勝ちとった。今日の優勝は、ギルモアにとって25回目のCT優勝で、2014年のカスカイス・ウイメンズプロ以来の勝利である。
「信じられませんね。あのトロフィを掲げる日をずっと思い浮かべていました。」と、ギルモアは言った。「レイキー[ピーターソン]とのファイナルは、とてもハードでした。みんなからのサポートがあって本当にハッピーです。ホームでの優勝に勝るものはありませんからね。」
ギルモアは、クォーターファイナルでパーフェクトな10ポイント・ライドで3度のWSLチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)を下し、セミファイナルでサリー・フィッツギボンズ(AUS)を下して、ファイナル進出を決めた。
「イエロー・ジャージ(ランキング1位の選手のみが着用できる)はご無沙汰していたので、ちょっとドキドキしますね。」と、ギルモアは続けた。
「再びイベントで優勝できることは本当に素晴らしかったです。そして、勝つことは本当に報われると感じます。先は長いですが、もう一つのワールド・タイトルを獲得したい。この世で最も素晴らしい場所での勝利は、世界で最も素晴らしいフィーリングです 。」
元日本チャンピオンである柄沢明美の長男で、2017CTルーキーのコナー・オリアリー(AUS)は、クォーターファイナルでオーウェン・ライトとのソリッドなバトルを繰り広げた。スローなスタートのヒートとなったが、終盤に両者ともグッドスコアをマーク。ラストウェイブでライトが逆転して勝ち上がった。
今回のイベントでは唯一のルーキーとしてクオータファイナル進出を果たしたオリアリー。素晴らしいルーキー・オブ・ザ・イヤー・キャンペーンのスタートとなった。コナー・オリアリーは、ランキング5位で次のイベントであるマーガレット・リバーに向かう。
2017WSLチャンピオンシップ・ツアーの第2戦は、3月29日から4月9日までウェスタンオーストラリアで開催される、「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」である。
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1800/quiksilver-pro-gold-coast
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wct/1801/roxy-pro-gold-coast
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:オーウェン・ライト(AUS)14.66
2位:マット・ウィルキンソン(AUS)13.50
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果
SF 1:マット・ウィルキンソン(AUS)15.90 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15.50
SF 2:オーウェン・ライト(AUS)15.74 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)10.44
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・クォーターファイナル結果
QF 1:マット・ウィルキンソン(AUS)15.00 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)12.37
QF 2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.86 def.イタロ・フェレイラ(BRA)12.33
QF 3:オーウェン・ライト(AUS)13.00 def.コナー・オリアリー(AUS)11.76
QF 4:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.34 def.ケリー・スレーター(USA)13.83
2017WSLメンズ・ジープ・リーダーボード(クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト後):
1-オーウェン・ライト(AUS)10,000pt
2-マット・ウィルキンソン(AUS)8,000pt
3-ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)6,500pt
3-ガブリエル・メディーナ(BRA)6,500pt
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:ステファニー・ギルモア(AUS)16.60
2位:レイキー・ピーターソン(USA)12.66
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果
SF 1:レイキー・ピーターソン(USA)18.60 def.ジョアン・ディフェィ(FRA)13.70
SF 2:ステファニー・ギルモア(AUS)16.27 def.サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.86
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・クォーターファイナル結果
QF 1:ジョアン・ディフェィ(FRA)13.44 def.ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)9.50
QF 2:レイキー・ピーターソン(USA)17.10 def.タイラー・ライト(AUS)9.93
QF 3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.00 def.キーリー・アンドリュー(AUS)13.63
QF 4:ステファニー・ギルモア(AUS)17.50 def.カリッサ・ムーア(HAW)13.83
2017WSLウイメンズのジープ・リーダーボード(ロキシー・プロ・ゴールド・コースト後)
1-ステファニー・ギルモア(AUS)10,000pt
2-レイキー・ピーターソン(USA)8,000pt
3-ジョアン・ディフェィ(FRA)6,500pt
3-サリー・フィッツギボンズ(AUS)6,500pt