オーウェン・ライトがファニング下す。ルーキーのコナーがQF進出。男女8強決定。クイックシルバープロ

ルーキーのコナー・オリアリー。初CTでQF進出© WSL / Sloane

クーランガッタ、クイーンズランド/AUS(2017年3月18日土曜日)今シーズンのWSL男女チャンピオンシップ・ツアー開幕戦となる「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」大会4日目。

 

 

昨日に引き続き3~5フィートの素晴らしいコンディションとなったスナッパー・ロックスで、男子はメンズ・ラウンド3、4、5まで。女子は、ラウンド4までが終了し、明日のファイナルデイを前に男女ベスト8が決定した。

 

 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はQFでイタロ・フェレイラ(BRA)と対戦。© WSL / Cestari
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はQFでイタロ・フェレイラ(BRA)と対戦。© WSL / Cestari

 

WSLチャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、スナッパー・ロックスで彼の流れを続け、ラウンド4のヒートを勝ち取り、準々決勝へのチケットを手に入れた。

 

 

フローレンスは、ヒート2で2012WSLチャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)とイタロ・フェレイラ(BRA)を下した。

 

「あのヒートの前に風が吹き始めて、波の面を乱してコンディションは非常にトリッキーになってしまいました。」と、フローレンスは言った。

 

「そんな中で、オープン・フェイスを見つけ出して、自分が思うようなターンをするのは本当に難しかった。敗者のないラウンド4はいつも良い感じでやれるんです。クオータファイナル進出は良い気分です。」

 

今回調子の良いイタロ・フェレイラ(BRA) © WSL / Cestari
今回調子の良いイタロ・フェレイラ(BRA) © WSL / Cestari

 

ラウンド5を強いられたジョエル・パーキンソン(AUS)とイタロ・フェレイラ(BRA)昨日パーフェクト10を叩き出したフェレイラは、今日も殺人的な破壊力を見せるバックハンドでコロへアンディーノ(USA)を下し、クオーターファイナル進出。

 

自分のホームブレイクで水を得た魚のようなサーフィンを見せている、2012WSLチャンピオンのパーキンソンは、R5でも2つのエクセレント8ポイント・ライドを決め、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)をコンビネーション・シチュエーションに追い込んで圧勝した。

 

ホームブレイクでパーワー炸裂!ジョエル・パーキンソン(AUS) © WSL / Cestari
ホームブレイクでパワー炸裂!ジョエル・パーキンソン(AUS) © WSL / Cestari

 

「これらのコンディションでは、ウェイブ・セレクションが鍵になる」と、パーキンソンは言った。「これはスナッパーにとって最悪の風。良い波はヒートの中で2、3本のみ。その2本を手に入れてラッキーだった。エイドリアーノ[デ・スーザ]は常に破るのはハードな男。勝てて本当に嬉しいです。」

 

バックハンドが炸裂するオーウェン・ライト(AUS)© WSL / Sloane
バックハンドが炸裂するオーウェン・ライト(AUS)© WSL / Sloane

 

オーウェン・ライト(AUS)は、ラウンド3での激しいバトルの末、親友でチームメイトである3度のWSLチャンピオン・ミック・ファニング(AUS)を下し、怪我からの復活をアピールし続けた。

 

 

そして、ライトはラウンド5でコナー・コフィン(USA)を下してクオーターファイナル進出が決定。そこでライトは2017CTルーキーのコナー・オリアリー(AUS)と戦うこととなる。

 

「多くの異なるコンディションでサーフィンをしなければならなかった。」と、ライトは言った。「自分のファースト・ヒートは感動的でした。あそこから回復したことは凄いことです。僕は今日3ヒートをサーフィンしましたけど、まだヒートを戦えたように感じます。」

僅差でライトに敗れたファニング© WSL / Sloane
僅差でライトに敗れたファニング© WSL / Sloane

 

「ほろ苦い、苦しくも楽しくもあるヒートだった。」と、ファニングが言った。「しかし、あの素晴らしいフォームのオーウェン[ライト]が戻ってきて信じられない気分だよ。我々は彼がどこまで回復しているのかは、決してわからなかった。彼は、ただ我々を興奮させてくれた。たとえ自分が負けても、勝ったように感じた。僕は、彼に最高にストークしているよ。」

 

ルーキーのコナー・オリアリー。初CTでQF進出© WSL / Sloane
ルーキーのコナー・オリアリー。初CTでQF進出© WSL / Sloane

 

2017CTルーキーのコナー・オリアリー(AUS)のラウンド4でのトップシード選手のスミスとライトに対する勝利は、コンペティションに衝撃を与えた。オリアリーはこのイベントに勝ち上がっている最後のルーキーで、ライトと準々決勝でリマッチする。

 

「自分にとって初めてのシーズンで、ラウンド4を勝ち上がれるなんて言葉も出ません。」と、オリアリーは言った。「今日の午後に体を休ませることができるのは、クオータファイナル前としては完璧ですね。本当に勝ち上がれて最高です。」

 

2017WSLルーキーのコナー・オリアリーは、初のCTイベントで準々決勝で進出。同じグーフィーフッターのオーウェン・ライト(AUS)と対決する。

 

 

昨日のひざは大丈夫だというメディーナ。© WSL / Cestari
昨日のひざは大丈夫だというメディーナ。© WSL / Cestari

 

2014WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)もラウンド4を1位通過でベスト8進出を決めた。ラウンド3で見せた19.00のヒート・トータルが物語るように今回の彼には勢いがある。

 

「ひざは良い感じです」と、メディーナは言った。「今朝は今シーズンが終わってしまったかと思って悲しい気持ちでした。治療をしてもらったドクターにお礼を言いたいです。」と、コメント。

 

 

イベント主催者は、明日現地時間で午前7時00分に再びファーストコールする。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1800/quiksilver-pro-gold-coast

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wct/1801/roxy-pro-gold-coast

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド3結果
ヒート8:オーウェン・ライト(AUS)15.10 def.ミック・ファニング(AUS)15.00
ヒート9:コナー・オリアリー(AUS)14.93 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)14.70
ヒート10:ケリー・スレーター(USA)14.90 def.フレデリコ・モライス(PRT)11.17
ヒート11:コナー・コフィン(USA)14.33 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)14.20
ヒート12:ガブリエル・メディーナ(BRA)19.00 def.イアン・ゴウベイア(BRA)14.56

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド4結果
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)17.07、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)14.97、コロへアンディーノ(USA)8.30
ヒート2:ジョエル・パーキンソン(AUS)14.17、イタロ・フェレイラ(BRA)13.10、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)9.73
ヒート3:コナー・オリアリー(AUS)10.77、オーウェン・ライト(AUS)10.66、ジョディ・スミス(ZAF)9.77
ヒート4:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.76、ケリー・スレーター(USA)12.07、コナー・コフィン(USA)11.17

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド5結果
ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.23 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.43
ヒート2:イタロ・フェレイラ(BRA)12.80 def.コロへアンディーノ(USA)10.56
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)14.76 def.コナー・コフィン(USA)14.17
ヒート4:ケリー・スレーター(USA)14.70 def.ジョディ・スミス(ZAF)13.30

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・クォーターファイナルのマッチアップ
QF 1:マット・ウィルキンソン(AUS)対ジョエル・パーキンソン(AUS)
QF 2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対イタロ・フェレイラ(BRA)
QF 3:コナー・オリアリー(AUS)対オーウェン・ライト(AUS)
QF 4:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ケリー・スレーター(USA)

 

ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド4結果
ヒート1:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)15.67 def.ココ・ホー(HAW)14.94
ヒート2:レイキー・ピーターソン(USA)13.43 def.タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)13.17
ヒート3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)16.50 def.ブロンテ・マコーレー(AUS)11.83
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)16.40 def.コートニー・コンローグ(USA)16.33

 

ロキシー・プロ・ゴールドコースト・クォーターファイナルのマッチアップ
QF 1:ジョアン・ディフェィ(FRA)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
QF 2:タイラー・ライト(AUS)対レイキー・ピーターソン(USA)
QF 3:キーリー・アンドリュー(AUS)対サリー・フィッツギボンズ(AUS)
QF 4:カリッサ・ムーア(HAW)対ステファニー・ギルモア(AUS)