ヤゴ・ドラがQS6000のファイナルで巨大なフルローテーション・エアリバースの満点スコアで優勝

Kai Otton casually won his Round 1 Heat at the Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach © WSL / Bennett

メレウェザー、ニューカッスルNSW/AUS(2017年2月26日日曜日)WSLメンズQS6000「メートランド&ポート・スティーブンス・トヨタ・プロ」ウイメンズQS6000「アンディティ・ウイメンズプロ」は大会最終日。ヤゴ・ドラとジョアン・ディフェィが優勝した。

 

 

歴史あるニューカッスル・サーフェストとともに開催入れてきた、WSLクオリファイング・シリーズ(QS)6,000イベントは、風の影響を受けた3−4フィートのコンディションでクライマックスを迎えた。

 

ヤング・ブラジリアンのヤゴ・ドラはイベントを通して際立ったパフォーマンスを見せた。そして、ファイナルまでに彼のトレードマークであるフィン・フリー&エアリアル・サーフィンで巨大なヒート・トータルをスコアし続けた。

 

Yago Dora Wins the 2017 Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach © WSL / Bennett
Yago Dora Wins the 2017 Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach © WSL / Bennett

 

ファイナルでドラは、同じブラジリアンのジェシー・メンデスと対戦。それは2人のグーフィーフッターのエアリアル・スペシャリストによるファイアワークスだった。

 

イベント前半の早いラウンドから、ヒートではリズムを掴むため控えめなヒート展開を見せていたドラ。そして、徐々にギアを入れて爆発していった。ファイナルも例外ではなく、ビッグ・セクションでの素晴らしいエアを決めるとエクセレントな8.83のシングル・ウェイブ・スコアを獲得。

 

Yago Dora Wins the 2017 Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach © WSL / Bennett
Yago Dora Wins the 2017 Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach © WSL / Bennett

 

そして、最後にはビッグなエンド・セクションで、巨大なフルローテーション・エア・リバースをメイクして、イベント唯一のパーフェクト10ポイントをスコア。18.83というヒート・トータルは、全イベントを通しての最高得点となり、完璧なドラの独り舞台での圧勝となった。

 

Yago Dora Wins the 2017 Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach © WSL / Bennett
Yago Dora Wins the 2017 Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach © WSL / Bennett

 

「本当に僕が優勝した実感が湧かないです。」と、ドラが言った。「ジェシーとあのファイナルを戦うのは変な感じでした。最後に彼と戦ったときは、彼にやられたので、今回一つ借りを返せてよかったです。彼とは本当に良い友人なんですよ。今回のイベントはこれまでの中で最も集中したイベントでした。」

 

ドラはコンペティションでの活躍はあまり知られておらず、フリーサーフィン・ムービーで魅せるパフォーマンスが有名である。しかし、今シーズンはチャンピオンシップ・ツアー(CT)へクオリファイを目指して、QSイベントに挑む。

 

「僕は早寝していて、よく食べて、全てを真剣に取り組んできたんです。その全てが良い結果をもたらしてくれたんだと思います。ここ数日のコンディションはパーフェクトでよかったです。このままマンリーなので、この調子をキープしていきたいですね。」

 

優勝したフランスのジョアン・ディフェィ© WSL / Bennett
優勝したフランスのジョアン・ディフェィ© WSL / Bennett

 

また、ウイメンズでは、フランスのジョアン・ディフェィとニュージランドのペイジ・ハレブというダークホース同士の対戦。

 

メンズのファイナルに近いワンサイドゲームとなり、9.23のエクセレントを7.50でバックアップしたジョアン・ディフェィがヒートスコア16.73をマークして優勝。彼女は2016年にフィジー・プロで優勝しているが、今回のイベントはディフェィにとってのキャリア初のQS優勝となった。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1784/maitland-and-port-stephens-toyota-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1785/anditi-womens-pro

 

WSLのオーストラリアン・レッグは、ニューサウスウェルズ州のマンリービーチへ移動。2月27日から3月5日まで開催される WSL QS6000「オーストラリアン・オープン・オブ・サーフィン(Australian Open of Surfing)」。

 

こちらにはラウンド2から出場のカノア五十嵐をはじめ、ラウンド1には大原洋人、村上舜、新井洋人、稲葉玲王、仲村拓久未、喜納海人が出場。同時開催のWSLウイメンズQS6000「Girls Make Your Move Women’s Pro」には、ラウンド1から須田那月、田代凪沙、松田詩野、北澤麗奈、黒川日菜子、西元エミリー、ラウンド2からは前田マヒナ、野呂玲花、橋本恋が出場予定。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:

http://www.australianopenofsurfing.com/

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1787/australian-open-of-surfing

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1786/girls-make-your-move-womens-pro