カバリタ、ツイード・コーストNSW/AUS(2017年2月4日土曜日)WSLクオリファイング・シリーズ(QS)1000イベント「テルストラ・ストア・ツイード・コースト・プロ」は大会4日目。
弱いオンショア・コンディションで、女子ラウンド4、そして、男子ラウンド5と6が行われ、男子のベスト16、女子のベスト8が決定。いよいよ明日がファイナルデイとなる。
男子のラウンド5では、H4 大原洋人、H5 新井洋人、H6 仲村拓久未と田中大貴、H7 西優司、H8に小林桂が登場。
大原洋人はヒート終盤にエクセレントの8.75をスコア。7.65のバックアップ・スコアでヒートスコアを16.40とし、ダントツの1位でラウンドアップ。新井洋人はバックハンドのシャープなリエントリーでスコアを重ね、ヒート後半にスコアした7.00を5.65バックアップ。ヒートスコア12.65で2位でラウンド6へラウンドアップ。
同じヒートを戦った仲村拓久未と田中大貴。田中大貴が先制攻撃を仕掛けてヒートをリード。仲村拓久未は3位を強いられていたが、ヒート終盤にフォアハンドのビッグターンをメイクし、6.50をスコアして2位に浮上。更に5.95でバックアップを塗り替え、田中大貴、仲村拓久未がワンツーでラウンドアップ。
西優司のヒートでは、ティモティー・ビッソが圧倒的なバックハンド・サーフィンで終始リード。思うようにスコアを伸ばせず4位を強いられた西は、残り時間10分を切って4.75をスコア。更に残り時間3分を切って6.15をスコアして大逆転。ヒートスコア10.90で2位でラウンドアップを決めた。
小林桂は、ヒート前半をリード。しかし後半に入り元CT選手のミッチ・クルーズがエクセレントを含む高得点でトップへ。ヒート後半3位を強いられ追い込まれた小林桂。ニード6.01でセットのレフトでバックハンドでチャージ。6.50をスコアして逆転。2位となるも再びトーマス・チェルビに逆転され、悔しい3位敗退となった。
女子でラウンド4に勝ち上がった橋本恋は、フォアハンドのビッグターンをコンビネーションさせて6.00をスコア。更に後半に入り、3.95でバックアップを塗り替えて2位に浮上。更に橋本はヒート終盤に6.15をスコアしてトップへ。見事第1位で準々決勝に勝ち進んだ。
大原洋人、田中大貴、西優司、新井洋人、仲村拓久未がR6進出
ラウンド6のH2の大原洋人は、ヒート前半にフォアハンドのビッグ・テールスライド・スナップで6.50、5.35をスコアしてヒートをリード。しかし後半に8.25のエクセレントを持っていたジェイク・シャープがバックアップをグッドスコアに塗り替えてトップへ。
2位となった大原だったが、3位のキャンベルに残り時間10分を切って逆転されてしまう。そのまま逆転できるセットは入らず、タイムアップとなり惜しくも3位で敗退となった。
H4で同じヒートを戦った新井洋人と仲村拓久未。そのヒートは、今回好調なティモティー・ビッソとミッチ・クルーズとの激しデッドヒートとなった。ヒートは仲村がスタートから5.75、終盤に5.00を揃え、チャージを見せた。
逆にじっくりと波を待った新井洋人は、優先権を使いファーストライドからライトブレイクのビッグターンで6.40をスコア。ジリジリとスコアを重ね、更に終盤にはフォアハンドのフルローテーションをメイクして7.75をスコアした新井は、ビッソを抑えてトップでラウンドアップを決めた。
ラウンド6まで勝ち上がった田中大貴、西優司はここで惜しくも敗退。
明日は、いよいよファイナルデイ。メンズのラウンド7に勝ち上がった新井洋人は、H2でトーマス・チェルビAUS、カム・リチャーズUSA、シェーン・キャンベルAUSと対戦。
橋本恋は、クオーターファイナルのヒート4で絶好調のメイシー・キャラハンと対戦。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
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