
ノースショア、オアフ/ハワイ(2016年12月2日金曜日)トリプルクラウン第2戦となるWSL男子クオリファイング・シリーズ10,000「VANSワールド・カップ・オブ・サーフィン」は、ソリッドなノースウェスト・スウェルがオアフ島のノースショアに18フィートのサーフを提供して再開。
このイベントは、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)ファイナル・イベントであり、QS10,000という最高ランクのVANSワールド・カップでは、2017WSLサムスン・ギャラクシー・チャンピオンシップ・ツアーで戦うエリート34人のサーファーに加わるために、熾烈な戦い繰り広げられ、素晴しいサンセットらしいコンディションでラウンド2と、ラウンド3の1ヒートまでが終了した。
最高20フィートのウェイブ・フェイスのサンセット・ビーチで素晴しいパーフォマンスを見せたのは、次世代を担う若いサーファー達だった。
H13で対戦した、イベント最年少コンペティターである16才のフィン・マクギル、20才のジョシュア・モニーツ、18才のグリフィン・コラピントは、それぞれが本日の最高点を叩き出す素晴しいヒートとなった。
なかでもマクギルは30分のヒートを通してバレルをメイクし続け、8.77を7.10 でバックアップし15.87のヒートスコアで1位でラウンドアップを決めた。
「今年の夏に僕は、身長が3〜4インチ大きくなって、それでいきなりパワーが付いてビッグなサーフィンが出来るようになったんです。」と、マクギルが言った。「それでこのような素晴しいプロレベルの試合でやれるようになったんだと思います。」
「グリフィンとジョシュとは、8才の頃からNSSAで一緒に戦っていたんです。だから今日のヒートも楽しくって、みんな笑いながらパドルアウトしていたんです。NSSAヒートのようでしたね。あのヒートを勝てて最高に嬉しかったですね。」
マクギルとモニーツは、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ケリー・スレーター(USA)、ガブリエル・メディーナ(BRA)のようなトップ・アスリートが待つ、ラウンド3に勝ち進んだ。
Josh Moniz on a bomb. Photo: WSL / Cestari
スタンディング・バレルとパワフルなマニューバーを見せたトリー・マイスター(HAW)は、本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア 9.23をマーク。また、パトリック・グダスカス(USA)もダブル・オーバーヘッド・バレルとスタイリッシュなスナップで9ポイントをゲット。
タヒチのオニール・マサンとミヒマナ・ブレイも、Aフレームとなる理想的スウェル・ディレクションでパワフルなサーフィンとビッグウェイブ・テクニックを披露。
Tahitian charger O’Neill Massin. Photo: WSL / Sloane
Frederico Morais in on point on this year’s Triple Crown. Photo: WSL / Cestari
昨年のビラボン・パイプ・マスターズで骨盤を痛め、今シーズンを棒に振ったビード・ダービッジ(AUS)が今回の試合で復帰。

また、ラウンド2で村上舜はヒート12にクレジット。ブレット・シンプソンUSA、パトリック・グダスカスUSA、トム・ホイッティカーAUSといった強豪たちと対戦するも、思うような波を前半に掴めず。後半にソリッドなバックハンドを見せるも惜しくもここで敗退となった。
明日のトップシードが登場するラウンド3からはCTサーファーのカノア五十嵐も出場。
世界を目指す彼らの活躍に期待し、彼らにエールを送りたい。頑張れ!日本。
コンペティションは明日、現地時間の午前8時に、オーバーヘッド・サーフでサンセット・ビーチで再開する見込みだ。
Flawless conditions at Sunset this morning. Photo: WSL / Sloane
オフィシャルサイト:
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/vansworldcupofsurfing2016/
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1536/vans-world-cup