フローレンスとメディーナR3へ。ウィルコはレース脱落。MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル
スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル(2016年10月20日木曜日)2016年サムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアーのヨーロピアン・ファイナル・ストップとなる「Meoリップ・カール・プロ・ポルトガル」は大会2日目。ラウンド2が早朝からスタートしたものの、コンディションの悪化で中断。ウエイティングとなったが5ヒートを行うのみで本日は終了となった。
Meo Rip Curl Pro Portugal: Round Two, Heat 1
ワールドタイトルを争うのランキングトップ3の選手全員が崖っぷちのラウンド2を強いられる波乱の幕開けとなった今大会。
本日の第1ヒートには、カレントリーダーのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が、ヤング・ワイルドカードのミゲール・ブランコ(PRT)と対戦。ロー・スコアリング・ヒートのなかで、フローレンスがポルトガルでのワールドタイトル獲得に向けて、勝ち上がった。
フローレンスは、クリーンなバックハンド・チューブ・ライドとミディアム・サイズのライトハンダーでのターンで勝利を固めた。
また、タイトル争いをするワールドNo.2のガブリエル・メディーナ(BRA)は、ルーキーのライアン・キャリナン(AUS)とのクロスヒートを演じた。そしてフローレンスに続き、ラウンド3進出を決め、タイトル争いを続ける。
メディーナは、エアーを何度も試みワイプアウトを繰り返したが、スーパーチューボスのホロー・フェイスでのタイトなターンで勝ち上がった。
「本当にハードでしたね。かなり悪い波を掴んでしまって。でも幸いにも、ラウンドアップに必要なスコアを手に入れることが出来ました。」と、メディーナが言った。
「ラウンド3へ勝ち上がれて最高ですね。みんな調子が良さそうで、波もエアやバレル、ターンなど何でもありなので、自分の波を見つけてベストを尽くしたいと思います。」
一方で、カレント・ワールドNo.3のマット・ウィルキンソン(AUS)は、ジェレミー・フローレス(FRA)と対戦。フローレスは、長いフォアハンドのバレルをナビゲート。更にコミットしたフローターで、エクセレントの9.00をスコア。
17.00のヒートスコアをマークし、コンビネーション・シチュエーションに追い込んでウィルキンソンを破った。この敗退で、ウィルキンソンはWSLタイトルレースに終止符を打つこととなった。
ゴールド・コーストとベルズ・ビーチで開幕2連勝するなど、今シーズンの前半は素晴しい成績で、ランキングのトップを独走したウィルキンソンだったが、後半戦に思うように成績を伸ばせなかった。
「あのヒートは本当に残念でしたね。でも今年は最高なシーズンでした。このポジションにいられて最高に楽しかった。」と、ウィルキンソンが言った。「残り1戦あるので、そこで良い成績を残したいですね。パイプラインは大好きな場所なので。
今年は自分のキャリア最高のシーズンでした。調子が上がっているので、このペースを崩さずにワールドタイトルを狙って行きたいと思います。」
ネクストコールは現地時間の 2016年10月21日8時、日本時間の 2016年10月21日16時です。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1522/meo-rip-curl-pro-portugal
Meoリップ・カール・プロ・ポルトガル・ラウンド2:結果
ヒート1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)10.54 def.ミゲール・ブランコ(PRT)8.60
ヒート2:ガブリエル・メディーナ(BRA)9.84 def.ライアン・キャリナン(AUS)9.43
ヒート3:ジェレミー・フローレス(FRA)17.00 def.マット・ウィルキンソン(AUS)10.00
ヒート4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)8.33 def.アレックス・リベイロ(BRA)6.73
ヒート5:フリーペ・トリード(BRA)15.17 def.アダム・メリング(AUS)4.90
Meoリップ・カール・プロ・ポルトガル:アップカミング・ラウンド2マッチアップ
ヒート6:エイドリアン・バカン(AUS)対マット・バンティング(AUS)
ヒート7:セバスチャン・ジーツ(HAW)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート8:ミシェル・ボレーズ(PYF)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート9:カイオ・イベリ(BRA)対デイヴィ・キャスルズ(AUS)
ヒート10:スチュアート・ケネディ(AUS)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート11:ナット・ヤング(USA)対コナー・コフィン(USA)
ヒート12:キアヌ・アシン(HAW)対カノア五十嵐(USA)