湘南のサーフボードを集めたサーフボード万博「SHONAN SURFBOARD EXPO」は29日まで

湘南のサーフボードを集めたサーフボード万博「SHONAN SURFBOARD EXPO」は29日まで 


 

サーフボードの展示だけでなく、そこに根付く、ものづくりへのこだわり・職人魂・日本独自のサーフカルチャーにフォーカスを当て、将来、国際的な取組みになることを目指し、湘南T-SITEで開催されているサーフボード万博「SHONAN SURFBOARD EXPO」開催期間の残り1週間を切った。

 


 

既に多くの来場者があり大成功だったと聞くSHONAN SURFBOARD EXPO。会場に入ると展示されたサーフボードの数に驚かされる。過去にこれほど多くのサーフボードを集めた展示会は記憶にない。

 


 

シェイパーが1本1本、丹精込めて作り上げた作品の数々。有名無名という違いはあれど、そこに込められた魂に変わりはないことを改めて感じることが出来た。

 

湘南のサーフカルチャーの歴史を垣間見れる展示も

 

 

日本のサーフィン史に刻まれる素晴しい催しとなった今回。全ての展示を見終わる頃には、このイベントをたたき台として、ブラッシュアップを重ねながら、第2回、第3回と続いて行く姿を想い描いていた。


 


 

最新鋭のサーフボードが並ぶ一方で、懐かしいブランドロゴとの再会が心を打った。70〜80年代ショップのオリジナルボード全盛だった時代。そのブランドは、そのサーフショップでしか手に入れることは出来なかった。そこには地域に根差したブランドを手にする誇りと歓びがあった。

 

今シーズン話題を独占したファイヤーワイヤーも

 


現代のサーファーは、シェイプマシンを初めとする技術革新で、誰もが世界最先端のサーフボードを手にする事が出来るようになった。選択肢が広がったとは言え、マーケットは大きな波に飲み込まれ、アンダーグランドなブランドは消え去り、海には何処もかしこも同じボードばかりとなった。


 


 

世界的に 厳選されたモデルをベースとすることによって、自分の好みのボードを的確にオーダーしたり、手に出来るようになった事は素晴しい。だが、シェイパーに自分の気持ちを伝えて、そのサーファーが乗る姿を思い描きながら、職人が作り上げる人と人の繋がりで完成するサーフボード。そんなものに心がときめいてしまう。


 



今回のイベントでは、多くのサーフボードを拝見できた。どれも個性的で素晴しいものばかり。コレはどんな乗り味なのだろうかとワクワクが止まらなかった。

 


 

今後のサーフィン界へ多くの影響を与え、計り知れない 役割を果たすであろう第1回の「SHONAN SURFBOARD EXPO」。人それぞれ感じ方は違えども、スピリチュアルな空間に多くの事を感じるはず。開催は今月29日まで。是非時間を作って見に行って欲しい。今週末はサーフィン映画の上映会、トークショー&ライブも合わせて行われる予定。多くの人を集めるだろう。

 

詳しくはオフィシャルサイトをチェックして下さい。

http://real.tsite.jp/shonan/event/2016/05/shonan-surfboard-exposupported-by-land-rover.html

 

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