JPBAツアー2016開幕戦『KPS PRO ISUMI』が終了。大原沙莉が3連覇に向けて好スタート。
2016年、ツアー初戦となるSURF TOWN FESTA 2016イベント内、JPBAツアー第1戦『KPS PRO ISUMI』が2016年5月21日(土)、22日(日)に開催された。
今年JPBAは、15周年を迎えた記念すべきツアーとなり、第1戦は千葉県いすみ市三軒屋海岸(夷隅ポイント)で、両日とも天候にも恵まれる開催となった。
2016年JPBAツアー第1戦 『KPS PRO ISUMI』FINAL DAYハイライト
FINAL DAYとなる2日目は、MENS、WOMENSのQFからスタート、JPBAでは初となるQFからマンオンマンヒートを行った。プライオリティールールが適用される中でWOMENS QFでは、大原沙莉がハイポイント7.0を出し順当にラウンドアップ。MENS QFでは、榎戸崇人がスピンからARSで9.25、トータル16.75ポイントで貫禄を魅せた。
MENSクラスのSFでは、ヒート1に出場した粂総一郎がARSからエルロロのスピードのある攻めたライディングで今大会初のパーフェクト10!!トータル19.00ポイントで4年連続グランドチャンピオンの榎戸崇人にコンビーネションの差をつけての勝利。
粂総一郎はオフシーズンにバリトリップで修行した彼の成長したライディングを披露してくれた。このラウンドでのもう一つの10ポイントは、ヒート2の終盤に魅せた、榎戸輝のリーバースロロ。リバースロロとは、エルロロのひねりを逆回転をするテクニックでこれだけパーフェクトなリバースロロは世界的にも初めてだろう。
FINALを迎える頃には、波のサイズがどんどん大きくなり頭オーバーまでサイズUP。そんな中でJUNIORクラスからFINALヒートがスタート。昨年度のランキング2位の加藤優来が小柄な体にもかかわらず力強いエルロロを決めて見事に優勝。
DKクラスのFINALは、山田幸久、富田和麻 VS 榎戸ブラザーと見所のあるヒートとなりました。サイズがUPしていく中で安定感を魅せたのが山田幸久。
ロールインに近いリッピングで10ポイントを出しリード、終盤に富田和麻は、レギュラーの波でスピードを出しリッピングを決めて8.90ポイントを出すもコンビネーションの差をつけた山田幸久が優勝。
WOMENSは、昨年度グランドチャンピオンの大原沙莉と自信初のファイナリストとなる汐月麻子の対決。大原沙莉が2本目でスピンからホレたセクションでのエルロロを決めて8.25ポイントライド。
汐月麻子もすぐ次の波を乗りリバーススピン、スピンからエルロロで7.25ポイントで応戦。サイズUP、満潮とともにジャンクなコンディション中で勝利したのは大原沙莉。
昨年度、JPBAグランドチャンピオン、APBワールドツアーで3位の彼女のスピード、パワフルなライディングで今大会を制することとなった。
MENSクラスは、粂総一郎 VS 榎戸輝の師弟対決。クローズアウトに近いサイズまでUPしたコンディションの中、榎戸輝がエルロロからのアテリバを決めて8.00ポイントをスコア。ファイナルでは波とタイミングが合わないの粂総一郎を破り優勝!!
最高なコンディションの中で15周年目のツアー1戦目が終了することが出来た。
2日目は、地元プロ選手によりスクールを開催、20軒を越える沢山のブース出店など多くの皆様のご協力より、コンテストを盛り上げることが出来ました。
表彰式では、太田洋 いすみ市長、半場新一 いすみ市議会議長、猪口邦子 参議院議員、森英介 衆議院議員、小路正和 千葉県議会議員が来賓としてお越しいただきました。
後援を頂いたいすみ市、一宮町では、2020年東京オリンピックでのサーフィン会場目指しております。JPBAは、来年もこの場所に帰ってこれることを切に願い、次の湘南へとツアーは向かいます。
JPBAツアー第1戦『KPS PRO ISUMI』
2016年5月21日(土)、22日(日)
千葉県いすみ市三軒屋海岸(夷隅ポイント)
各クラスの結果
MENSクラス
優勝 榎戸 輝
2位 粂 総一郎
3位 榎戸 崇人
3位 柴田 泰之
WOMENSクラス
優勝 大原 沙莉
2位 汐月 麻子
3位 刀根 真由美
3位 野村 祐子
DKクラス
優勝 山田 幸久
2位 富田 和麻
3位 榎戸 輝
4位 榎戸 崇人
JUNIORクラス
優勝 加藤 優来
2位 藤田 佳奈
3位 秋保 有花
4位 岩沢 怜衣
後援:いすみ市、いすみ市商工会、いすみ市観光協会、一宮町
冠協賛:KPS
オフィシャルサイト:JPBA – 日本プロボディボード連盟