サムスン・ギャラクシーがガブリエル・メディーナのために未来のスペース・ボードを制作!?
SAMSUNG GALAXY SURFBOARD
プロフェッショナル・サーフィンは、孤独なスポーツである。サーファーたちは、波の状況など、これまでの経験などを用いて、自分の置かれているシチュエーションを独自に判断しなければならない。
そんな海の真ん中で独りでいるサーファー。そんな海岸にいるコーチなどから離れているサーファーの立場を変えることは出来ないかとWSLのオフィシャルスポンサーである「サムスン」が未来系のサーフボードを考えた。
それが、オート・ショーのコンセプト・カーのようにサムスンが考え出した「サムスン・ギャラクシー・サーフボード」。サーフボードに内蔵された端末へ、情報が送信され、それがサーフボードのノーズ部分に表示される仕組み。
映像では、ガブリエル・メディーナが、彼のためにシェイプされたギャラクシー・サーフボードを使いサーフィン。そこにコーチである父からのメッセージが送られる「もっと力強くリップを叩け!」と。
このデザインには否定的な意見が多いようだが、「どんなものにもサムスンのテクノロジーが装備出来るということのアピールである」とのこと。
実際問題として、サーファーの陸とのコミニュケーションだけを考えるのであれば、サーフボードにこんなものを付ける必要は無く、ウエアラブルなものが世の中にはたくさん登場しているのだから、それを使うことを考えた方がよっぽど現実的だろう。
とはいえ、こんな映像に触発されたメーカーが、実際に利用出来る商品を開発するなんて話にもなるのではないだろうか。
ただコンテスト中に、どこまでの情報の入手が許されるのかは不明だが、セットが右に入っているから右に移動とか、2本目のセットを狙えなどの情報が、海に入っているサーファーに対し、いま以上に的確に伝えられたら、そのサーファーは良い波を掴むことが出来るはずだ。
しかし、そんな分からない部分もサーフィンの面白さだったりする訳で、そんなことがどこまで求められるかは定かではない。