WSL-CTの欠場者が続出。オーウェン・ライトが2016シーズン前半を欠場する事を正式発表。
オーウェン・ライト(AUS)は、2016年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアー・シーズンの前半を公式に欠場する事を表明。12月にハワイで負った頭部損傷からのリカバリーをその主要な理由としている。
ミック・ファニ ングが、今年は「個人的な休暇」を取ると発表した数日後、今度はオーウェン・ライトが2016年のワールドタイトルレースから早くも離脱することとなった。
2015年のパイプマスターズで、オーウェン・ライトは、ワールドタイトルを勝ち取れる一握りのサーファーだった。だが、パイプラインのウォームアップ中にワイプアウトし、脳内出血と重い脳震盪を引き起こしてた。それは決して軽い負傷ではなく、ライトはツアーランキング5位でパイプマスターズから棄権した。
WSLはオーウェン・ライトが12月の負傷からまだ回復途上にあり、2016年前半のチャンピオンシップ・ツアーに参加しないことを決めたと発表した。
「オープニング・イベントから棄権しなければならないことは残念ですが、重要なのは、あのレベルのコンペティションに再び戻った時、自分が100%健康であることなのです。」とライトは言った。
「オーストラリアのトップレベルの専門家と定期的に治療をしてきましたが、自分が普通に戻ったと再び感じられるまでは、長いリハビリ の期間が与えられました。リカバリー・タイムの計画を立てる観点から、頭部の負傷はトリッキーで、1年間ジャージを着る事ができないということもあり得ます。自分の 家族、友人、ファン、スポンサー、そしてWSLからの継続的なサポートに感謝したい。」
彼はエリートツアー・デビュー前も、素晴らしいワイルドカード・パフォーマーで、ライトのCT台頭は、華々しいものだった。
オーウェン・ライトのキャリアにおけるチャンピオ ンシップ・ツアーでの初勝利は、2011年のクイックシルバー・プロ・ニューヨークであった。しかし今日までの彼のキャリアの最高点は、おそらく2度目のツアー勝利のときだった。ライトは1つの試合に2度のパーフェクト・ヒートをたたき出した史上初のサーファーとなり、そして2015年フィジー・プロで優勝し、並み居る強豪たちとのタイトルレースに加わった。
ライト欠場のスポットに入るのはアダム・メリングとなるだろう。奇しくも2015年におけるメリングのハイエスト・フィニッシュのひとつは、オーウェン・ライトのパーフェクト20に散った2015年のフィジー・プロにおけるものだった。
欠場ニュースが続くワールド・サーフリーグだが、続けてビード・ダービッジも開幕戦からの欠場を発表している。ダービッジも昨年12月のパイプラインでヒート中にワイプアウト。骨盤骨折という重傷を負って、いまもリハビリを続けている。クイックシルバー・プロで彼は解説者として参加予定。彼が怪我をして10週間、この3週間はやっとプール・セラピーをはじめている。
また、ウイメンズのトップサーファーであるレイキー・ピーターソンも左足首を骨折。すでにロキシープロの欠場を正式に発表している。彼らの早い復帰を願うばかりだ。