【WSLジャパンNEWS】CT第1戦後に閣議決定されたリージョナルQSランキングの更新内容

【WSLジャパンNEWS】CT 第1戦後に閣議決定されたリージョナルQSランキングの更新内容 


【WSLジャパンNEWS】WSL(ワールドサーフリーグ)ジャパンは、オーストラリアのゴールドコーストで行われたCT開幕戦後に開催された国際会議において、閣議決定されたリージョナルQSランキングの更新内容についてHP上で発表した。

 

この内容は2月、横浜で開催されたインタースタイル会期中に行われた、サーフィン業界のメーカー・業界関係者に向けた、WSL(ワールド・サーフ・リーグ※旧ASP)の活動説明会後に追加変更された内容となる。

 

その2月に行われた横浜の会議では、昨年からの改訂で、QSサーファーには3つのCTへの道が開かれることが発表された。新たに追加されたのは、リージョナルチャンピオンに対するQSイベントヘのシード権。

 

そして、従来通りに世界各地で開催されるQSイベントに出場し、ワールドランキングを90位前後に付けると暫定でQS10,000への出場権が確実になるというもの。

 

そして3つ目が、ワールドジュニア・チャンピオンシップのWJCでベスト4になればQS10,000への出場権を得られるというもの。

 

これらは獲得ポイントの高いQSイベントに出場する権利を得て、上位へ食い込み、ポイントを稼いでランキングを上げる事がCTクオリファイへの最短距離ということだった。

 

また、ロングボードとジュニアに関しては、

 

各リージョンでのロングボードLQS1,000は、3,000ポイントを採用し リージョナルランキングを確定。2015年WLCクォリファイは、2014年度のリージョナルランキングと2015年の各イベントランキングの総合ランキ ングで選抜される。メンズWLCは36人フォーマットに各リージョンから2名、ウィメンズは24人フォーマットに各リージョンから1名を基本とする。

 

各リージョンでのジュニアJR1,000は、1,000ポイントを採用しリー ジョナルランキングを確定する。2015年のジュニア・クォリファイ(WJCへの日本代表選手)は各リージョンからメンズ6名、ウィメンズ2名が選抜される。※メンズ2名はQSランキングの上位2名、リージョナル上位4名、ウィメンズはQS上位1名、リージョナル1名を基本とする。

 

今シーズンのジュニアは、2015年12月31日の時点で20歳以下の選手が適応。そして、これまで「U-20(20歳以下)」で競われてきたジュニア・イベントは、2016シーズンより「U-18(18歳以下)」となる。

 

 

以上が2月に発表されていた内容だった。

 

 

そして、以下が今回、新たな決定事項として追加された内容となる。

 

 

 

 

【WSLジャパンNEWS】CT第1戦後に閣議決定されたリージョナルQSランキングの更新内容 



各リージョンで開催される1,000から6,000のQSイベントのポイントがリージョナルランキングに反映されます。そこで開催されたすべての大会は 1,000ポイントシステムに基づいたランキングで カウントされる。

 

各リージョナルから生まれるリージョナルチャンピオンは、次年度のQS6,000 以下の大会すべてに出場する資格が与えられる。

 

4 試合以上の QS を有するリージョンのチャンピオンは、次年度の中間 折り返し時点( US オープン)までの QS10,000に出場権が与えられる。この折り返し時点までにシー ドに十分なランキングに達していないリージョナルチャンピオンは、ここからは、QS6,000までの出場権に格下げされる。

 


 

更新された内容を整理して確認をすると、各リージョンで行われる QS イベントが 3 戦以下の場合、そのリージョナルチャンピオンに与えられる次年度の出場権は QS6,000 以下のすべてのQSに限る。

 

リージョンが4戦以上のQSから選ばれたリージョナルチャンピオンは、次年度シーズン前半までの QS10,000に出場権が与えられる。

 

QS6,000 への権利はシーズンを通して変らない。 各リージョンは最大で5つのイベントでポイントをカウントからランキングを成立させる。5つ より少ない場合はすべてのイベントをカウントする。

 

5つより多い場合はその中からベスト5のポ イントを使用する。ジュニアなどで活用されているシステムと同じことになる。

 

最後に重要な事を付け加えます。リージョナルチャンピオンは 1 番になった選手だけに限ります。 仮に、このチャンピオンが自力で次年度のシード権圏内にランキングしている場合、リージョナ ルの 2 番の選手が繰り上がる事は認めません。コミショナーオフィスはランキングを下げて上位に 迎える事は考えていません。

 

 

 

 

 


2月の横浜の会見にて。写真左から小川氏、近江氏、加藤氏 

 

2月の横浜の会見には、WSLジャパンのゼネラルマネージャーの近江俊哉氏、ツアーマ ネジャーの小川昌男氏、ヘッドジャッジの加藤将門氏が出席。また現JPSA理事長の牛越峰統氏をはじめ、歴代のJPSA理事長、多くのサーフィンメーカー首脳陣が顔を揃え、多くの意見交換が行われた。

 

そして、WSLジャパンのチャンピオンのシード権が決まった本年度は、JPSAとWSLジャパンなどの連盟、組織が協力し合い、選手がポイントを稼げる試合を増やしていきたい。

 

そして、業界全体が一丸となって、チャンピオンシップツアーで戦えるサーファーを一日でも早く育てるために力を合わせていく事で合意した。とはいえ越えなければ行けないハードルはある。しかし未来のために新たなコンテストの開催に向って進んでいきたい。

 

最後の編集: 2015年3月25日 6:06 PM

 

※ WSL JAPAN の公式ホームページ www.wsljapantour.com は世界のプロサーフィンに関するニュース のほかに日本向けだけの新しいプロサーフィンニュースも日々更新しています!インターナショナ ルの英語版は www.worldsurfleague.com をご覧ください。

【WSLジャパンNEWS】  検索結果

【WSLジャパンNEWS】WSLジャパンは地域アンバサダーを設置し、世界の情報を共有。