トリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ」ラウンド3が終了。新井洋人はR3で敗退。
サンセット・ビーチ、オアフ/ハワイ(2014年12月3日水曜日)トリプルクラウンのセカンド・ステージ「VANSワールド・カップ」は、天候が不安定ななか、ダブル・オーバーヘッドのコンディションでラウンド3を完了した。
Round 3 Highlights From Sunset
本日はついにトップシード選手が登場。ヒート8ではトリプルクラウンのファースト・ステージが行われたハレイワで見事優勝したダスティー・ペイン(HAW)が、カレントASPワールドNo.1ガブリエル・メディーナ(BRA)らと対戦。16.17という本日のハイエスト・ヒート・スコアで、スポットライトを浴びた。
このサンセットが、今シーズンのVANSトリプルクラウンにおけるメディーナの初舞台で、リラックスしたバックハンドで第2位でラウンドアップを果たした。それに対し、ペインはエレクトリックなパフォーマンスを披露。どんでもないアンダー・ザ・リップのレイト・エアドロップでヒートを開始。更にハイスピードのカーヴィングターンを続けた。
ペインのウェイブ・セレクションは完璧で、彼とメディーナのスコアの差の要因はそこにあった。メディーナの選んだ波は、かなりスモールで、それによって彼のスコアリング・ポテンシャルを制限することとなった。
「トップの選手と戦うことは、いつも素晴らしいですよ」と、ペインが言った。「メディーナを倒したことは、次のラウンドへ勝ち上がれたこと以外、自分にとってほとんど何の意味も持たないです。僕はただ2つのファンウェイブを掴むことだけを考えていたんです。本当に楽しんでいますよ。良い波は来るし、笑いが止まらない感じです!」
ガブリエルはいつもの穏やかなままだった。今日のヒートは、パイプラインで繰り広げられる、ミック・ファニング(AUS)とケリー・スレーター(USA)とのASPワールド・タイトル・ショーダウンのソリッドなウォーミングアップとなった。
「プレッシャーはないですね。自分はただサーフィンがしたいだけです」と、メディーナが言った。「ここの波は本当に楽しいです。僕はただ楽しみたいだけです。サンセットは、ファン・ウェイブですね。今年、僕はただ1つのQSイベントしか出ていないので、もう1つ出場する必要があった。それで僕はサンセットを選んだのです。サーフィンをして楽しむだけ。良いサーフボードもあるので、この調子を続けたいですね。」
また、ニュージーランドのリカルド・クリスティは、昨日のラウンド1から素晴しいパフォーマンスを続け、本日は、ここまでのコンペティションのトップ・スコア16.9を記録し、ファイナル・デイのラウンド4へ勝ち上がった。クリスティのハイエスト・ウェイブ・スコアは、高速なカーヴィングとパワフルなカットバックのコミットしたマニューバーで9.07だった。
そして、クオリファイ・シリーズ・ランキング13位という、来季のクオリファイの瀬戸際にいるマット・ウィルキンソン(AUS)も、完璧なバックハンドのアプローチでラウンド4に進出。2015年度のキップ獲得へ1歩近付いた。
ベテランのキャンペーナー・グレン・ホール(IRL)は、彼のラウンド3のヒート終了間際でセンセーショナルな大逆転勝利をマーク。そして、強烈なバックハンドのバレルをメイクしてパーフェクト10まで手に入れた。
「決してあきらめない。」と、ホールが言った。「ヒートを本当にがっかりするものだった。でも良い波を掴めば、スコアが出ると分かっていました。勝ち上がれて本当に嬉しいです。更に波がサイズアップして、良くなることを期待します。」その他に、デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)、アレホ・ムニーツ(BRA)クリス・ワード(USA)などが際立ったパフォーマンスを見せた。
昨日見事にラウンドアップを果たした新井洋人は、本日のラウンド3のヒート15で、カイ・オットン、マット・ウィルキンソン、ギャレット・パークスと対戦。WCTサーファーのウィルキンソンが流石のパフォーマンスを披露。ギャレットもヒートスコア13.43で2位でラウンドアップ。新井洋人は、サーフボードを折るアクシデントに見舞われ、惜しくも4位で敗退。今シーズンを終えた。現段階でQSランキングは112位。サンセット終了時に最終ランキングが決定となる。
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オフィシャルサイト:
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/728/vans-world-cup
http://vanstriplecrownofsurfing.com/
Day 3 Results
Round of 64
H1: Keanu Asing (HAW) 7.77pts ; Ian Walsh (HAW) 5.83pts ; Yadin Nicol (AUS) 2.00pts ; Raoni Monteiro (BRA) 0.50pts
H2: Billy Stairmand (NZL) 11.27pts ; Adrian Buchan (AUS) 10.64pts ; Adam Melling (AUS) 9.07pts ; Tom Whitaker (AUS) 4.00pts
H3: Filipe Toledo (BRA) 9.66pts ; Beyrick De Vries (ZAF) 9.57pts ; Aritz Aranburu (ESP) 9.40pts ; Leonardo Fioravanti (ITA) 6.67pts
H4: Chris Ward (USA) 15.33pts ; Jordy Smith (ZAF) 12.70pts ; Jeremy Flores (FRA) 7.27pts ; Pancho Sullivan (HAW) 6.16pts
H5: Jonathan Gonzalez (CNY) 12.50pts ; Owen Wright (AUS) 11.10pts ; Mitch Crews (AUS) 10.17pts ; Kaimana Jaquias (HAW) 6.87pts
H6: Alejo Muniz (BRA) 12.57pts ; Wade Carmichael (AUS) 9.96pts ; Perth Standlick (AUS) 8.60pts ; Nat Young (USA) 7.93pts
H7: Julian Wilson (AUS) 10.93pts ; Davey Cathels (AUS) 7.44pts ; Joan Duru (FRA) 6.83pts ; Jadson Andre (BRA) 6.70pts
H8: Dusty Payne (HAW) 16.17pts ; Gabriel Medina (BRA) 12.17pts ; Dane Gudauskas (USA) 10.73pts ; Connor O’Leary (AUS) 9.04pts
H9: David do Carmo (BRA) 13.36pts ; Mason Ho (HAW) 10.70pts ; Maxime Huscenot (FRA) 7.90pts ; Wiggolly Dantas (BRA) 6.47pts
H10: Lucas Silveira (BRA) 11.74pts ; Sebastian Zietz (HAW) 11.53pts ; Kai Barger (HAW) 11.10pts ; Fredrick Patacchia (HAW) 4.30pts
H11: Ricardo Christie (NZL) 16.90pts ; Josh Kerr (AUS) 11.83pts ; Seth Moniz (HAW) 11.43pts ; Brett Simpson (USA) 8.17pts
H12: Charles Martin (GLP) 15.00pts ; Alex Smith (HAW) 13.16pts ; Tiago Pires (PRT) 11.37pts ; Bede Durbidge (AUS) 9.33pts
H13: Kolohe Andino (USA) 15.10pts ; Ramzi Boukhiam (MAR) 8.57pts ; Travis Logie (ZAF) 5.77pts ; Italo Ferreira (BRA) 5.50pts
H14: Granger Larsen (HAW) 12.10pts ; Glenn Hall (IRL) 12.00pts ; Dion Atkinson (AUS) 11.97pts ; Miguel Pupo (BRA) 9.83pts
H15: Matt Wilkinson (AUS) 16.84pts ; Garrett Parkes (AUS) 13.43pts ; Kai Otton (AUS) 10.73pts ; Hiroto Arai (JPN) 2.00pts
H16: Matt Banting (AUS) 14.23pts ; Michel Bourez (PYF) 12.90pts ; Isaiah Moniz (HAW) 12.60pts ; Tim Reyes (USA) 11.20pts