ASPメンズQS「Taiwan Open of Surfing」はベスト16が決定。6名のサムライが勝ち進む。
2014年11月13日木曜日:ASPメンズ1スターQS「Taiwan Open of Surfing」は、ソリッドな5-6フィート・スウェルで大会2日目を迎え、ASPウイメンズのロングボード・クオリファイ・シリーズ(LQS)のラウンド1からスタート。メンズのクオリファイ・シリーズ(QS)とメンズのロングボード・クオリファイ・シリーズ(LQS)のラウンド2が行われた。
トップシードのラウンド2から登場した日本の松下諒大(JPN)は、パワフルな波をストロング・スナップとカーヴィング・ターンで組み合わせ、1位でラウンドアップを決めた。「僕はサイズのある波でサーフィンするのが好きで、台湾に来て、このようなコンディションでやれて嬉しいです。」と、松下が言った。
「どの波がベストなのか。ちょっとした戦略を自分のヒートに立て、波の感触をつかむために、僕は早朝から波をずっと見ていたんです。だから、アウトでレフトの波を掴んだのです。今回の台湾が初めてで、天候も暖かくて最高で、ここの食べ物も本当に大好きです。」
台湾オープンのディフェンディング・チャンピオンである椎葉順(JPN)は、テイラー・ジェンセン(USA)らと対戦。テイラーに次いで2位でラウンドアップを果たした。「自分の出来る限りのベストを出し切りました。次のラウンドに勝ち上がれて本当にラッキーです。」と、椎葉が言った。
「去年優勝しているので、今年は少しプレッシャーがありますね。このコンディションでテイラー[ジェンセン]と戦うのはハードでした。エアリアル・マニューバーに都合のいい風になってくれることを願いたいです。僕は今年、自分のタイトルを防衛したいですけど、ここでは楽しんでサーフィンをしたいですね。」
ロングボードのワールドチャンピオンでもあるテイラー・ジェンセン(USA)は、ショートからロングに乗り換えて、本日2度目のヒートをこなし、LQSのラウンド2ヒートで、エクセレントの9.00を含む、15.75のヒートトータルで勝ち上がった。また、オーストラリアのニック・ジョーンズ(AUS)もテイラー同様にQSとLQSをラウンドアップしている。
女子のロングボードLQSラウンド1では、チェルシー・ウィリアムズ(AUS)が、正確なウェイブセレクションと、高速でスムーズなトラディショナル・ロングボード・ターンで、ラウンド1のハイエスト・トータルを記録。日本の吉川広夏も1位で勝ち上がっている。
本日のラウンド2では、松下諒大と仲村拓久未がワンツーフィニッシュ、和光大、辻裕次郎、椎葉順、渡辺寛がラウンドアップするも、小笠原由織と野呂海利は惜しくも敗退となった。
気になる松下諒大と仲村拓久未のチャンピオン争いは、明日のラウンド3で、松下とがヒート1で、ニョマン・マイカ(IDN)、オーストラリアのジョーダン・ローウラー、和光大と対戦。ヒート2の仲村は、デデ・スリアナ、マデ・ロンディ、マデ・ウィディアルタという3名の強敵バリニーズと対戦。どちらのヒートも気が抜けない戦いとなって来た。このラウンドを二人ともラウンドアップすると、次はマンオンマンのクオーターファイナル。
クオーター1は、H1の1位の選手、H2の2位の選手。クオーター2は、H1の2位の選手とH2の1位の選手が戦うことになっているので、ラウンド3での二人の勝ち上がりかた次第では、クオーターでマンオンマン対決する可能性も高い。
2014 Taiwan Open of Surfingについての詳細はオフィシャルサイトをご覧下さい:
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/1026/taiwan-open-of-surfing
http://taiwanopenofsurfing.com/