ASP5スター「ソルーズ・ラカナウ・プロ」大会3日目。日本勢はここで敗退となる。
現地時間:2014年8月14日木曜日 ヨーロピアン・クォリフィケイション・シリーズ(QS)ASP5スター「ソルーズ・ラカナウ・プロ」は大会3日目を迎え、4フィートのバンピーサーフで、トップシードが登場するラウンド4が完了。トリッキーなコンディションで番狂わせも発生した。
そんな中で、バスコ・リベイロ(PRT)はクリティカル・セクションのパワフル・ターンでビッグスコアをマーク。フランスのジョアン・ドゥルー(FRA)をイベントから消去した。また、カリフォルニアのパトリック・グダスカス(USA)が、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)とヘレモアナ・ルシアーニ(PYF)に敗退した。ディフェンディング・イベント・チャンピオンのチャーリー・マーティン(GLP)は、エクセレントな9.00ライドでラウンドアップを果たした。
トップシードで大野修聖、大原洋人らが登場。
村上舜はヒート1で、マキシム・フスナット、ルーカス・シルベイラらと対戦。ヒート前半をリードした村上だったが、フスナット、シルベイラに逆転されて4位へ。僅差のクロスヒートとなり、村上はヒート後半に6.23をスコアして3位に浮上するもニード5.07で敗退となった。
大野修聖は、ゴニー・スビサレッタ、ギャスパール・ラゾヌール、マテイア・ヒキリーと対戦。ヒートは、ギャスパールがスタートからチャージを見せ、エクセレントの8.17を含む、ヒートスコア12.84で一気にヒートをリードする。大野はバックハンドとフォアハンドでチャージを見せるもスコアが伸びず、3位を強いられる。更に後半4位へ。そのままタイムアップとなり、惜しくもここで敗退となった。
新井洋人は、マーク・ラコマー、イマノ・ヤレギ、ヴィセンテ・ロメロと対戦。ラコマーとヤレギがスコアをまとめ、ヒートをリードするなか、新井洋人は、フォアハンドのリエントリーで5.40をスコアして3位で前半を折り返す。後半に入り、6ポイントを2本揃えたヤレギが完全にヒートをリード。新井はスコアに繋がる波が掴めない。じっくりと波を選んで後半に5.67をスコアするも、そこまで。ヒートスコア11,07で3位敗退となった。
大原洋人は、ホデイ・コラゾ、トム・クローラック、ティモティー・ビッソと対戦。波数の減ったスローな展開。ティモティー・ビッソがバックハンドでスコアをまとめて、ヒートをリード。大原洋人はライトの波でフォアハンドのリエントリーを見せるが高得点に繋がらない。ヒート後半にホデイ・コラゾも5.33をスコアして2位に浮上。ラストウェイブで慢心のパワーを込めたフォアハンドのリエントリー2発を決め、4.23をスコアした大原洋人だったが4位敗退となった。
仲村拓久未は、ジャック・フリーストーン、コナー・オリアリー、ヴィンセント・デヴィニャックと対戦。スタートからコミットしたシャープなサーフィンを見せたジャック・フリーストーンは7.33をマーク。コナーもバックハンドチャージする。ジャックは更に6.00をスコアしてヒート前半をリード。後半にデヴィニャックが8.07のエクセレントをマークしてトップへ躍り出る。
後半エンジンがかかった仲村は5.67。更にエクセレントの8.03をマークするも敗退となった。今回アーリーラウンドからエクセレントをマークして期待された仲村拓久未。ラウンド4もエクセレントをマークするも、ハイレベルなヒートを勝ち抜くにはバックアップが足りなかった。
このあとサムライたちの戦場はヨーロッパからアメリカ東海岸へ。この8月18日から24日までヴァージニアビーチで開催されるASP4スター「Vans プロ」には、新井洋人、村上舜、仲村拓久未、大澤伸幸、稲葉玲王、河村海沙、安井拓海、田中海周、渡辺寛、野呂海利がエントリー・リストにクレジット。昨年のイベントでは大橋海人が4位。大原洋人がジュニアで3位となる。
という好成績を残しているイベントだけに、日本人選手に対するマークもキツくなっているはずだ。世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!
コンテスト・オフィシャルはローカル・タイムで8月15日金曜日の午前9時00分のネクスト・コールをセット。
現地時間の9時0分 は、日本時間の16時0分です。
オフィシャルサイトではライブ中継も行われる
http://www.sooruzlacanaupro.com/2014/
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