ハーレー・オーストラリアン・オープ ンのプロジュニアでウィルコックスとコフィーが優勝

ハーレー・オーストラリアン・オープ ンのプロジュニアでウィルコックスとコフィーが優勝 


ウィルコックスとコフィーが優勝 © ASP / Robertson
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マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2014年2月13日木曜日)オーストラリアのマンリービーチで開催中の「ハーレー・オーストラリアン・オープ ン」は、厳しいスモールコンディションが続くなか、ウイメンズの6-スター・ディビジョンのラウンド3からラウンド4までが行われ、トップシードが登場。ベスト12が決定した。

 

また、プロ・ジュニア・ディビジョンのファイナルも行われ、ジェイコブ・ウィルコックスとエリー-ジーン・コフィーが優勝した。

 

メンズを制した16歳のジェイコブ・ウィルコックは、元ISAワールド・ジュニアU/16のチャンピオンで、昨年はポルトガルのWCTにワイルドカードで出場して、ラウンド1でケリー・スレーターを下し、注目を集めた選手。そして今日、彼はヤング・キャリア最大の勝利を手に入れた。マーガレット・リヴァー出身の彼は、イタリアのレオナルド・フィオラバンティ(ITA)を下し、ハーレー・オーストラリアン・オープンのボーイズ・ジュニア・プロを制した。

 

クロスヒートとなったファイナルにける2人のスコア差は僅か0.6。1~2フィート・レンジのスモール・ウェイブで、どちらが勝ってもおかしくないシーソーバトルだった。今回の優勝によるハイ・レイティング・ポイントは、インターナショナル・プロ・ジュニア・ランキングのトップへウィルコックスをジャンプアップさせた。

 

今年は既に2つのイベントでクォーターをメイクしていたので、優勝出来て本当にハッピーです。

 

「本当にクロスヒートでしたね。優勝出来て最高です!」と、ウィルコックスが言った。「彼は素晴しいサーファーです。僕を逆転で出来るところまで来ましたが、少し足り無かったみたいです。でも彼はイベントを通して絶好調でした。僕はサーフィンが大好きで、コンペティションも大好きなんです。最高な時間でした。今年は既に2つのイベントでクォーターファイナルをメイクしていたので、優勝出来て本当にハッピーです。」

 

ゴールド・コースト・サーファーのエリー-ジーン・コフィーは、ジュニア・ガールズで優勝。コフィーは、コンテスト初日から圧倒的なパフォーマンスで他の選手を制圧。前オーストララシアのジュニア・チャンピオンとして、タフなファイナル対戦相手のブロンテ・マコーレーを下した。惜しくも2位となったブロンテは、強力なサーフィン・ファミリーで鍛えられた生粋のコンペティター。彼女をコーチとして見守る父親は、過去に世界第3位の経験を持つ、デイブ・マコーレー。とはいえ、今日は彼女の経験とスキルが功を奏した。

 

勝利を成し遂げたエリーは、今シーズンのワールド・クオリファイ・シリーズへフォーカスする。「どんなことでも考え過ぎることはしたくないんです。ファイ ナルは3つのグッドターンで勝てると思っていました。それが私のしたことです。」と、エリーが言った。「このイベントは自分にとって今年初のコンテストで す。2014年を始める素晴らしいスタートになりました。」

 

 

 

カリッサ・ムーア© ASP / Robertson

 

ウイメンズの6スターでは、ASPウイメンズのワールド・チャンピオンであるカリッサ・ムーア(ハワイ)が圧倒的なサーフィンを披露。ラウンド4のヒート2では、一連のパワフルなカーヴィングで、ここまでのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.60をマーク。ASPウイメンズのワールド・ジュニア・チャンピオンであるエラ・ウィリアムズも、ムーアに次いで第2位のポジションで勝ち上がった。

 

サリー・フィッツギボンズASP/Will H-S

 

一方で、ハーレー・オーストラリアン・オープンのディフェンディング・チャンピオンであるサリー・フィッツギボンズは、ラウンド4のヒート4で破れ、イベントから姿を消した。

 

 

 

昨日のウイメンズ6スターのラウンド2を見事ラウンドアップした日本の庵原美穂と大村奈央は、本日のラウンド3に登場。庵原はヒート4でワールドチャンピオンのカリッサ・ムーアとブリタニー・ニコル、ナオミ・ステヴィッチと対戦した。

 

スタートから肩の張ったレフトを掴んだ庵原は、バックハンドでスピードに乗った演技を披露。6.00をスコアして幸先の良いスタートを切る。そして前半にバックアップを5.30とし、クイーン・カリッサに次いで2位をキープ。しかし後半追い上げて来たナオミが逆転。3位を強いられる庵原。最後まで諦めずチャージする庵原は、ヒート終盤にライトの波を掴み、素晴しいリエントリーを見せるも僅かに逆転ならず、ここで敗退となった。

 

大村はビアンカ・ブュイティンダッグ、シルヴァナ・リマ、ブロンテ・マコーレーと対戦。大村奈央は、ヒート中盤からフォアハンドのカーヴィングでアベレージスコアを積み重ねる。エクセレントをスコアするマコーレーがヒートをリード。大村はハイスコアに繋がる波を見つけられず、終盤に5.80、ヒート終了間際にもフォアハンドで5.83をマークするも逆転ならず。惜しくも3位で敗退となった。

 

明日はメンズの6スターが再開されれば、

大原洋人は、ラウンドオブ48のヒート11でミッチ・クルーズ、コナー・オリアリー、バスコ・リベイロと対戦。

新井洋人は、ラウンドオブ48のヒート12でカイオ・イベリ、ウエイド・カーマイケル、サンチァゴ・ムニーツと対戦する。

 

今回の「オーストラリアン・オープン」での彼らの活躍を期待し、エールを送ろう!頑張れ日本!

 

 

 

Hurley Australian Open of Surfing 2014
開催期間:2月8日から16日までの9日間
開催場所:シドニー、マンリー・ビーチ

▼Australian Open of Surfingのオフィシャルサイト。

http://australianopenofsurfing.com/