ASP6スター「ハーレー・オーストラリアン・オープン」でW洋人がラウンドオブ48進出!

ASP6スター「ハーレー・オーストラリアン・オープン」でW洋人がラウンドオブ48進出! 


Caio Ibelli (BRA) posting a massive 9.40 out of a possible 10, the biggest score of the day. Pic ASP/Robertson
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マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2014年2月12日水曜日)オーストラリアのマンリービーチで開催中の「ハーレー・オーストラリアン・オープン」は、厳しいスモールコンディションが続くなか、メンズとウイメンズのASP 6-スター・ディビジョンのラウンド2が完了。プロ・ジュニア・ディビジョンのセミファイナルも行われ、選手達は印象的なハイファイ・ディスプレーでビーチとオンラインで見守るギャラリーを魅了した。

 

そんな厳しいコンディションの中でも、WCTサーファーのエイドリアーノ・デ・スーザ(ブラジル)は、朝ののオープニング・ヒートで高速でハード・パワーサーフィンを披露した。デ・スーザは今シーズンのスタートとなったハワイのパイプラインで第4位という成績を残した。そんなハワイから着いたばかりの彼にとっては今日のコンディションはギャップア大きかった。

 

「ハワイからマンリーに来れて素晴らしいですね。そして、プロサーファーである以上、すべてのコンディションでサーフィンをしなければならないのです。」と、デ・スーザが言った。「ここオーストラリアの夏は、通常冬よりも小さな波の時が多いです。しかし、ハワイでの3か月後ですから、小さな波に慣れることは良いことだと思います。スナッパーのWCTは、すぐにやって来る。その準備のために、この試合とニューキャッスルに出るつもりです。」

 

注目のコナー・コフィン(サンタ・バーバラ、CA/USA)とデーン・レイノルズ(ヴェンチュラ、CA/USA)は、ラウンド2をワンツーフィニッシュで勝ち上がった。コフィンは終始ヒートをリード。レイノルズは終了5分前に2位に滑り込んだ。「僕はデーン(レイノルズ)で過去に2ヒートぐらい戦ったことがありますが、それはいつもラジカルでした。」と、コフィンが言った。「どういうわけか、いつも波はこんな感じで、不思議なスモール・ウェイブ・ヒートをやっている感じでした。今日は波数が少なかったので、戦略は来た波に乗るって感じでしたね。掴んだ2本が良い波だったって感じですよ。」

 

ハーレー・オーストラリアン・オープンへのレイノルズの出場は、サーフ・ファンやメディア、仲間のコンペティターなどから多くの興味を引きつけた。彼が今日のタフなコンディションをどのように料理するかに注目が集まった。彼は、提供された全てのセクションを最大限に利用し、テールを蹴り出す激しいカーヴィングでベストのサーフィンを披露し、ラウンドアップを果たした。

 

「コナーと勝ち上がれて最高だね。ホームで彼といつも一緒にサーフしているんだ。」と、レイノルズが言った。「波は本当に力が無くてタフだった。でも、みんな同じ条件でサーフしているのだから、それを最大限に利用するしか無かったね。見た感じ、レフトの方が少し良さそうだった。だから、レフトを狙っていたんだ。でも結局はスタートからライトの2本乗って、戦略通りにやろうとするのは難しいね。」

 

また昨年のハーレー・オーストラリアン・オープンで6スタープロジュニアともに優勝したマット・バンティングは、今回の両ディビジョンで敗退して、イベントから姿を消した。

 

ハーレー・オーストラリアン・オープンのプロ・ジュニア・ファイナルは、明日開催予定で、メンズは、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)とジェイコブ・ウィルコックス(マーガレット・リヴァー、WA/AUS)。ウイメンズでは、エリー-ジーン・コフィー(ゴールド・コースト、QLD/AUS)とブロンテ・マコーレー(マーガレット・リヴァー、WA/AUS)が頂点を目指し戦う。

 

 

W洋人、大村、庵原がR48進出!
 


 

昨日ラウンドアップを決めた仲村拓久未と新井洋人は、同じラウンドオブ96のヒート21で今シーズンからWCTに入るミッチ・クルーズ、フレデリコ・モライスと対戦したスモールでトリッキーなコンディションのなか、仲村はスタートから4.83をスコアして、ヒートをリードする。バックハンドでパワフルなターンを見せるWCTサーファーのミッチ・クルーズが2位。ヒート中盤、新井洋人はチャージを繰り返して、4.10、5.27を続けてスコアして、トップへ躍り出る。しかしWCTサーファーのクルーズが6.50をスコアしてトップを奪う。

 

 

残り時間は10分。新井は2位をキープ。仲村は4位を強いられていたが、ライトのスコアリング・ウェイブを見つけ、4.87をスコア。3位に浮上したのも束の間。終了間際に4位だったフレデリコ・モライスが5ポイントを2本揃えて、2位に浮上。新井洋人も3位へ。しかしラストウェイブでチャージを見せた新井洋人はバックハンドのカーヴィングのコンビネーションで再び逆転。2位でラウンドアップを果たした。仲村拓久未も最後まで攻め続けたが、残念ながらここで敗退となった。

 

 

 

大原洋人は、ティアゴ・ピレス、カイオ・イベリ、イアン・ジャンティルという強豪と対戦。ヒートはイアン・ジェンティルが軽快にライドを続けてヒートをコントロールする。元ジュニアチャンプのイベリもシャープなサーフィンで2位に付ける。じっくりと波を選んだ大原洋人は、フォアハンドで太いトラックを刻んで、そこまでのヒートのベストスコアとなる7.50をスコア。しかしバックアップを見つけられず、4位を強いられ、後半戦へ。

 

ライト、レフトでグッドウェイブを掴んだ大原洋人はバックアップを5.00とし、一時はトップを奪うも、再びイベリがエクセレントの9.40をスコアしてトップへ。ジェンティルも7.60をスコアして2位へ。大原は4位を強いられてしまう。残り時間10分を切り、肩のはったライトを掴んだ大原は、クリティカルターンを連発。ガッツポーズを見せた大原はエクセレントの8.07をスコアして、一気にトップへ躍り出る。そしてヒートスコア15.57でトップでラウンドアップを果たした!

 

大原洋人は、ラウンドオブ48のヒート11でミッチ・クルーズ、コナー・オリアリー、バスコ・リベイロと対戦。

新井洋人は、ラウンドオブ48のヒート12でカイオ・イベリ、ウエイド・カーマイケル、サンチァゴ・ムニーツと対戦する。

 

また、午後に行われたウイメンズの6スターのラウンド2でバックハンドで6.50をスコアした庵原美穂は2位でラウンドアップ。 大村奈央は、得意のフォハンドのカーヴィングで6.67、7.50をスコアして、トップでラウンドアップを果たした。田代凪沙、水野亜彩子、野呂玲花は残念ながらここで敗退。

 

明日はウイメンズ6スターのラウンド3からスタート予定で、トップシードが登場。庵原は、ヒート4でカリッサ・ムーア、ブリタニー・ニコル、ナオミ・ステヴィッチと、大村はビアンカ・ブュイティンダッグ、シルヴァナ・リマ、ブロンテ・マコーレーと対戦する。

 

 

今シーズンも多くの日本人サーファーが、シーズンスタートから積極的に海外のコンテストに参加。今回の「オーストラリアン・オープン」での日本人の活躍すを期待し、エールを送ろう!頑張れ日本!

 

 

 

Hurley Australian Open of Surfing 2014
開催期間:2月8日から16日までの9日間
開催場所:シドニー、マンリー・ビーチ

▼Australian Open of Surfingのオフィシャルサイト。

http://australianopenofsurfing.com/