1999年創刊のトランスワールド・サーフ。ついに廃刊へ。ウェブサイトは続行。
世界最大のアクション/アドベンチャー・スポーツ・メディア・カンパニーGrindMedia LLCは、2013年9月号で、プリントメディアとしての「トランスワールド・サーフ」の終結を発表した。サーファー、サーフィン・マガジンを出版するGrindMediaは、5月にボニエ社から6ブランド買収の一部として、トランスワールド・サーフを獲得した。「徹底的な再検討の後、我々は3つのマンスリー・プリント・サーフ・タイトルをプロデュースすることがGrindMediaに適当でないと結論を出した。そして、我々はプリント・プロパティーとしてトランスワールド・サーフをもはやプロデュースしない。しかしウェブサイトは存続させる」と、GrindMediaの副社長/グループパブリッシャーのノーブ・ギャレットが言った。「我々は、我々のサーファー、サーフィン、SUP(スタンドアップパドラー)といったマガジンを拡大し、「Beached Days」ブランド、ウイメンズサーフマガジンの「SALTED」、サーフィン・マガジンのスイムスーツ・イシューなどに力を入れ、ウイメンズ/ジュニア・ブランドの開発にフォーカスしていきます。」とコメント。
1999年に後発のサーフィン雑誌として誕生したトランスワールド・サーフ。既存のサーファー、サーフィンという2大巨頭とは、全く異なったユースマーケットに的を絞った編集方針でその地位を確立。ウェブの世界にもいち早く参入し、充実したコンテンツで人気となった。そんなsurf.transworld.netはジャスティン・コーテとサンダー・モートンが舵を取り続行されるようだ。 3つのサーフタイトルを存続出来るのかという疑問は当初からあった話。GrindMediaは、これまでBMXタイトルやビジネス・タイトルがなく、そしてトランスワールド・スケート、トランスワールド・モトクロス、トランスワールド・スノーは成績優秀。出来の悪い三男が里子に出されることになったということか。ウェブサイトの続行も様子見のようで、紙媒体あってのウェブサイトの人気なのか。という部分を見極める良い機会と考えているようにも伺える。
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