タイラー・ライトがASP-WCT第5戦で今季2勝目。ASP WCTランクをリードする
バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2013年5月11日土曜日)男子のビラボン・リオ・プロと同時開催のASPウイメンズWCT第5戦となる「コルゲート・プラックス・ガールズ・リオ・プロ」が終了。ピーキーな 2~3フィートのコンディションで行われtファイナルで、19才のタイラー・ライト(AUS)がハイスコアでサリー・フィッツギボンズ(AUS)を破り、2013年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)におけるトップのポジションを手に入れた。
ライトはバーハ・ダ・チジュカのラインナップをイベントを通して支配。信じがたいプログレッシブ・コンビネーションを使い、パンチのきいたライトハンダーにおいて、全てのラウンドでハイ・スコアを記録した。フィッツギボンズに対したファイナルでもその勢いは変わらず、ライトはコミットしたフォアハンドのコンビネーションで9.33、8.50をスコアして勝利を手に入れた。
「これは、かなり最高の気分ですね。」と、ライトが言った。「イベント全体が、私にとってバネになりました。スタートは今ひとつ調子が上がりませんでした。また家族が一緒でないイベントは今回が初めてなんです。ブルック・ファリスが私の世話をするためにここにいてくれて、サポートしてくれた皆に感謝したいです。ラウンド3のヒートで負けたあと、波を掴む事に集中して、それから波に乗りまくりました。それが勝因なんだと思いますよ。」
“私は正直いってワールド・タイトルのことは考えていないんです”
ゴールド・コーストの開幕戦に続き今シーズン2勝目をあげたライト。2度の優勝に加え2度も準優勝しているライトは、ついにカレントリーダであったカリッサ・ムーア(HAW)からトップの座を奪い返した。「ランキングでトップになることは素晴しいですが、私は正直いってワールド・タイトルのことは考えていないんです。」と、ライトが言った。「私は、ただファン・サーフィンをして、それぞれのイベントを楽しんでいるだけ。年末には、その結果が分かると思います。」
ディフェンディング・イベント・チャンピオンのサリー・フィッツギボンズは、バーハ・ダ・チジュカのレフトで、途切れることなく流れるようなバックハンドのコンビネーションを披露したが惜しくも2位となった。セミファイナルではカリッサ・ムーアを下したが、ファイナルではライトの勢いに終止符を打つことができなかった。「ファイナルへ勝ち上がれて嬉しいです。」と、フィッツギボンズが言った。「タイラーとのファイナルはいつもワクワクします。ここで彼女を倒すのがタフなことは分かっていました。リオに来て良い結果を残せて嬉しいです。残念なことに、最後の最後で負けてしまいましたが、より大きくなって来年また戻ってきたいと思います。」2位となったフィッツギボンズは、ASPウイメンズWCTランキングで第3位ヘアップさせた。
2011年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであるカリッサ・ムーアは、コルゲート・プラックス・ガールズ・リオ・プロで3位となり、今シーズンにおける素晴しい結果をもう一つ増やした。クオーターファイナルでローラ・エネバー(AUS)を下したが、セミファイナル・マッチにおいてフィッツギボンズに落ちた。ウイメンズのASP WCTランキングをリードしていたムーアは、ライトの勝利で第2位のポジションへ追いやられたが、まだ2013年のASPウイメンズ・ワールド・タイトルの争いの範囲内にいる。
また、ASPウイメンズWCTルーキーのビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)が、自己ベストとなる3位入賞を果たした。ブュイティンダッグはキレのあるサーフィンをフォアハンドとバックハンドで披露。クオーターファイナルコートニー・コンローグ(USA)を下したが、セミファイナルでタイラー・ライトに惜しくも破れた。
イベント主催者は、ビラボン・リオ・プロ・メンズ・コンペティションのラウンド2のため、明朝、ローカル・タイムで午前7時30分のスタートを目指しファーストコールする。
詳細については、www.aspworldtour.comへログインしてください。
ビラボン・リオ・プロは、5月8日から19日まで、http://wctbrasil.com/rio13でウェブキャストでライブ中継される。
コルゲート・プラックス・ガールズ・リオ・プロ・ファイナル結果:
優勝:タイラー・ライト(AUS)17.80
2位:サリー・フィッツギボンズ(AUS)15.67
コルゲート・プラックス・ガールズ・リオ・プロ・セミファイナル結果:
SF 1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)13.90 def.カリッサ・ムーア(HAW)11.97
SF 2:タイラー・ライト(AUS)17.94 def.ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)13.64
コルゲート・プラックス・ガールズ・リオ・プロ・クオーターファイナル結果:
QF 1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)13.50 def.レイキー・ピーターソン(USA)8.34
QF 2:カリッサ・ムーア(HAW)15.10 def.ローラ・エネバー(AUS)10.24
QF 3:タイラー・ライト(AUS)15.83 def.マリア・マニュエル(HAW)13.74
QF 4:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)12.20 def.コートニー・コンローグ(USA)11.33
ASPウイメンズWCTトップ5(コルゲート・プラックス・ガールズ・リオ・プロ後)
1. タイラー・ライト(AUS)40,000ポイント
2. カリッサ・ムーア(HAW)38,200
3. サリー・フィッツギボンズ(AUS)34,200
4. コートニー・コンローグ(USA)32,100
5. ステファニー・ギルモア(AUS)26,450
ビラボン・リオ・プロ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)対グスタボ・フェルナンデス(BRA)
ヒート2:ジョシュ・カー(AUS)対メッシアス・フェリクス(BRA)
ヒート3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート4:ジェレミー・フローレス(BRA)対リカルド・ド・サントス(BRA)
ヒート5:ミシェル・ボウレズ(PYF)対ヤイディン・ニコル(AUS)
ヒート6:C.Jホブグッド(USA)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート7:エイドリアン・バカン(AUS)対ラオニ・モンテイロ(BRA)
ヒート8:カイ・オットン(AUS)対アダム・メリング(AUS)
ヒート9:ダミアン・ホブグッド(USA)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート10:トラヴィス・ロギー(ZAF)対キーレン・ペロー(AUS)
ヒート11:アレホ・ムニーツ(BRA)対ミゲール・プポ(BRA)
ヒート12:マット・ウィルキンソン(AUS)対フリーペ・トリード(BRA)