JPSAロングボード第1戦「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」がスタート。

JPSAロングボード第1戦「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」がスタート。 男子ベスト16、女子ベスト8が決定。 


シングルで7.25、ヒートスコアでも12.65を叩き出し、トップで勝ち上がった畑雄二。

 

 

2013年4月15日月曜日、バリ島・クラマス:今シーズンのJPSAジャパンプロサーフィンツアー2013ロングボード の開幕戦となる「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」が本日よりスタート。昨日のショートボードの興奮冷めやらぬまま、ロングボードが開幕。昨日の午後にはロングボード女子のトライアルが行われ、そこから5名の選手が本日のプロ本戦に出場。男子は今回、プロトライアルが行われず、プロ本戦のラウンド1に組み込まれ、プロ本戦のラウンド2を勝ち上がった選手に公認プロ資格が与えられることになっていた。しかし男女ともラウンドをクリア出来た選手はいなく、今回のロングではプロ資格を獲得する選手は出なかった。

 

コンテストは、男子がトップシードの登場するラウンド2までが行われ、クオーターファイナルに進出するベスト16が決定。女子もラウンド1が終了してベスト8が決定した。波は上げこみによりサイズアップ。朝は腹ぐらいだったものが、頭オーバーに変わった。このクラマスの掘れて速い波に手こずる選手が多いなか、トップシードの選手はさすがパフォーマンスを披露。大きなマニューバーを描いたと思うと、隙あればノーズライディングの演技をかませてくる。今日のクラマスで唯一チューブを決めたのは鍋島 木口里。つぶされながらも高速で抜けて来た。

 

尾頭、ユージン、石塚、秋本など、やはりトップの選手はどんな波でも扱いに慣れている。各々が自分のサーフィンでラウンドアップを楽々決めた。女子はやはり植村未来が頭一つ抜け出ている。女子にはハードな波ながらも素早いボードコントロールと多彩な攻めで楽々勝ち上だった。あとは田岡なつみ、鈴木由貴、小栗瑞恵などが積極的に攻めセミファイナルへの進出を決めた。

 

本日トップシードで取りこぼしがあったのは、吉田英司、ジェイソン 鈴木の2人。またベストスコアは、ラウンド2で12.65をマークした畑 雄二と鈴木剛。シングルスコアでは佐久間 秀人が7.75のベストスコアをマークして、明日のクオーターファイナルに駒を進めている。明日はクラマスに7:00AM(日本時間8:00AM)集合。ファイナルデイがスタートする。

 

男子クオーターファイナル

QF1:尾頭 信弘、畑 雄二、鍋島 木口里、櫻岡 甲太

QF2:ユージン ティール、佐久間 秀人、佐藤 広、高橋 健

QF3:塩坂 信康、鈴木 剛、藤井 辰緒、木下 デヴィット

QF4:榎本 信介、石塚 晃、 秋本 祥平、新城 譲

 

女子セミファイナル

SF1:植村 未来、小栗 瑞恵、林 未来、大島 みどり

SF2:小髙 恵子、阿隅 由香里、田岡 なつみ、鈴木 由貴

 

撮影&フォトキャプション:山本貞彦

 

石塚晃。アグレッシブが持ち味。魅せるとこ魅せてラウンドアップ。
佐久間秀人。今日の波にうまくハマった。スピードに乗った力強い演技が際立った。
鍋島木口里。難しいコンディションで、唯一、チューブを決めた!
尾頭信弘。安定した演技。どんな波でも自分のサーフィンが出せることが強さの秘訣。
榎本信介。今日のクラマスでもシングルフィン。こだわりの演技に拍手!
藤井辰緒。「ジイジ」と呼ばれるも演技はパワフル。孫が5人いるとか。
植村未来。女子の中でも抜きに出ている。ボードコントロールが素晴らしい。
田岡なつみ。でかい波でも平気でテイクオフ。顔に似合わずアグレッシブでイイね。
パタゴニアのアンバサダーとなった木下デヴィット。安定したハングファイブでクオーターに進出。
2度のグランドチャンピオンであるユージン・ティールは、今シーズンも好調な滑り出しを見せる。
ビッグなマニューバーでクラマスを攻め、12.65をマークした鈴木剛。
安定感のあるノーズライドとアグレッシブなターンを武器に勝ち上がる佐藤広。
昨年のASPジャパンランキング1位の桜岡甲太。よりパワフルなマニューバーでクラマスの波を攻めた。
今シーズンは積極的に海外に出てで経験を積んだ秋本祥平。それを開花かさせるのはいつか。
昨年度JPSAランキング12位だった畑雄二。今シーズンは初戦からハイエスト・ヒートスコアで上位を狙う。
よりシャープに、アグレッシブにロングボードを操る新城譲。
JPSAランキング8位の阿隅由香里はセミファイナル進出。
慣れないブレイクでもしっかりとターンを見せ、自分のサーフィンを目指す小栗瑞恵。