ISAワールド・ボディボード・チャンピオンシップで大原沙莉と岡澤紫織がW優勝の快挙。 


女子アンダー18で優勝した岡澤紫織

2012年11月24日(土)から12月2日(日)まで、ベネズエラ・マルガリータ島で開催されていたISAワールド・ボディボード・チャンピオンシップで日本の大原沙莉が女子オープンで、アンダー18で岡澤紫織が優勝。日本に2つのタイトルをもたらした。ISAのイベントで日本人が優勝するのは初で、ダブル優勝の快挙を達成した。

今回のISAワールド・ボディボード・チャンピオンシップには、ブラジル、チリ、コスタ・リカ、フランス、ジャパン、メキシコ、ペルー、サウス・アフリカ、ベネズエラといった9カ国のナショナルチームが参加。40名の選手が頂点を目指した。昨年カナリア諸島で行われたイベントでは、フランス・チームが、ホームチームのスペインを下して、ゴールド・メダルを獲得。今回のイベントでは、男子オープンでブラジリアンのエデル・ルチアーノが優勝。ブラジルは男子オープンのファイナルに2名が進出し、総合優勝で金メダルを獲得した。

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今回のイベントには、男子オープンに柳瀬憲治(千葉東)、榎戸崇人(JPBA)、遠山純(JPBA)、女子オープンに大原沙莉(JPBA)、女子アンダー18に岡澤紫織(千葉東)が日本代表として出場した。日本チームのキャプテンを務めた榎戸崇人はドロップニーにも急遽出場した。そして、男子オープンのリパチャージR1で柳瀬憲冶が、リパチャージR2で榎戸崇人、遠山純が敗退するなか、女子オープンの大原沙莉と、女子アンダー18の岡澤紫織は、ラウンド2からリパチャージを強いられるも見事グランドファイナルへ進出を決めた。

女子オープンで優勝した大原沙莉

女子アンダー18ののグランドファイナルでは、ブラジルのキルティス・モンテネグロと日本の岡澤紫織が一騎打ち。そして、後半にスピン、エルロロ、スピンのコンビネーションで7.17ポイントをスコアした岡澤が見事優勝。そして、女子オープンのグランドファイナルでは、IBAワールドチャンピオンのイザベラ・ソウサらと大原沙莉が戦った。大原は、先月プエルトリコで行われたIBA 2012 ENCANTO PROで2位となっており、イザベラとは、そのセミファイナルで下していた。大原は、クロスヒートの接戦となったファイナルヒートで、ARSの大技を決めて7.00をスコア。バックアップも5.67を揃え、ヒートスコア12.67で、後半必至に追い上げるイザベラの追撃を振り切って、見事ISA初優勝を決めた。

彼女達の活躍で、日本は前回よりも2つ順位を上げて団体で6位。今回は不参加のクラスもあったため思ったより順位が上がらなかったが、今後はチーム編成を行い、フルチームで参戦すれば、メダル獲得も夢ではない。頑張れ!日本! 12月6日、チームジャパンは日本へ帰国予定。

 

ISAWBCの各クラスの優勝者
オープン男子/エデル・ルチアーノ(BRA)
オープン・ウイメンズ/大原沙莉(JPN)
ドロップニー/イアン・キャンベル(RAS)
アンダー18ボーイズ/マキシム・キャスティーリョ(FRA)
アンダー18ガールズ/岡澤紫織(JPN)
オフィシャル・イベント・ウェブサイトhttp://www.isawbc.com/