BPDガールズサーキット第5戦 「Beach Girl CLUB cup」リポート。
2012年10月14日(日)千葉県南房総市千倉町の千倉海岸ポイントにおいて、BPDガールズサーキット第5戦「BeachGirlCLUBcup」が開催された。当日は雨風も強く寒い天候にも負けず、熱いガールズサーファーたちがサーキット最終戦でもある今大会を最後まで盛り上げた。
リポート:米地 有理子
2012年10月14日(日)千葉県南房総市千倉町の千倉海岸ポイントにおいて、BPDガールズサーキット第5戦「Beach Girl CLUB cup」が開催された。今大会はこの結果によって年間のグランドチャンピオンが決定するというBPDガールズサーキットの最終戦でもある。大会当日は残念ながら予想に反して、雨風強く肌寒い天候に見舞われた。始めは天気が悪くても徐々に天気が快復するのが恒例となっているBPDガールズサーキットだが、今回は最後まで天気が悪い中での開催となった。しかし、やはりガールズたちの情熱は雨にも負けず、風にも負けずである。頭ぐらいのハードなセットが入る中、怯むことなく波に向かい、熱戦を繰り広げた。
大会クラスはショートボード、ロングボード、ボディボードで、それぞれビギナー(1年未満のビギナーサーファー、または、横に滑れる程度)オープン(目安でNSA3級以下、またはそろそろ大会慣れしてきた人)、スペシャル(目安でNSA1.2級保持者、全日本選手権出場経験者、またはそれに準ずる人)があり、全9クラスで行われた。また、会場では食べ物からおしゃれなアイテムまでいろいろと並んだ「ガールズ・マーケット」が開催され、ガールズたちはコンテストの合間に立ち寄って楽しんでいた。特設ステージでは、子供たちのパフォーマンスやフラダンス、フラメンコなどの披露があり、観客を魅了した。
コンテストの結果は、ショートスペシャルではランキング1位、2位の菜花つばさ、浅野こなみが早くも敗れてしまい、3位の田中愛子も敗退するという波乱な結果が起った。ショートファイナルには2012年全日本シニアウィメン優勝の清永亜希子、第1戦で優勝の森敬恵、初ファイナルの金澤貴子、大森春奈が進出し、深いボトムターンから大きなフロントサイドリップを見事に決め森敬恵が堂々の優勝を果たした。ロングボードスペシャルではランキング1位、2位の吉川広夏と岡澤紫穂が接戦をし、岡崎紫穂がいい波を掴みインサイドまで乗り継ぎ、優勝を決めた。この結果により、吉川広夏と岡澤紫穂が年間の総合ポイントが同点となった。ボディボードスペシャルではランキング上位3名の戦いになり、久我美知代が優勝、来シーズンはプロとして活動する滑川綾美が2位、岡澤紫穂が3位という結果になった。
今大会で2012年度のガールズサーキットは終了した。今年も多くのガールズサーファーが誕生、参加し、年々盛り上がってきているBPDガールズサーキット。その影には大会開催の準備、運営に携わるプロサーファー、スタッフ、スポンサー、ジャッジ、地元の方々という多くの力の団結と努力がある。そんなBPDガールズサーキットはどんなコンディションであっても最後にはみんなの笑顔の花が咲く素晴らしい大会。多くのガールズサーファーを巻き込み、来年もさらに盛り上がっていくことだろう。
ガールズサーキットの年間入賞者表彰式パーティーが12月18日(火)表参道SMOKEで行われる予定だ。今年の健闘を讃え合い、また来年に向けてみんなが繋がるパーティーにぜひみんなで集まろう!パーティーの詳細は追ってお知らせします!