クイックシルバー・プロ・フランスはハイスコアが続出。 KOTGでマイキー・ライトが優勝。

ASP-WCT第7戦.「クイックシルバー・プロ・フランス」はハイスコアが続出。 KOTGでマイキー・ライトが優勝。 


 

Taylor Knox (USA), © ASP/ CESTARI

ラ・グラヴィエール、ホセゴー/フランス(2012年10月2日火曜日)ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第7戦.「クイックシルバー・プロ・フランス」は、午後3時までウエイティングの後、4~6フィートのバレルコンディションで、16歳以下の世界最強グロムを決める「KING OF THE GROMs(K.O.T.G)」のファイナルが開催され、その後、「クイックシルバー・プロ・フランス」ラウンド2のヒート7までが終了した。

 

 

圧倒的なバレル・スキルを発揮したパーコ。

 

カレントASP WCT No.2のジョエル・パーキンソン(AUS)は、ワイルドカードのウィゴリー・ダンタス(BRA)に対して、素晴らしい圧倒的なスタイルで午後のアクションをスタートさせた。スタイリッシュなナチュラルフッターのパーキンソンは、バックハンドとフォアハンドで、ほとんど出口のないようなバレルをメイク。 ラウンド2のハイエスト・スコアとなる18.27でラウンド3へ勝ち上がった。「僕は、ミディアム・スコアのコーナーや波を探していたんだ。それで、いくつかの良い波を見つけて、グッドスコアをゲット出来て信じられなかったね。」と、パーキンソンが言った。「あの板には折る前に一度だけ乗ったよ。(ヒート前半にサーフボードを折ってしまった)パドルアウトはハンパじゃなかったね。波はよじれていたね。あのファースト・バレルにプルインした時は、メイク出来ズに、ボードが折れるとすぐに思ったよ。そのあと直ぐに、より良い波を掴んだ。本当に最高に気分だったな。」パーキンソンはラウンド3でパトリック・グダスカス(USA)と戦う。

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はラウンド3へ。

 

カレントASP WCT No.4のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、素晴しいバレルとエアを披露し、同じハワイアンのダスティー・ペインを下した。「ラウンド2の崖っぷちのサーフィンは、ほんとうに怖かったですね。」と、フローレンスが言った。「このようなビッグバレルの波でダスティ(ペイン)のような選手とラウンド2を戦うのは本当に怖いです。ヒート中、緊張していましたよ。彼は7ポイントで逆転出来るポジションで、それは彼にとって寝ていても出せるスコアでしたからね。」

 

ハワイ・ノースショアのパワフル・ウェイブで素晴らしいパフォーマンスを見せるフローレンスは、ラ・グラヴィエールの砂を巻き上げて掘れ上がるモンスター・ショアブレイクに慌てる事なく、午後のシフトするピークでベスト・チャンスを選び出した。セカンドラウンドの勝利を成し遂げた彼は、今シーズンの素晴しい実績を確固たるものにするために、更にチャージを続ける。「 どの波が良いか見分けることが本当にハードでした。」と、フローレンスが言った。「今は明日のために、ゆっくり休みたいですね。明日の朝、良い波でやれることを願いたいです。」ジョン・ジョンはベテランのテイラー・ノックス(USA)と対戦する。

 

ノックスとコロへがビッグウィン。

 

多くのトップ・シード選手が素晴しいパフォーマンスを見せる中、多くのドラマティックな番狂わせが、ワイプアウトとバレルの中で発生。カレントASP WCT No.5のエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)がノックスに破れた。スロースタートの後、ノックスは2連続のロング・ライトハンダーでデ・スザをコンビネーション・シチュエーションに追い込んだ。「素晴らしかった」と、ノックスが言った。「グッド・コンディションでサーフするのは本当に素晴らしいよ。最高だった。C.J.(ホブグッド)が上手いこと言っていた。『ビーチに立って波が良く見えたら、その時点で既に君の負けだね』パドルアウトして、波は少しファンキーだったが、パーフェクトになっていった。今後もこのペースをキープしたいね。」

 

 

また、ノックス同様、ビッグウィンを収めたのが2012年のASP WCTルーキーであるコロヘ・アンディーノ(USA)。怪我のため3ヵ月の間、戦線離脱していた彼は、タフなコンディションでハイ-スコアリング・ウェイブを見つけ、カレントASP WCT No.7のジョシュ・カー(AUS)を下し、復帰後初の勝利を手に入れた。「ジョシュ(カー)は、このようなコンディションにおけるベストサーファーの1人なので、僕の作戦はグッドチューブを見つけるだけでした。 彼が、いくつもチューブを見つけるのは確信していましたから。」と、アンディーノが言った。「何本も食らいましたね。かなり危険でした。でも何とかクリーンなライトを見つけて、メイク出来ました。ジョシュはリズムを掴むのに苦しんでいましたね。再びヒートを切り抜けて最高です。この調子をキープしたいですね。」アンディーノは、ラウンド3でタジ・バロウ(AUS)と戦う。

 

その他に、カレントASP WCT No.8で、このフランスが地元であるジェレミー・フローレス(FRA)が、素晴しいバレルライドでパーフェクト10をマークしたヤイディン・ニコル(AUS)を下し、ラウンドアップ。反対にカレントASP WCT No.11のジュリアン・ウィルソン(AUS)は、信じがたい深いフォアハンドのバレルで、イベントの2本目のパーフェクト10を手に入れラウンド3へ勝ち上がった。

 

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KOTGワールド・ファイナル2012でマイキー・ライトが優勝。

 

「クイックシルバー・プロ・フランス」ラウンド2の前には、16歳以下の世界最強グロムを決める「KING OF THE GROMs(K.O.T.G)」のファイナルが行われ、オーウェン・ライト、タイラー・ライトというワールドツアーサーファーを兄姉にもつサラブレッドのマイキー・ライトと、アメリカのNSSAで1シーズンに30回という最多優勝記録の保持者であり、全米タイトルも獲得したカノア五十嵐が対戦した。かなりタフなコンディションでのファイナルは、マイキーが潰されながらも果敢にバレルインを繰り返して、ロースコアを重ねる。カノアはじっくりと良い波を待つ作戦だった。ヒート後半に入りようやく波を掴んだカノアは、バックハンドで2マニューバーを入れ、4.33をスコアし逆転に成功。しかし、直ぐにマイキーが肩の切れたライトを掴み5.83をスコアして逆転。そのままタイムアップとなり、マイキー・ライトが勝利を手に入れた。

 

イベント主催者は、明朝午前8時15分のスタートを目指し、午前8時、日本時間10月3日の15:00に再びコールする。

 

 

 

 

クイックシルバー・プロ・フランス:ラウンド2ヒート

ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)18.27 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)2.66
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15.00 def.ダスティー・ペイン(HAW)8.40
ヒート3:テイラー・ノックス(USA)16.80 def.エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)14.44
ヒート4:コロヘ・アンディーノ(USA)9.10 def.ジョシュ・カー(AUS)4.90
ヒート5:ジェレミー・フローレス(FRA)12.50 def.ヤイディン・ニコル(AUS)12.00
ヒート6:オーウェン・ライト(AUS)16.76 def.マット・ウィルキンソン(AUS)13.90
ヒート7:ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.77 def.アダム・メリング(AUS)4.30

 

クイックシルバー・プロ・フランス:残っているラウンド2
ヒート8:C.Jホブグッド(USA)対フレデリック・パターチア(HAW)
ヒート9:エイドリアン・バカン(AUS)対トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート10:ヘイター・アルベス(BRA)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート11:カイ・オットン(AUS)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート12:ダミアン・ホブグッド(USA)対ミゲール・プポ(BRA)

 

クイックシルバー・プロ・フランスは、9月28日から10月8日までウエイティング期間を保持し、http://quiksilverlive.com/profrance/2012/home.en.htmlでライブ中継される。またオフィシャルサイトではオンデマンドで見逃したヒートもチェック可能。http://quiksilverlive.com/profrance/2012/heat_review.en.html