JPSAロング第2戦「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」。
尾頭が7年振りの優勝。植村はバリ2連覇。
【現地時間2012年5月26日土曜日】インドネシアのバリ島ハーフウェイで開催中のJPSAジャパンプロサーフィンツアー2012ロングボード第2戦「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」は大会最終日。今日のクタ ハーフウェイの天候は雲多めの晴れ。風は朝からオフショア。波は朝一から引いていて、膝ももセット腰。潮が上げて最大セットで胸ぐらいまで入った。
男子のセミファイナル・ヒート1は、事実上のファイナル。ユージン・ティール、喜納 元輝、秋本 祥平、石塚 晃といったファイナル常連組が顔を揃えた。スロースタートのヒートを仕掛けてきたのは喜納 元輝。長いハングファイブからのステップバックしてリエントリーを決めて4.25をスコアして前半からリード。
さらに喜納 元輝は4.50をスコアしてヒートを支配する。しかし,後半に入り,右側のライトを待っていた石塚晃と秋本祥平のもとにロングウォールのライトブレイクが入る。ふたりは長いハングファイブとテン、そしてリエントリーでのフィニッシュを決めて高得点をマーク。最終的に秋本が12.50、石塚が12.40をスコアしてラウンドアップ。優勝候補のユージンと喜納 元輝を下した。
男子のセミファイナル・ヒート2は畑 雄二、桜岡 甲太、佐藤 広、尾頭 信弘。ひとりでレフトの波を待ち続けた尾頭が,長いハングファイブとリエントリーのコンビネーションで8.00をスコア。後半に6.00と6.01をマークした畑雄二とともに、桜岡 甲太、佐藤 広の追撃を振り切り、ファイナルに駒を進めた。
尾頭信弘が7年振りの優勝。
秋本 祥平、石塚 晃、畑 雄二、尾頭 信弘による男子ファイナル。スローなスタートとなったファイナルをレフトの波に的を絞った尾頭 信弘が、ハングファイブとカットバック、リエントリーのコンビネーションで8.50、6.75をスコアし,トータル15.25でファイナルをリードする。それに対し、昨年のバリ優勝者である石塚晃は、ライトブレイクを掴むと,ハングファイブからハングテンへつなぎ、更にカットバックからリエントリーで7.00をスコア。トータル13.50をマークして2位につける。セミファイナルまで調子の良かった畑雄二、秋本祥平は波とのリズムが合わずにスコアを上げる事が出なかった。そして、そのままタイムアップとなり,尾頭が7年振りの優勝を手に入れた。
植村未来がバリ2連覇。
女子のファイナルは、セミファイナルのヒート1を勝ち上がった宇井初美と田岡なつみ。そしてヒート2のクロスヒートを勝ち上がったベテラン植村未来と塩川増美による闘いとなった。そして,そんなファイナルでは、セミファイナルのレフト狙いだった植村未来が、ライトブレイクに的を絞り得意のテールコントロールのバックハンド・サーフィンでエクセレント・スコアを連打。7.00、8.00をスコアしてトータル15.00で下位の選手との差を大きく広げる。今回,好調な田岡なつみも追い上げるが逆転ならず。そのまま植村が逃げ切り,昨年のクラマスでの優勝に続くバリ2連覇を決めた。
ショートボードから7日間に渡るバリ島でのコンテストが終了。JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012ショートボード3戦は6月29日(金)~7月1日(日)で静岡県下田市 白浜で開催予定の「伊豆下田 CHAMPION PRO presented by LesPros entertainment」。
男子ロングボード優勝: 尾頭信弘、2位 石塚晃、3位 畑雄二、4位 秋本祥平。
女子ロングボード優勝:植村未来、2位 田岡なつみ、3位 宇井初美、4i位 塩川増美。
大会の模様はこちらで録画ビデオがご覧に慣れます。http://www.ustream.tv/user/JPSA
ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ・ショートボード結果
男子ショートボード優勝:林健太、2位:ダレン・ターナー、3位:田中樹、4位:松岡 慧斗
女子ショートボード優勝:大村奈央、2位:谷口 絵里菜、3位:宮坂桃子、4位:野呂玲花
関連記事:林健太がクラマスV4。大村奈央がクラマスV2を決める。
【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012
ショートボード、ロングボード第2戦
ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ
期 日/ショート5月18日(金)~22日(火)※プロトライアル同時開催
ロング 5月24日(木)~26日(土)※プロトライアル同時開催
会 場/バリ島 クラマス
特別協賛/株式会社 マックス・エー ガルーダ・インドネシア航空
主 催/JPSA
協 力/トラベルシーン バリサーフィンアソシエーション
大会の写真はこちらからご覧下さい。
http://twitpic.com/photos/SURFMEDIA_LIVE
また今大会の情報はJPSAのオフィシャルページに掲載されています。