ジョアン・デフェイがCT第5戦フィジー・ウイメンズプロ優勝。ベサニー・ハミルトン3位

ジョアン・デフェイがCT第5戦フィジー・ウイメンズプロ優勝。ベサニー・ハミルトン3位の快挙 


エクセレントなクラウドブレイクでツアー2勝目を上げたデフェイ WSL / Sloane

 

タヴァルア、フィジー(2016年5月31日火曜日)2016年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアー第5戦「フィジー・ウイメンズプロ」は大会最終日を迎え、6-8フィートにサイズアップしたクラウドブレイクで、3タイムWSLチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)を下し、ジョアン・デフェイ(FRA)が優勝した。

 

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ファイナルデイのハイライト映像/Fiji Highlights: Make Way for Defay

 

「私はこれまで一度もカリッサ(ムーア)に勝ったことがありませんでした。」と、デフェイが言った。

 

「彼女は本当に素晴らしいサーファーで、全てのヒートで9ポイント・ライドをスコアするなんて信じられない。そんな彼女を倒して優勝できて最高にハッピーです。一晩中ライブを見てくれた私の家族の感謝したいです。」

 

デフェイ WSL / cestari

 

 

昨年のVANS USオープンでCT初優勝を手に入れたデフェイにとって、今回が2度目の優勝。彼女は、クオーターファイナルでコートニー・コンローグ(USA)、セミファイナルでベサニー・ハミルトン(HAW)を下して勝ち上がり、優勝した事で、ジープ・リーダーボード第7位から第4位のポジションへジャンプアップした。

 

優勝したデフェイとムーア WSL / cestari

 

 

「波の素晴しさは本当に信じられなかった。我々は本当に運がいいですね」と、デフェイが言った。「全員がキレてました。ファイナルまでスマートなヒートをサーフしているとは思っていませんでした。毎回ヒートの最後にスコアを手に入れるパターンだったので、ファイナルはスタートから気合いが入っていました。だから今は最高の気分です。」

 

デフェイ WSL / Sloane

 

ファイナル・マッチアップは、両者とも並外れたパフォーマンスを披露。デフェイは、マッシヴなハックとクリーンなターンでエクセレントな8.40をスコアした。

 

残り時間10分を切り、どちらのサーファーにもスコアを改善するチャンスが与えられた。ムーアは巨大なバックサイド・ハックをセットアップしたが、セカンド・マニューバーでワイプアウト。

 

デフェイはクリティカルなチャージを見せて8.70のエクセレントをマーク。残り時間5分を切って3-タイム・ワールド・チャンピオンをコンビネーション・シチュエーションに追い込んで、勝利を手に入れた。

 

「好調なシーズンですが、この優勝は自分のランキングを上げてくれると思います。」と、デフェイが言った。「このあとの数イベントは、いつも良い成績を残せているイベントなので、この調子をキープしたいですね。」

 

2位となったカリッサ・ムーア WSL / Sloane

 

今回のフィジー・ウイメンズプロでムーアは、今シーズン初のファイナル進出となり、このフィジーのイベントにおけるベストリザルトを手に入れた。

 

ムーアはファイナルまでに完璧なパフォーマンスを見せ、ローラ・エネバー(AUS)に対したクオーターファイナル・マッチアップでは、パーフェクト10までスコアした。今回の第2位でムーアは、ジープ・リーダーボードで第3位のポジションを手に入れた。

 

「今回は素晴しいイベントでしたね。みんなとサーフィン出来て最高でした。」と、ムーアが言った。「ファイナルでリズムをキープ出来なかったのは残念ですけど、ジョアン(デフェイ)におめでとうって言いたいです。彼女は素晴しいサーフィンをしていました。」

 

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Carissa Moore Gets Pitted for Perfect 10

 

「これまでフィジーは私にとってチャレンジングなイベントでした。だから、ソリッドな波でビッグ・スコアを手に入れる事が出来て最高の気分でしたね。」と、ムーアが続けた。

 

「そして自分のコーチであるC.Jホブグッドと自分のサポート・チームに本当に感謝したいです。ファイナルは良い結果です。ネクスト・イベントのハンティントンでは、さらに良い結果を出したいと思います。」

 

大金星のベサニー・ハミルトン WSL / Sloane

 

フィジー・ウイメンズプロへワイルドカードで出場している、シャーク・アタック・サバイバーで、グローバル・スポーツアイコンである、ベサニー・ハミルトン(HAW)は、デフェイにセミファイナルで敗退した。

 

次々と番狂わせを引き起こしたハミルトンは 、クオーターファイナルでニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)を、ラウンド2でワールドNo.1のタイラー・ライト(AUS)を、ラウンド3で6-タイムWSLチャンピオン・ステファニー・ギルモア(AUS)を破った。

 

今回のイベントはハミルトンにとって、6回目のチャンピオンシップ・ツアー・イベントで、第3位は彼女のベストCTリザルトである。

 

「フィジーに来てコンテストに出場できて夢が叶いました。自分のパフォーマンスにも満足です。」と、ハミルトンが言った。

 

「チャンピオンシップ・ツアーの女性たちは、今ほんとうに素晴らしいサーフィンをしています。そのレベルは改善され、良くなり続けています。私は彼女たち全員をリスペクトし、この場所でほんとうに素晴しい時間を過ごせました。自分の夫と家族のサポート、そして私に声援を送ってくれたファンの人たちに感謝します。」

 

コートニー・コンローグは再びランキングトップへ WSL / Sloane

 

また、今回5位でフィニッシュしたコンローグは、ランキングトップへ再び躍り出て、後半戦となる第6戦のVANS USオープンで、WSLジープ・リーダー・ジャージーを着て戦う。

 

3位となったビアンカ

 

 

このウイメンズイベントに続き、6月05日-17日のウエイティング期間で開催される、メンズのフィジー・プロのために、ウイメンズと入れ替わり、クラウドブレイクとレストランツに世界最高峰のトップ34がやって来る。

 

2016サムスン・ギャラクシーWSLウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアーのネクスト・ストップは、2016年7月25日 ― 31日で開催される、VANS USオープン・オブ・サーフィンとなる。

 

 

関連記事:

ワイルドカードのベサニー・ハミルトンが大暴れ!CT第5戦フィジー・ウイメンズプロ

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/wct/1440/fiji-womens-pro

 

 

フィジー・ウイメンズプロ・ファイナル結果:
優勝:ジョアン・デフェイ(FRA)は、17.10
第2位:カリッサ・ムーア(HAW)10.70

 

フィジー・ウイメンズプロ・セミファイナル結果:
SF 1:ジョアン・デフェイ(FRA)17.47 def.ベサニー・ハミルトン(HAW)11.06
SF 2:カリッサ・ムーア(HAW)19.04 def.ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)16.60

 

フィジー・ウイメンズプロ・クオーターファイナル結果:
ヒート1:ベサニー・ハミルトン(HAW)12.33 def.ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)11.26
ヒート2:ジョアン・デフェイ(FRA)15.07 def.コートニー・コンローグ(USA)14.00
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)19.03 def.ローラ・エネバー(AUS)15.77
ヒート4:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)14.40 def.サリー・フィッツギボンズ(AUS)10.67

 

2016のサムスン・ギャラクシーWSLトップ5(フィジー・ウイメンズプロ後)
コートニー・コンローグ(USA)37,700pt
タイラー・ライト(AUS)36,950pt
カリッサ・ムーア(HAW)34,000pt
ジョアン・デフェイ(FRA)28,650pt
サリー・フィッツギボンズ(AUS)28,150pt