WSL台湾オープン・オブ・サーフィン2015が開幕。大野修聖がまさかのR2敗退

WSL台湾オープン・オブ・サーフィン2015が開幕。大野修聖がまさかのR2敗退

2015年11月27日金曜日：WSLイベント「2015台湾オープン・オブ・サーフィン（2015 Taiwan Open of Surfing）」が3～4フィートのジンズン・ハーバーでスタートした。

昨日はタフなコンディションのため、大会予定のキャンセルを強いられたが、本日はクリーンなグッドコンディションで、QS1,500のラウンド1と2が完了し、その後LQSイベントのメンズのラウンド2の2ヒートまでが行われた。

Taiwan Open of Surfing Day One Highlights

QS1,500のラウンド2からはトップシードが登場。オーストラリアのギャレット・パークス（AUS）が、高さのあるエア・リバースで9点台を2本スコア。エアリアル・サーフィンのラディカルなディスプレーで18.85という本日のハイエスト・ヒート・トータルを記録した。

「技を決めるためのフェイスのたくさんあるワイドな波を見ていたんです。」と、パークスが言った。「7ポイントと9ポイントをスコアした時点で試合を固め、あとはリラックスして楽しもうと思っていたら、9.85を手に入ることが出来たんです。波が入って来るとかなりファン・ウェイブですね。」

またカレントWSLオーストラレーシア・ジュニア・シリーズ・チャンピオンのカイ・ヒング（AUS）は最後の大逆転で1位でラウンド3進出した。

今回のイベントは、オーストリレジア・リージョンとの共同開催で、WSLジャパンの最終戦という位置付け。今年のWSLジャパンは、四国、湘南、日向の国内3戦に加え、今回の台湾オープンと全４戦を開催。今回のイベントが終了した時点でリージョナル・チャンピオンを決定し、日本の代表者1名に来年度のQS10,000（旧プライム）のシード枠が与えられる。

本日は、ラウンド1から、H5安井拓海、H7村上舜、H8松岡慧斗、ラウンド2からH4稲葉玲王、H5小林直海、H8渡辺寛、H9大橋海人、野呂海利、H11仲村拓久未、H12西優司、H13小笠原由織、H14辻裕次郎、佐藤魁、H15大野修聖、小川幸男、田中大貴、H16 加藤嵐、山中海輝が出場。

なかでもラウンド1から出場の村上舜は、ラウンド1でエクセレントの8.25を6.25でバックアップ。ヒートトータル14.50で1位通過。その他の日本人選手も順当に勝ち上がるなか、ヒート15では番狂わせが発生。大野修聖が田中大貴と小川幸男に敗れ、彼のファーストラウンドで姿を消した。

各選手が波を捕らえる中、辛抱強く良い波を待ち続けた大野。最終的にその作戦が裏目に出た形となった。

「今日の波は、本当に楽しかったです。」と、田中が言った。「大野選手に対してサーフィンをしたのは、今回が初めてで、いつも尊敬して来てたので、物凄くナーバスになっていました。大野選手を倒せるとは思っても見なかったので、ヒートを勝ち上がれて本当に嬉しいです。」

その他に、野呂海利、小笠原由織、山中海輝、ラウンド1を勝ち上がった松岡慧斗の4名もベスト32を前に敗退となった。

現在、ランキング・トップを走る大橋海人。そして565ポイント差で追いかける2位の辻裕次郎、3位の仲村拓久未、4位の加藤嵐はラウンド3進出。彼らは大橋海人が勝ち上がっている以上、絶対に負けるわけにはいかない。

WSLは今年、各リージョン4戦以上基準とし、すべてのQSイベントを1,000 ポイント基準で換算したランキングとなるため、仮に大橋がラウンド３で4位で破れてもポイントは2170＋185＝2355。これを1,605ポインの辻が越えるためには、750が必要で、ファイナル進出し優勝しかない。（ファイナルは優勝1000、2位750）

※1000ポイント換算で計算を訂正しました。

大橋海人がこのリードを保ったまま逃げ切るか、それとも2位の辻や3位の仲村が大逆転劇を見せるのか。２８日土曜日は現地時間6時半スタートでメンズQSはラウンド4まで行われる予定。もしかすると明日にはチャンピオンが決定となるか。

***** Heat Schedule for 28th Saturday *****

Check-in 6:00am (Local Time: Nov 28th, 2015 6:00am CST)
Starts 6:30am

* 06:30 Men’s LQS1500 Round 32
Heat 3 to 8 (20 minutes each heat)

* 08:30 Men’s QS 1500 Round 32
Heat 1 to 8 (20 minutes each heat)

* 11:10 Men’s QS 1500 Round 16
Heat 1 to 8 (20 minutes each heat)

* 12:50 Men’s LQS Round 16
Heat 1 to 4 (20 minutes each heat)

* 14:10 Women’s LQS Round 16
Heat 1 to 4 (20 minutes)

* 15:30 Women’s LQS Quarter Final
Heat 1 to 4 (20 minutes each heat)

ロングでは、男子で秋本祥平、堀井哲、齋藤久元、櫻岡甲太、佐藤広、塚本将也、富永祥太、女子では鈴木由貴、田岡なつみ、吉川広夏が名前がクレジット。

台湾でWSLジャパン最終戦「Taiwan Open of Surfing」明日開幕。多くの日本人選手が参戦。