VANS USオープンは世界最高峰の女性サーファーが登場。QSメンズはラウンド1が完了。

VANS USオープンは世界最高峰の女性サーファーが登場。QSメンズはラウンド1が完了。 


マリア・マニュエル(HAW)Image: © WSL/Morris

 

 

ハンティントン・ビーチ、CA/USA(2015年7月28日火曜日)カリフォルニアのハンティントン・ ビーチで開催中の「VANS USオープン・オブ・サーフィン」は、3~4フィートのファンコンディションで、サムスン・ギャラクシー・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアー(CT)第6戦がキックオフ。ラウンド1が終了。またメンズのQSはラウンド1のヒート13から、R1を完了した。

 

ワールドベスト女性サーファーたちは、ダイレクトにラウンド3へパスするため、ハンティントン・ビーチ・ピアのハイパフォーマンス・ビーチ・ブレイクで激しくバトルを繰り広げた。

 

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午後のコンペティションでは番狂わせが発生。昨年のイベント勝利者であるタイラー・ライト(AUS)、ジープ・レイティング・リーダーのカリッサ・ムーア(HAW)、世界ランク3位のサリー・フィッツギボンズ(AUS)といった選手が破れ、ラウンド2のルーザースへ回った。ライト、ムーア、フィッツギボンズは、再び明日バトルをすることとなる。

 

そのトップサーファー達をラウンド2へ追いやったのはマリア・マニュエル(HAW)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ジョアン・デフェイ(FRA)。

 

マニュエルは、タフな午後のコンディションをフル活用して、7.17をスコア。ディミティ・ストイル(AUS)とライトを抑えて勝利に繋げた。

 

ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)Image: © WSL/Rowland

 

 

ヒート終盤まで3位を強いられていたヴァン・ダイクは、ラストウェイブで大逆転して、二度のイベント勝利者ムーアをラウンド2へ追いやった。「最後まで冷静でしたね。絶対にスコアを出せる、良い波が入って来るのは分かっていました。最後に優先権を使って、逆転出来てラッキーでした。」

 

ラウンド1のハイエストシングル9.27をスコアして、絶好調だったジョアン・デフェイ(FRA)。CTキャリアで初めてフィッツギボンズを下してラウンド3へダイレクトに勝ち上がった。

 

ジョアン・デフェイ(FRA)Image: © WSL/Rowland

 

 

また、ジープ・リーダーボードNo.2でハンティントン・ビーチ・ローカルのコートニー・コンローグ(USA)も、2つの7-ポイント・ライドで、ワイルドカードのキーリー・アンドリュー(AUS)とシルヴァナ・リマ(BRA)を抑え、ラウンド3へ勝ち上がっている。


 

コナー・オリアリーはヒートスコア12.00で1位でラウンドアップ。Image: © WSL/Rowland

 

メンズ・コンテストは、ラウンド1のヒート13 – 24までが行われた。

 

フェデリコ・モライス(PRT)はフルローテーションでマッシヴな9.03をスコア。16.86のコンテスト-ハイ・ヒート・トータルで、CTサーファー・エイドリアン・バカン(AUS)を2位に抑えて1位で勝ち上がった。

 

また、CTサーファーでカリフォルニア出身のコロヘ・アンディーノ(USA)は、ここまでコンテストにおけるハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを記録。クリティカル・セクションでの2つのヒュージターンでエクセレントな9.60をマークした。

 

今シーズン予想外の展開を強いられているアンディーノは、このハンティントンで良い結果を望んでいる。

 

「今年のツアーは思ったような成績が残せていなくて、調子を戻せるように、どんな試合も全力でやっています。波が凄くバンピーだったので、あの波が入って来てラッキーでしたね。あの波は凄くクリーンで、自分が思う以上にハードにヒットできました。サーフボードは好調で、勝ち上がれて最高です。」

 

フリーペ・トリード(BRA) Image: © WSL / Morris

 

 

昨年のイベント勝利者で、ジープ・リーダーボード第4位のフリーペ・トリード(BRA)は、本日のオープニング・ヒートにおける、彼のセカンド・ウェイブで得意のエアを披露。

 

トリードは、家族が見守る中、そのハイパフォーマンス・ハンティントン・ビーチ・コンディションで、リラックスしているようだった。

 

「僕は、ここの波には本当に自信があるんです。」と、トリードが言った。「このクリーンな波と暖かい海の水は最高です。このサイズの波では自分のボードが良く動いてくれます。このようなコンディションで、同様のスカッシュ・テールのボードに乗って、スナッパーで素晴らしい成績を残せました。ヒートの数も多いですし、今回は家族と楽しんでやるつもりです。これが終わるとツアーも後半戦ですからね。」

 

 

またWSLジュニアのシードで出場している日本の安井拓海がラウンド1のヒート17に登場。ヒート前半にフォアハンドでブローテールのスナップを見せ6.77 をスコアするも、バックアップを見つけられずヒートスコア10.44で3位で敗退となった。

 

明日はカノアと大原洋人が再び登場

 

コンペティションは、明日午前7時30分からウイメンズのラウンド2と3が行われ、そのあとメンズのラウンド2のヒート1 から 6までが行われる予定。

 

ラウンド2のヒート3ではカノア五十嵐(USA)が、マルコ・フェルナンデス(BRA)、アレホ・ムニーツ(BRA)、パーカー・コフィン(USA)と対戦。ヒート6では大原洋人が、ミッチ・クルーズ(AUS)、デイヴィ・キャスルズ(AUS)、スティーブン・ピアソン(PYF)と対戦する。

 

世界を目指してがんばれ日本!



ライブ中継が行われるオフィシャルサイトはこちら。

http://www.vansusopenofsurfing.com/

 

現地時間の朝7時30分は、日本時間の夜11時30分です。

 

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メンズのQS 10,000ラウンド2マッチアップ:

 

ヒート1:パトリック・グダスカス(USA)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、ティアゴ・ピレス(PRT)、アダム・メリング(AUS)
ヒート2:ネイザン・イエオマンズ(USA)、マイケル・ロドリゲス(BRA)、マイケル・ダンフィ(USA)、サンチァゴ・ムニーツ(ARG)
ヒート3:カノア五十嵐(USA)、マルコ・フェルナンデス(BRA)、アレホ・ムニーツ(BRA)、パーカー・コフィン(USA)
ヒート4:ティム・レイズ(USA)、カルロス・ムニョス(CRI)、イアン・ゴウベイア(BRA)、ネイザン・ヘッジ(AUS)
ヒート5:フレデリック・パターチア(HAW)、ライアン・キャリナン(AUS)、ラムジィ・ボウカム(MAR)、ヘイター・アルベス(BRA)
ヒート6:ミッチ・クルーズ(AUS)、デイヴィ・キャスルズ(AUS)、大原洋人(JPN)、スティーブン・ピアソン(PYF)

 

ヒート7:フリーペ・トリード(BRA)、カイオ・イベリ(BRA)、グレンジャー・ラーセン(HAW)、ベイリック・デ・ブリース(ZAF)
ヒート8:ミゲール・プポ(BRA)、コナー・オリアリー(AUS)、アレックス・リベイロ(BRA)、クーパー・チャップマン(AUS)
ヒート9:フレデリコ・モライス(PRT)、マキシム・フスナット(FRA)、アリツ・アランブルー(ESP)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート10:ディオン・アトキンソン(AUS)、チャーリー・マーティン(GLP)、クリスチャン・キマーソン(BRA)、エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート11:トーマス・ヘルメス(FRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ジャック・フリーストーン(AUS)、ナット・ヤング(USA)
ヒート12:デーン・レイノルズ(USA)、タナー・グダスカス(USA)、ビリー・ステアメンド(NZL)、ジョシュア・モニーツ(HAW)

 

ウイメンズのラウンド2マッチアップ:
ヒート1:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)対ディミティ・ストイル(AUS)
ヒート2:タイラー・ライト(AUS)対アレッサ・クイゾン(HAW)
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)対チェルシー・トゥアク(BRB)
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート5:レイキー・ピーターソン(USA)対セージ・エリクソン(USA)
ヒート6:シルヴァナ・リマ(BRA)対ローラ・エネバー(AUS)

 

 

Women’s Round 1 Results:
Heat 1: Malia Manuel (HAW) 12.50, Dimity Stoyle (AUS) 8.37, Tyler Wright (AUS) 6.00
Heat 2: Coco Ho (HAW) 15.50 , Lakey Peterson (USA) 14.50, Alessa Quizon (HAW) 7.17
Heat 3: Nikki Van Dijk (AUS)13.50 , Carissa Moore (HAW) 12.87, Chelsea Tuach (BRB) 10.93
Heat 4: Courtney Conlogue (USA) 14.50, Keely Andrew (AUS) 13.33, Silvana Lima (BRA) 8.50
Heat 5: Johanne Defay (FRA) 17.44, Sally Fitzgibbons (AUS) 12.40, Sage Erickson (USA) 10.03
Heat 6: Tatiana Weston-Webb (HAW) 14.43, Laura Enever (AUS) 9.10, Bianca Buitendag (ZAF) 7.83

 

Men’s QS 10,000 Round 1 Results:
Heat 13: Filipe Toledo (BRA) 14.76, Cooper Chapman (AUS) 13.50, Tanner Gudauskas (USA) 12.53, Kalani David (HAW) 8.00
Heat 14: Caio Ibelli (BRA) 12.43, Alex Ribeiro (BRA) 11.26, Nic Von Rupp (POR) 8.10, Soli Bailey (AUS) 8.00
Heat 15: Connor O’Leary (AUS) 12.00, Granger Larsen (HAW) 12.00, Ricardo Christie (NZL) 9.87, Marlon Lipke (PRT) 7.77
Heat 16: Miguel Pupo (BRA) 13.60, Beyrick De Vries (ZAF) 12.87, Noe Mar McGonagle (CRI) 12.20, Bino Lopes (BRA) 10.40
Heat 17: Frederico Morais (PRT) 16.86, Adrian Buchan (AUS) 14.70, Takumi Yasui (JPN) 10.44, Yadin Nicol (AUS) 6.60
Heat 18: Maxime Huscenot (FRA) 13.66, Krystian Kymerson (BRA) 12.27, CJ Hobgood (USA) 10.76, Mason Ho (HAW) 8.83
Heat 19: Charles Martin (GLP) 14.67, Aritz Aranburu (ESP) 13.17, Brett Simpson (USA) 11.90, Thomas Woods (AUS) 11.40
Heat 20: Dion Atkinson (AUS) 15.30, Jadson Andre (BRA) 14.80, Willian Cardoso (BRA) 10.34, Sunny Garcia (HAW) 6.83
Heat 21: Tomas Hermes (BRA) 16.43, Joshua Moniz (HAW) 13.60, Marc Lcaomare (FRA) 13.40, Sebastian Zeitz (HAW) 13.26
Heat 22: Kolohe Andino (USA) 16.10, Billy Stairmand (NZL) 13.17, Conner Coffin (USA) 9.30, Hizunome Bettero (BRA) 9.27
Heat 23: Tanner Hendrickson (HAW) 15.27, Jack Freestone (AUS) 14.90, Luke Davis (USA) 13.37, Jesse Mendes (BRA) 10.66
Heat 24: Dane Reynolds (USA) 13.40, Nat Young (USA) 12.60, Tom Whitaker (AUS) 12.54, Brent Dorrington (AUS) 8.67