WSLメンズ CT第6戦『Jベイ・オープン』ラウンド2はブラジリアン・ストームがリターン。

WSLメンズ CT第6戦『Jベイ・オープン』ラウンド2はブラジリアン・ストームがリターン。 


IMAGE CREDIT: WSL /Kirstin

 

 

ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2015年7月13日、月曜日)サムスン・ギャラクシーWSLメンズ CT第6戦『Jベイ・オープン』は2日連続のレイデーを経て、本日ラウンド2から再開。4~6フィートのジェフリーズ・ベイでラウンド2の12ヒートと、ラウンド3のオープニングの4ヒートが終了した。

 

ラウンド1での予想外の結果の後、本日はブラジリアン・ストームがリターン。ジープ・ランキング・リーダーのエイドリアーノ・デ・スーザ、フリーペ・トリード、WSLチャンピオンに君臨するガブリエル・メディーナ、ルーキーの・ウィゴリー・ダンタス、そしてワイルドカードのアレホ・ムニーツまで、全員がヒートを勝ち上がった。

 

また一方で、元イベント勝利者のタジ・バロウ(AUS)とジョディ・スミス(ZAF)が、アレホ・ムニーツとアダム・メリング(AUS)に破れ、さらに世界3位のオーウェン・ライト(AUS)が、ラウンド3でエイドリアン・バカン(AUS)に破れる番狂わせも発生した。

 

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2度のイベント勝利者であるジョエル・パーキンソン(AUS)とルーキーのリカルド・クリスティ(NZL)は、ラウンド2で本日一番のヒートを演じた。

 

両者ともビッグスコアで会場を沸かせたが、巨大なオープンフェイスのカーヴィングとクイック・バレルでパーフェクトに近い9.77をマークしたのは、このJベイでの経験豊富な2012年のワールド・チャンピオン、パーキンソンだった。

 

クリスティは、最後までクラシック・パワー・サーフィンで反撃したが逆転ならず。ルーキーはインプレッシブな18.13のヒート・トータルをスコアしたにもかかわらず、25位でイベントを終えた。

 

「それは、Jベイでの夢に見るヒートだった」と、パーキンソンが言った。今シーズンは思わしくない結果も残して来ているけど、決して諦めはしない。ここに来れて本当に幸せだよ。サーフィンしまくっている。今シーズンのスタートは、スローで酷かったけど、前回フィジーのイベントの後、流れを掴め初めている。だから、ここでは良い結果を残せるかもしれない。」

 

同じオーストラリアのカイ・オットン(AUS)は本日の、もう一人の素晴らしいパフォーマーだった。オットンはラウンド2でのハイ・スコアリング・バトルで、ジャドソン・アンドレ(BRA)を下し、更にラウンド3ではルーキーのイタロ・フェレイラ(BRA)を破った。

 

エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)IMAGE CREDIT: WSL /Kirstin

 

 

また、ジープ・リーダーボード・No.1のエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、今日のオープニング・ヒートで、ローカル・ワイルドカードのスレード・プレストウィッチ(ZAF)と対戦。接戦となったヒートをプレストウィッチが僅かにリード。しかし、最後はデ・スーザがロング・ライドでエクセレントの8.33をスコア。バックアップに6.00を揃えて勝利を収めた。

 

フリーペ・トリード(BRA)IMAGE CREDIT: WSL /Kirstin

 

 

土壇場でリプレイスメントを手に入れたマイケル・フェブラリー(ZAF)も、ヤング・ブラジリアンのフリーペ・トリード(BRA)に敗れた。

 

「ラウンド2を戦う事は、本当にタフです」と、トリードが言った。「マイケル(フェブラリー)が、この波を知っていて、良いサーフィンをするので僕はちょっとナーバスになっていました 。ラウンド3へ勝ち上がれて嬉しいです。暖かかったフィジーからこの寒さはキツいですね。波もレフトでしたし。ここは寒くて波もライトで風も強くてタフです。だから慣れるためにもレイデーが続いてあり難かったです。」

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)IMAGE CREDIT: WSL /Kirstin

 

 

 

今シーズンの前半は予想外の結果に苦しんでいる、WSLチャンピオンに君臨するガブリエル・メディーナ(BRA)。今日のラウンド2では、ポケットでのタイトなサーフィンで、バーティカルなスプレーを上げて、グレン・ホール(IRL)を下した。

 

「リラックスしようと努力していました。自分の波を掴んで自分のサーフィンをしようとしていました。良い板を見つけるのは難しいですね。ここは本当に寒いですね。僕は練習のために早起きしています。ハードにサーフィンしたのでラウンド3へ勝ち上がれて嬉しいです。」と、メディーナが言った。

 

 

またラウンド2のヒート4では、リプレイスメントのアレホ・ムニーツ(BRA)がワールドNo.5のタジ・バロウ(AUS)を破る番狂わせが発生。エキサイティングなシーソーバトルの末、最後に追い込まれたのはタジ・バロウ。パワーとスピード手に入れたムニーツは、見事なレイルワークでエクセレントな9.30をスコアした。

 


「バリートのようなビッグ・コンペティション(QS10,000)で優勝できた事が、今回のイベントに多くの自信を与えてくれています。僕はこのイベントに本当にフォーカスしています。ワールド・ツアー・イベントで良い成績を残したい。今年3回チャンスがあったんですが、ミスしてしまいました。でも今回は、かなりリラックスして出来ると感じています。自分に必要なQS(クオリファイ・シリーズ)での仕事は既にやり終えてますからね。楽しんで自分のサーフィンをやるだけです。」

 

アダム・メリング(AUS)は、ラウンド2で2度のイベント勝利者であるジョディ・スミス(ZAF)を倒した。メリングは2本の7ポイント・ライドで処勝利を固め、スミスはラインナップで波を待ち続けたままタイムアップとなった。スミスはキャリア初となるJベイ・オープンで25位となった。

 

更に、ラウンド3で世界ランク3位のオーウェン・ライト(AUS)も、世界ランク30位のエイドリアン・バカン(AUS)に終了間際の大逆転で敗退。ラウンド2でリプレイスメント・サーファーのトーマス・ヘルメス(BRA)を破ったライトだったが、今回を13位でフィニッシュとなった。

 

オーウェン・ライト(AUS)IMAGE CREDIT: WSL /Kirstin

 

 

「願っていた結果ではないけど、良いサーフィンが出来ていたので気分は良いですよ。」と、ライトが言った。「それは、かなりのクロスヒートで素晴らしいグーフィー・バトルでした。僕は、次ぎのタヒチを、本当に楽しみにしています。大好きな場所なんです。結果はただの結果に過ぎないのです。重要なメインのことは、笑顔で気持ち良く一年を通してやれるかということ。 僕はそうしている。」

 


 

 

現在の日本と南アフリカとの時差は、7時間。

ネクストコールは現地時間7時30分、日本時間の14時30分。


http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1244/j-bay-open

 

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Jベイ・オープン・ラウンド2結果:
ヒート1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)14.33 def.スレード・プレストウィッチ(ZAF)13.04
ヒート2:フリーペ・トリード(BRA)12.00 def.マイケル・フェブラリー(ZAF)8.00
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)16.17 def.トーマス・ヘルメス(BRA)13.77
ヒート4:アレホ・ムニーツ(BRA)18.13 def.タジ・バロウ(AUS)15.83
ヒート5:ナット・ヤング17.10(USA)def.ブレット・シンプソン(USA)12.10
ヒート6:イタロ・フェレイラ(BRA)15.96 def.ダスティー・ペイン(HAW)15.16
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.00 def.グレン・ホール(IRL)10.44
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)18.84 def.リカルド・クリスティ(NZL)18.13
ヒート9:アダム・メリング(AUS)14.90 def.ジョディ・スミス(ZAF)8.03
ヒート10:カイ・オットン(AUS)18.10 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)17.07
ヒート11:ウィゴリー・ダンタス(BRA)17.77 def.ミゲール・プポ(BRA)15.23
ヒート12:マット・ウィルキンソン(AUS)14.80 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)13.93

 

Jベイ・オープン・ラウンド3結果:
ヒート1:エイドリアン・バカン(AUS)15.50 def.オーウェン・ライト(AUS)15.40
ヒート2:カイ・オットン(AUS)15.50 def.イタロ・フェレイラ(BRA)12.83
ヒート3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.94 def.フレデリック・パターチア(HAW)8.40
ヒート4:ナット・ヤング16.87(USA)def.アダム・メリング(AUS)8.03

 

Jベイ・オープン、アップカミング・ラウンド3マッチアップ:
ヒート5:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ウィゴリー・ダンタス(BRA)
ヒート6:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対デーン・レイノルズ(USA)
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)対C.Jホブグッド(USA)
ヒート8:ガブリエル・メディーナ(BRA)対マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート9:ケリー・スレーター(USA)対コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート10:ジョシュ・カー(AUS)対キアヌ・アシン(HAW)
ヒート11:ビード・ダービッジ(AUS)対ミシェル・ボレーズ(PYF)
ヒート12:フリーペ・トリード(BRA)対アレホ・ムニーツ(BRA)