メディーナ、トリード、ブラジリアン・ストームが次々と敗退。番狂わせ続出の波乱のラウンド2
マーガレット・リヴァー、ウェスタン・オーストラリア(2015年4月16日木曜日)WSL-CT第3戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」は本日、男子のラウンド2から再開。試合は昨日同様、ザ・ボックスとメイン・ブレイクを使って行われ、素晴らしい波で激しいバトルが展開された。
Big Moments, Big Upsets: ラウンド 2 ハイライト映像
ワイプアウトと番狂わせ、そして際立ったパフォーマンスの連続となった本日。ワイルドカードのジェイ・デーヴィス(AUS)がガブリエル・メディーナ(BRA)を。そして、ルーキーのリカルド・クリスティ(NZL)がフリーペ・トリード(BRA)を下す大番狂わせが発生。またオーウェン・ライト(AUS)はパーフェクト10をマークした。
WSLチャンピオンに君臨するガブリエル・メディーナ(BRA)は、トライアル勝利者である危険なローカル・サーファーのジェイ・デーヴィス(AUS)と対戦した。
デーヴィスは、深いバレルで6.67をスコアしてヒートをリード。メディーナもバックハンドで6.67をスコアし逆転するも、デーヴィスは再び深いバレルをメイクしてエクセレントの8.5をスコア。大逆転でメディーナを封じ込めた。
「僕は最高に燃えています。」と、デーヴィスが言った。「それは、自分の尊敬するサーファーとのウエスタン・オーストラリアでの素晴しい一日でした。ガブリエル(メディーナ)は昨年、ワールド・タイトルを獲得した選手です。そんな彼と世界屈指の波で一緒にサーフィン出来るチャンスをもらえて最高でした。
僕は四六時中、ここでサーフィンしているんです。だから、その経験を上手く使って更にラウンドアップ出来たら嬉しいですね。」
ルーキーのリカルド・クリスティ(NZL)は、チャレンジング・コンディションで絶好調のフリーペ・トリード(BRA)を破って初のヒート勝利を手に入れた。30分のヒートはシーソーゲームだったが、クリスティが残り時間5分でトップ・スポットをゲット。
終了間際でトリードが逆転に必要なスコアは5.67だったが、僅差ながら、そのスコアを手に入れる事は出来なかった。
「やっとコンペティションに勝ったように感じます。」と、クリスティが言った。「今年はタフなスタートになりましたが、このような波でイベントが行われるなんて信じられない感じですよ。
フリーペ(トリード)を克服出来て嬉しいですね。彼は今シーズン絶好調で、僕とは正反対でしたから。あの彼の最後の波にスコアが出ていたら、僕はきっと怒っていたでしょうね。あの波は小さかった。僕には昨日ちょっとしたトラブルがあったんです。
どこで待てばいいか分かりませんでした。でも少しアウトなんだという事が、今日分かったんです。今朝テイクオフするジョン・ジョン(フローレンス)とジョシュ・カーを見て、これをしなきゃって思ったんです。」
オーウェン・ライト(AUS)がイベント初のパーフェクト10
本日最高のパフォーマンスは、オーウェン・ライト(AUS)とダスティー・ペイン(HAW)のラウンド2ヒートで起った。
ライトはバックハンドで、ファースト・ビッグ・スコア8.50を記録。そして、ペインも8.40をスコアして、その戦いを振り出しに戻した。そして、ライトは巨大で深いバレルをメイクして、イベント初のパーフェクト10をマーク。圧倒的な勝利を収めた。
「僕はこれまでに、ここでサーフィンをしたことがなくて、これが自分にとってファースト・タイムなんです」と、ライトが言った。「セットが来たので行ったんです。この感じの波が好きなんですよ。あの波が来たとき、何とか良いポジションに入ることが出来たんです。波は完全に私を包み込んで、波に後は任せました。」
ブラジリアン・ストームが敗退するなか、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とワイルドカードのアレホ・ムニーツ(BRA)が対戦。岩棚の上でフリーフォール・ドロップを決めたデ・スーザが、ラウンド3進出。
地元の声援に応えたタジ・バロウ(AUS)は、サーフボードを折ったにもかかわらず、13.67のヒート・トータルで、ブレット・シンプソン(USA)を下してラウンドアップした。
エクセレントなコンディションが、続く見込みのWSL-CT第3戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」。ネクストコールは、現地時間7時、日本時間で8時だ。
オフィシャルサイトでは、ライブ中継の他、様々なコンテンツが用意されている。
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1226/drug-aware-margaret-river-pro
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ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ:ラウンド2結果
ヒート1:ジェイ・デーヴィス(AUS)15.17 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)7.67
ヒート2:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.90 def.アレホ・ムニーツ(BRA)11.33
ヒート3:ジョシュ・カー(AUS)9.33 def.C.Jホブグッド(USA)4.83
ヒート4:リカルド・クリスティ(NZL)13.26 def.フリーペ・トリード(BRA)13.07
ヒート5:タジ・バロウ(AUS)13.67 def.ブレット・シンプソン(USA)7.17
ヒート6:オーウェン・ライト(AUS)18.50 def.ダスティー・ペイン(HAW)10.90
ヒート7:ナット・ヤング11.50(USA)def.キアヌ・アシン(HAW)2.43
ヒート8:グレン・ホール(IRL)は、5.44def.コロヘ・アンディーノ(USA)4.90
ヒート9:アダム・メリング(AUS)7.53 def.ビード・ダービッジ(AUS)5.47
ヒート10:イタロ・フェレイラ(BRA)12.26def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)11.66
ヒート11:ジャドソン・アンドレ(BRA)10.83 def.マット・バンティング(AUS)7.17
ヒート12:カイ・オットン(AUS)16.83 def.マット・ウィルキンソン(AUS)13.07
ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ:ラウンド3組み合わせ
ヒート1:ジョディ・スミス(ZAF)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート2:ミシェル・ボレーズ(PYF)対カイ・オットン(AUS)
ヒート3:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対アダム・メリング(AUS)
ヒート4:ジョエル・パーキンソン(AUS)対セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート5:ナット・ヤング(USA)対ミゲール・プポ(BRA)
ヒート6:ミック・ファニング(AUS)対ジェイ・デーヴィス(AUS)
ヒート7:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対リカルド・クリスティ(NZL)
ヒート8:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート9:タジ・バロウ(AUS)対フレディー・パターチアJr.(HAW)
ヒート10:ジョシュ・カー(AUS)対イタロ・フェレイラ(BRA)
ヒート11:オーウェン・ライト(AUS)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート12:ケリー・スレーター(USA)対グレン・ホール(IRL)
ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ウイメンズ:ラウンド1組み合わせ
ヒート1:レイキー・ピーターソン(USA)、ジョアン・デフェイ(FRA)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
ヒート2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、アレッサ・クイゾン(HAW)
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)、ココ・ホー(HAW)、クレア・ベビラックァ(AUS)
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)、ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)、セージ・エリクソン(USA)
ヒート5:タイラー・ライト(AUS)、シルヴァナ・リマ(BRA)、ローラ・エネバー(AUS)
ヒート6:コートニー・コンローグ(USA)、マリア・マニュエル(HAW)、ディミティ・ストイル(AUS)