トリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ」再開。新井洋人がラウンド3進出。
サンセット・ビーチ、オアフ/ハワイ(2014年12月2日火曜日)コンディション不良でレイデイが続いていたトリプルクラウンのセカンド・ステージ「VANSワールド・カップ」は、ダブルからトリプル・オーバーヘッドのコンディションでラウンド2を完了した。そしてクオリファイ・シリーズの最終戦である「VANSワールド・カップ」は、来季のWCT入りを目指すサーファー達の運命を左右する重要なイベントとなっている。
そんな中で、来季のWCTへクオリファイの瀬戸際にいたオーストラリアのジャック・フリーストーンは、ヒート9で2位キープしていた。しかしヒート終了間際に逆転負けを食らった。同じくブラジリアンのジェシー・メンデスとウイリアン・カルドゾもイベントから姿を消した。彼らの運命は、現時点でサンセットを勝ち上がり、彼らに追いつくことが出来る数名のサーファーの結果に委ねられている。
少なくともラウンド4に勝ち上がることで、クオリファイへのチャンスをインプルーブ出来るのは、ジョアン・ドゥルー(FRA)、チャーリー・マーティン(GLP)、リカルド・クリスティ(NZL)、ダスティー・ペイン(HAW)。彼らは今日のラウンドを勝ち上がっている。
VANSワールド・カップの最年少コンペティターである16才のレオ・フィオラバンティ(イタリア)とハワイのセス・モニーツは、今日のサンセットで際立ったパフォーマンスを見せた。フィオラバンティは、ヒート3で、エクセレントの9.07にバックアップ7.1を揃え、ここまでイベントにおけるトップ・ヒート・スコアとなる16.17という素晴らしいコンビネーション・スコアをマーク。レオは、このイベントのセミファイナルまたはファイナルに達することができるならば、クオリファイのポテンシャルを持っている 。
Fioravanti Scores 9.07 at Sunset
「僕は、ワイドに構えようとして、他の選手はディープに捕まっていましたね。」と、フィオラバンティが言った。「僕は、2つの波を手に入れて、4つのターンを入れられた波は、自分のヒートがスタートして10分後でした。それは自分とイタリアのクオリファイを意味します。これまでイタリアの選手がここまで来たことはないと思います。この調子をキープしたいですね。故郷では素晴しいサポートをしてもらっています。上手く良い波が続いて、幸運が僕に味方してくれることを願います。」
セス・モニーツは、本日のベスト・バレルをつかまえ、ホワイトウォーターで持ちこたえてメイク。ヒートのベストスコア9.17もスコアして、アレックス・スミス(HAW)、カルロス・ムニョス(CRI)、サンチァゴ・ムニーツを下してラウンドアップ。
僕は、ただ素晴らしい波で行われている、イベントを楽しんでいるだけなんですよ。
2週前に行われたハレイワのVANSトリプルクラウンのファースト・ステージの勝利者であるハワイのダスティー・ペインは、彼のソリッド・フォームを維持し、クオリファイを決めるために少なくとも第13位のポジションでフィニッシュすることを目指す。しかし、明日はトップシードが登場し、ガブリエル・メディーナ、デーン・グダスカス(USA)、コナー・オリアリー(AUS)と対戦。厳しいタフな戦いを強いられるだろう。
「僕は本当に長い間、海に入れなかったので、サーフィンできるなら、どんな日でも最高なんですよ。」と、ペインが言った。「僕は、クオリファイとトリプルクラウン・タイトル、その同じくらい素晴らしいものについて、考え始めてもいないんです。僕は、ただ素晴らしい波で行われている、これらのイベントを楽しんでいるだけなんですよ。」
元ASPワールド・チャンピオン・ジョエル・パーキンソン(AUS)は明日、ラウンド3のヒート1に登場する予定だったが、バックドア・パイプで今日フリーサーフィン中に、肩から背中を負傷したとして大会をキャンセル。パーキンソンは2つのラージ・ウェイブでリーフへヒット、診察のために病院に向った。パーキンソンは「僕はサンセットを欠場するが、パイプには戻って来る!」と言っている。彼の早い回復を願おう。彼のポジションはヤイディン・ニコル(AUS)が代わりに出場する。
また補欠リストでオートネ待ちをしていた新井洋人と大橋海人が、本日の最終ヒートに出場。アイゼア・モニーツ(HAW)とマイケル・ダンフィ(USA)と対戦。新井洋人はヒート中盤にミドルサイズの波でマニューバーを見せ4.60をスコア。バックアップを2.50とし2位で後半戦へ。クリティカルなターンを見せた新井洋人は、バックアップを3.50に塗り替え、バックハンドでチャージするモニーツに次いで2位でラウンドアップ。大橋は思うような波を掴めずに4位で敗退となった。
新井洋人は、ラウンド3のヒート15で、カイ・オットン、マット・ウイルキンソン、ギャレット・パークスと対戦する。GO!HIRO!
元JPSAチャンピオン柄沢明美プロの長男、コナー・オリアリー(AUS)は、バックハンドでサンセットをチャージして見事1位でラウンド3へ。ハワイの喜納海人は惜しくも3位敗退となった。
明日はいよいよトップシードのラウンド3。ミシェル・ボレーズ(PYF)、ジョシュ・カー(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、ジョディ・スミス(ZAF)そして、メディーナがラインナップ。イベント主催者は明日もソリッド・サーフが続くと予測し、大会が開催されることを期待している。
関連記事:
ストーミー・サンセットでVANSトリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ」が開幕。
トリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ」11月24日から開催
オフィシャルサイト:
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/728/vans-world-cup
http://vanstriplecrownofsurfing.com/
RESULTS:
Round of 96. 1st & 2nd advance; 3rd=65th; 4th=81st
Round of 96
H1: Keanu Asing (HAW) 14.83pts ; Tom Whitaker (AUS) 11.97pts ; Heitor Alves (BRA) 10.56pts ; Gavin Gilette (HAW) 8.40pts
H2: Billy Stairmand (NZL) 12.60pts ; Ian Walsh (HAW) 9.60pts ; Jesse Mendes (BRA) 9.40pts ; Bino Lopes (BRA) 9.26pts
H3: Leonardo Fioravanti (ITA) 16.17pts ; Pancho Sullivan (HAW) 10.67pts ; Vasco Ribeiro (PRT) ; Willian Cardoso (BRA) 9.27pts
H4: Chris Ward (USA) 13 .90pts ; Beyrick De Vries (ZAF) 13.50pts ; Stu Kennedy (AUS) 9.50pts ; Ezekiel Lau (HAW) 8.57pts
H5: Jonathan Gonzalez (CNY) 9.44pts ; Perth Standlick (AUS) 6.67pts ; Kaito Kino (HAW) 6.33pts ; Caio Ibelli (BRA) 3.60pts
H6: Wade Carmichael (AUS) 11.17pts ; Kaimana Jaquias (HAW) 10.46pts ; Tomas Hermes (BRA) 9.33pts ; Gony Zubizarreta (ESP) 8.56pts
H7: Davey Cathels (AUS) 15.60pts ; Dusty Payne (HAW) 15.24pts ; Damien Hobgood (USA) 11.50pts ; Kiron Jabour (HAW) 6.93pts
H8: Connor O’Leary (AUS) 15.83pts ; Joan Duru (FRA) 10.67pts ; Torrey Meister (HAW) 8.60pts ; Billy Kemper (HAW) 6.13pts
H9: Maxime Huscenot (FRA) 12.73pts ; Kai Barger (HAW) 12.63pts ; Jack Freestone (AUS) 12.43pts ; Noe Mar McGonagle (CRI) 8.27pts
H10: Lucas Silveira (BRA) 14.66pts ; David do Carmo (BRA) 12.17pts ; Patrick Gudauskas (USA) 9.30pts ; Thomas Woods (AUS) 5.53pts
H11: Seth Moniz (HAW) 16.14pts ; Alex Smith (HAW) 14.83pts ; Carlos Munoz (CRI) 8.77pts ; Santiago Muniz (ARG) 8.17pts
H12: Charles Martin (GLP) 12.64pts ; Ricardo Christie (NZL) 12.40pts ; Cooper Chapman (AUS) 12.26pts ; Nathan Hedge (AUS) 10.60pts
H13: Italo Ferreira (BRA) 13.44pts ; Granger Larsen (HAW) 9.90pts ; Tanner Gudauskas (USA) 9.10pts ; Evan Valiere (HAW) 7.27pts
H14: Glenn Hall (IRL) 14.70pts ; Ramzi Boukhiam (MAR) 13.17pts ; Brent Dorrington (AUS) 11.83pts ; Nathan Florence (HAW) 9.50pts
H15: Garrett Parkes (AUS)13.27pts ; Tim Reyes (USA) 13.03pts ; Marc Lacomare (FRA) 9.50pts ; Nathan Yeomans (USA) 6.33pts
H16: Isaiah Moniz (HAW) 11.33pts ; Hiroto Arai (JPN) 8.10pts ; Micheal Dunphy (USA) 8.03pts ; Kaito Ohashi (JPN) 4.24pts