タヒチのミシェル・ボレーズがVANSワールド・カップで優勝。2位のペインはトリプルクラウンをリード。

ミシェル・ボレーズがVANSワールド・カップで優勝。2位のペインはトリプルクラウンをリード。 


Michel Bourez (PYF) wins the Vans World Cup of Surfing, scoring a 9.93 in the final at Sunset Beach. Image: ASP / Kelly Cestari

 

 

サンセット・ビーチ、オアフ/ハワイ(2014年12月5日金曜日)トリプルクラウンのセカンド・ステージ「VANSワールド・カップ」が終了。タヒチのミシェル・ボレーズが、トリプル・オーバーヘッドのサンセットで行われたファイナルで素晴らしい勝利を収めた。ボレーズは、前半をリードしたダスティー・ペイン(HAW)に対して形勢を逆転、セバスチャン・ジーツ(HAW)とイアン・ウォルシュ(HAW)を完全に封じ込んだ圧倒的な勝利だった。

 

The finalists with their trophies. - ASP / Ed Sloane

 

ボレーズは今回の優勝で、VANSトリプルクラウン・シリーズ・レイティングでペインに次いで第2位。そして、そのバトルの行方は来週8日月曜日から始まるビラボン・パイプ・マスターズで決定される。ファイナルにベストを持って来たボレーズは、あらゆるターンでパワー全開の深いカーヴィングを見せた。そして、今回のイベントにおけるベスト・チューブ・ライドをメイクしたのだった。

 

彼のクリティカル・ポジションでのコミットしたターンは、9.93と8.20の2本のトップ・ライドをプロデュースし、他の選手をコンビネーション・シチュエーションに追い込んでの勝利だった。

 

 

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Bourez Wins Vans World Cup in Pumping Surf

 

 

「今日、この勝利を獲得するために、多くのことが必要でした。しかし、いつでもチャンスと機会があるんだと自分に言い聞かせて、ポジティブでいられるようにしていました。」と、ボレーズが言った。「ここで良い結果を残したかった。これで今シーズンを良い感じで終えることができます。この勝利が来年に繋がってくれる思います。

 

2015年に勝つために、自分に必要な事は分かっています。そして、自分のベストを尽くしてトップ3を維持し、ワールド・タイトルにも絡んで行くつもりです。今年、それが少し手の届く間近のよう感じました。トリプル・クラウンのことは今年は考えていないですね。自分のメイン・ゴールはトップ5をキープすることなんです。」


 

惜しくも2位となったのはダスティー・ペイン(HAW)。ファイナルまでの間、彼のサーフィンは、明らかに他の選手より、明らかにハイレベルだった。2週間前のハレイワでの勝利の後、ペインは2015年のWCTクオリファイ争いの渦中にいた。そして、今日の第2位に入賞したことで、ペインは来年度のトップ34のポジションを再び手に入れた。

 

その嬉しいクオリファイに加え、ASPはペインにビラボン・パイプ・マスターズでのメイン・イベントからの出場枠を提供。ASPワールド・タイトルの次に素晴しいタイトルと称されるトリプルクラウン獲得に更に近付いた。そのラウンド1のスポットは、CJホブグッドが正式にビラボン・パイプ・マスターズを欠場することが確認されて決まった。

 

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Payne’s Powerful Quarterfinal Nine-Pointer

 

「僕はハワイで好成績を挙げたかった。今までのところはうまく行っていますね!」と、ペインが言った。ペインは、怪我でASPワールドチャンピオンシップ・ツアーをドロップするまでの3シーズン、2010年、2011年、2012年をクオリファイした。しかし、彼がそのポテンシャルを備えているということを誰も認識していなかった。

 

そして今日、彼が立っている場所は、完全なライフスタイル、フィットネスとサーフィンに対する考え方が変化した証だろう。2015年のWCTへのクオリファイ決定を知ったとき、彼は空へ拳を突き上げ、大きな叫び声を上げた。

 

「いま現在の自分のアプローチは5年前とは全く違ったものです。」と、ペインが説明した。「物語の中の一つの章を終えたように感じます 。再びサーフィンが出来るようになり、健康を取り戻して、本当にハッピーです。来年への自分のアプローチは、今回のイベントと全く同じです。パイプラインでバレルをゲットすることを本当に楽しみにしていますよ。今後について? 願わくば一度はワールド・タイトルも手に入れたいですよ。」

 

 

そして戦いの舞台は、バンザイ・パイプラインへと移って行く。そこでは、ガブリエル・メディーナ(BRA)、ミック・ファニング(AUS)、ケリー・スレーター(USA)による、2014年のASPワールド・チャンピオンシップ・タイトル・バトルが繰り広げられる。と同時に来年のチャンピオンシップ・ツアーのためのファイナル・ラインナップがも決定される。

 

現在、以下のサーファーは、そのポジションをASPクオリファイ・シリーズから手に入れた:オーストラリアのマット・バンティング、ジュリアン・ウィルソン、アダム・メリング、マット・ウィルキンソン。ブラジルのウィゴリー・ダンタス、ジャドソン・アンドレ、イタロ・フェレイラ。そして、ハワイのダスティー・ペインとキアヌ・アシン。

 

ブレット・シンプソン(USA)とリカルド・クリスティ(NZL)は、 ジュリアン・ウィルソン(AUS)とジャドソン・アンドレ(BRA)がASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)ランキングで、そのポジションを保持するならば、クオリファイすることが出来る。

 

トーマス・ヘルメス(BRA)とギャレット・パークス(AUS)は、アダム・メリング(AUS)とマット・ウィルキンソン(AUS)がWCTランキングでトップ22に入ることが出来れば、クオリファイが可能。

 

また、メンズのパイプ・インヴィテーショナルの32名も決定:ハワイのメイソン・ホー、キロン・ジャボー、トリー・マイスター、オラ・エレオグラム、ジェイミ・オブライアン、喜納海人、カラニ・デビッド、カイ・バーガー、キアヌ・アシン、ハンク・ギャスケル、ジーク・ラウ、リーフ・マッキントッシュ、マカイ・マクナマラ、ビリー・ケンパー、ディラン・グッディール、ジョエル・センティオ、グレンジャー・ラーセン、イアン・ウォルシュ、タナー・ヘンドリクソン、アレックス・スミス、ギャビン・ジレット、ダニー・フラー、パンチョ・サリヴァン、サニー・ガルシア、ジョシュ・モニーツ、カイマナ・ハキアス、シェーン・ドリアン、セス・モニーツ、カラニ・チャップマン、ネイザン・フローレンス。そして リカルド・ドス・サントス(BRA)とジャック・ロビンソン(AUS)も出場が決定した。

 

そして、ビラボン・パイプ・マスターズのウエイティング・ピリオドは、12月8日月曜日から始まり、12月20日土曜日まで続く。

 

 

 

結果:
ファイナル:
優勝:ミシェル・ボレーズ(PYF)18.13pt-40,000ドル
第2位:ダスティー・ペイン(HAW)14.60pt-20,000ドル
第3位:セバスチャン・ジーツ(HAW)8.93pt-12,000ドル
第4位:イアン・ウォルシュ(HAW)4.90pt-10,000ドル

 

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トリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ」11月24日から開催

オフィシャルサイト:

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/728/vans-world-cup

http://vanstriplecrownofsurfing.com/

 

セミファイナル:
H1:
ダスティー・ペイン(HAW)11.27pt;
イアン・ウォルシュ(HAW)9.00pt;
キアヌ・アシン(HAW)8.60pt;
ジョナサン・ゴンザレス(CNY)6.17pt
H2:
ミシェル・ボレーズ(PYF)15.26pt;
セバスチャン・ジーツ(HAW)13.93pt;
マット・ウィルキンソン9.03pt;
ギャレット・パークス(AUS)6.23pt

 

クオーターファイナル:
H1:
ダスティー・ペイン(HAW)17.33pt;
ジョナサン・ゴンザレス(CNY)10.97pt;
クリス・ワード(USA)5.70pt;
ジョディ・スミス(ZAF)5.66pt
H2:
イアン・ウォルシュ(HAW)12.93pt;
キアヌ・アシン(HAW)10.04pt;
デイヴィ・キャスルズ(AUS)5.77pt;
ジュリアン・ウィルソン(AUS)5.50pt
H3:
セバスチャン・ジーツ(HAW)14.77pt;
ギャレット・パークス(AUS)11.24pt;
グレン・ホール(IRL)10.60pt;
ルーカス・シルベイラ(BRA)8.70pt
H4:
マット・ウィルキンソン(AUS)14.34pt;
ミシェル・ボレーズ(PYF)14.17pt;
リカルド・クリスティ(NZL)13.50pt;
ジョシュ・カー(AUS)10.43pt

 

ラウンドオブ32:
H1:
ジョディ・スミス(ZAF)17.43pt;
キアヌ・アシン(HAW)7.84pt;
ベイリック・デ・ブリース(ZAF)2.63pt;
ビリー・ステアメンド(NZL)1.60pt
H2:
クリス・ワード(USA)13.67pt;
イアン・ウォルシュ(HAW)11.43pt;
フリーペ・トリード(BRA)10.30pt;
エイドリアン・バカン(AUS)8.16pt
H3:
デイヴィ・キャスルズ(AUS)10.43pt;
ジョナサン・ゴンザレス(CNY)9.44pt;
アレホ・ムニーツ(BRA)7.27pt;
ガブリエル・メディーナ(BRA)6.30pt
H4:
ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.10pt;
ダスティー・ペイン(HAW)10.00pt;
ウエイド・カーマイケル(AUS)9.67pt;
オーウェン・ライト(AUS)7.74pt
H5:
ルーカス・シルベイラ(BRA)12.67pt;
ジョシュ・カー(AUS)7.97pt;
デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)7.77pt;
アレックス・スミス(HAW)7.77pt
H6:
セバスチャン・ジーツ(HAW)10.90pt;
リカルド・クリスティ(NZL)8.06pt;
メイソン・ホー(HAW)5.43pt;
チャーリー・マーティン(GLP)5.33pt
H7:
ミシェル・ボレーズ(PYF)14.94pt;
ギャレット・パークス(AUS)14.94pt;
コロヘ・アンディーノ(HAW)14.77pt;
グレンジャー・ラーセン(HAW)7.86pt
H8:
マット・ウィルキンソン(AUS)10.87pt;
グレン・ホール(IRL)6.84pt;
マット・バンティング(AUS)5.66pt;
ラムジィ・ボウカム(MAR)0.00pt