ASP-WCTビラボン・プロ・タヒチのオープニング・デイは、マッシヴ・サーフでスタート。
チョープー、タヒチ(月曜日、2014年8月18日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第7戦「ビラボン・プロ・タヒチ」は今日、シーズン最大と言われる10~15フィート・プラスのコンディションで、その戦いの火蓋を切った。そしてヒートはラウンド1を完了。ラウンド2のヒート2までが行われた。今日のコンディションは、世界最高峰のサーファーでさえ震え上がり、世界一危険な波で物凄いワイプアウトを食らった。
Slater’s 9.40 Tahitian Drainer
ラウンド1はパーフェクト・コンディションでスタート。ケリー・スレーター(USA)が、このイベントで4度優勝している強さを見せつけた。オープニング・イクスチェンジで7.00のベストを掴んだ後、11-タイム・ワールド・チャンピオンは、イベント初の9-ポイント・ライドを手に入れた。セバスチャン・ジーツ(HAW)とグレン・ホール(IRL)を抑えたスレーターは、ラウンド2をスキップし、ラウンド3へダイレクトに勝ち上がった。
Highlights: Tahiti Booms for Epic Day 1 of Billabong Pro
「本当にパーフェクトだったから、ヒートがスタートするのを待ち切れなかった。」と、ケリー・スレーターが言った。「僕は震えるような感じで興奮していた。あまりに興奮していたから、自分自身を落ち着かせるようにしていたんだ。素晴しい一週間になりそうだね。これよりも、もっとデカくなると思うよ。」
3-タイム・ワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)は、チョープー・ラインナップでラウンド1のヒート4でウォームアップをしているようだった。
サイズアップするスウェルにペースを合わせたファニングは、アレホ・ムニーツ(BRA)とミッチ・コルボーン(AUS)に対し、支配的なアーリーリードを奪った。そして、ヒート中盤にムニーツとコルボーンが巻き返しを試みるも、ファニングはディープなチューブライドで9.03をスコア。下位の選手をコンビネーション・シチュエーションに追い込んだ。
そして、再びバレルの中に姿を消したファニングは、2本目の9ポイント・ライドをスコア。18.16というパーフェクトに近いヒート・トータルで勝利を手に入れた。
「コンディションは完璧だよ」と、ミック・ファニングが言った。「これ以上のものを望んだら罰が当たるね。最高な波をゲット出来てストークしたよ。それは、とてもクリーンでパーフェクト。僕が掴んだあの波は夢のようだった。」
2012年のASPワールド・チャンピオンであるジョエル・パーキンソン、ディフェンディング・イベント勝利者のエイドリアン・バカン、ベテラン・チャージャのネイザン・ヘッジは、スウェルがビルドアップする素晴しいコンディションのチョープーで、3名ともが9ポイント・ライドをスコアするという、信じ難いバトルを演じた。
バカンとパーキンソンは同点のカウントバックで、ヒートのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを持っていたバカンがラウンドアップを決めた。「ファンが見ているなか何が起こっても、このような波でサーフィン出来ることは、大きな名誉です」と、エイドリアン・バカンが言った。「昨日は本当に激しくボトムにヒットしたため、僕は病院に行かなければならなかった。今日ここでサーフィン出来て本当に嬉しいです。」
ASPワールドNo.1のガブリエル・メディーナ(BRA)は、ローカル・トライアル勝利者タウマタ・プヘティニ(PYF)とルーキー、ミッチ・クルーズ(AUS)と対戦。メディーナは、スタートからクリーンなバレルをメイクしヒートをリード。プヘティニは彼のローカル・ナレッジを見せるも、一歩及ばず、メディーナがラウンド3へ勝ち上がった。
「僕はこれまでに、このようなチョープーでサーフィンしたことはありません。」と、ガブリエル・メディーナが言った。「初めてですね。かなり怖い。でも、それは考えないようにしていました。集中して、パドルのことだけ考えて、注意を払っていました。ヒートを勝ち上がれて嬉しいですね。夢の中でサーフィンしているようでした。こんなにビッグなチョープーで、素晴しい選手とサーフィン出来るチャンスがあることは本当に素晴らしいです。これを無駄にしたくないですね。」
Parko’s 9.00 in Heavy Teahupo’o
ラウンド1終了後には、ラウンド2がスタート。ヒート1では、ジョエル・パーキンソン(AUS)がローカル・トライアル勝利者のタウマタ・プヘティニ(PYF)と対戦。タフなコンディションのなか、プヘティニはスタートからチャージを繰り返し、バレルをメイクし続けた。しかし、3本目の波でインパクトゾーンでの激しいワイプアウト。その波で彼は、そのあと試合を続行することは出来ないほどのダメージを受けた。大事には至らなかったプヘティニだが念のため病院へ行くこととなった。
ネイザン・ヘッジ(AUS)イベント初のパーフェクト10
予報では、火曜日は波は和らぎ、風は午前中は弱いものの午後に強まる見込み。別の強い南西のうねりは水曜の午後に増し、木曜日まで続く。風は南東(水曜)から東南東ESE(木)へとシフトする見込み。
更なる南西のうねりはウエイティング・ピリオドの最後の3-4日に到着予定。しかし週末は風によって面が乱される可能性があります。
オフィシャルサイトではライブ中継が行われています。
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/698/billabong-pro-tahiti/live
また、見逃したヒートはヒートアナライザーでチェックして下さい。
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/698/billabong-pro-tahiti/heatanalyzer
現在の日本とタヒチ島との時差は、19時間です。日本の方が、19時間進んでいます。
現地時間の 2014年8月19日7時0分 は、
日本時間の 2014年8月20日2時0分です。
Billabong Pro Tahiti Round 1 Results:
Heat 1: Kelly Slater (USA) 16.40, Sebastian Zietz (HAW) 10.34, Glenn Hall (IRL) 4.53
Heat 2: Michel Bourez (PYF) 9.66, Matt Wilkinson (AUS) 7.63, Raoni Monteiro (BRA) 7.17
Heat 3: Taj Burrow (AUS) 12.50, Brett Simpson (USA) 9.17, Adam Melling (AUS) 5.07
Heat 4: Mick Fanning (AUS) 18.16, Mitch Coleborn (AUS) 8,47, Alejo Muniz (BRA) 8.10
Heat 5: Adrian Buchan (AUS) 16.30, Joel Parkinson (AUS) 16.30, Nathan Hedge (AUS) 15.77
Heat 6: Gabriel Medina (BRA) 14.33, Tuamata Puhetini (PYF) 12.17, Mitch Crews (AUS) 9.43
Heat 7: Dion Atkinson 15.33 (AUS), Adriano De Souza 13.10 (BRA), Miguel Pupo 10.94 (BRA)
Heat 8: Nat Young (USA) 16.50, C.J. Hobgood (USA) 8.27, Tiago Pires (PRT) 8.26
Heat 9: Kolohe Andino (USA) 13.76, Aritz Aranburu (ESP) 11.44, Freddy Patacchia Jr. (HAW) 10.74
Heat 10: Jadson Andre (BRA) 16.64, Julian Wilson (AUS) 15.94, Josh Kerr (AUS) 7.93
Heat 11: Owen Wright (AUS) 6.34, Bede Durbidge (AUS) 5.43, Travis Logie (ZAF) 3.10
Heat 12: Kai Otton (AUS) 18.24, John John Florence (HAW) 15.83, Jordy Smith (ZAF) 8.73
Billabong Pro Tahiti Round 2 Results:
Heat 1: Joel Parkinson (AUS) 17.17 def. Taumata Puhetini (PFY) 12.50
Heat 2: Adriano De Souza (BRA) 12.00 vs. Nathan Hedge (AUS) 11.77
Billabong Pro Tahiti Round 2 Upcoming Match-Ups:
Heat 3: Josh Kerr (AUS) vs. Mitch Coleborn (AUS)
Heat 4: Jordy Smith (ZAF) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 5: John John Florence (HAW) vs. Raoni Monteiro (BRA)
Heat 6: Bede Durbidge (AUS) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 7: Julian Wilson (AUS) vs. Tiago Pires (BRA)
Heat 8: Fredrick Patacchia Jr. (HAW) vs. Aritz Aranburu (ESP)
Heat 9: C.J. Hobgood (USA) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 10: Miguel Pupo (BRA) vs. Mitch Crews (AUS)
Heat 11: Sebastian Zietz (HAW) vs. Alejo Muniz (BRA)
Heat 12: Matt Wilkinson (AUS) vs. Adam Melling (AUS)