Wavegardenテクノロジーは、人工サーフィン・ウェイブに革命をもたらすか。
(2013年06月10日 22:30更新)湖を利用してサーフィンを楽しむ「ウェイブ・ガーデン」と言うプロジェクトを、このサイトで紹介したは1年半も前の話だ。彼らは健康的なライ フスタイルを持つサーフィンの素晴しさを、海の近くに住んでいない人々にもシェアしたいという思いで、このプロジェクトを2005年にスタートさせた。彼らの第一の目標は、常に パーフェクト・ウェイブで最も現実的なサーフィン体験を可能にする事。しかも海からどれほど離れていた場所でもそれを可能にするという事だった。
そして先週、1年半振りに、彼らから届いたメールには、「Wavegarden 2.0」がリリースされることが記されており、バージョンアップした彼らが作り出す施設を紹介するティーザーが用意されていた。そして、来週の月曜日6月10日に詳しい説明を写真と動画でリリースするというものだった。そして、予定通り彼らからメールが本日届いた。
ウェイブ・プール・テクノロジーの新進のリーダーである「Wavegarden」は、ワールド・トップ・プロサーファーの数名も参加したテスト・セッションをフィーチャーした映像で、新しい本格規模のサーフィン施設を公開した。スペイン・バスク・カントリーに作られた新しいサーフィン・ラグーンは、220m(720フィート)を超える長い距離で、全くパワーやシェイプを損なうことなく、チューブをブレイクさせ続ける。
それは現存するなかで最も長い人工的なサーフィン・ウェイブであり、波のクオリティ、シェイプ、スピードはどれをとってもパフォーマンス・サーフィンのハイエスト・レベルに相応しいものであるという。WavegardenのCEOであるホセ・マニュエルがコメントした。「我々はサーフィン業界に我々の新しいデモンストレーション施設を公開することが出来て本当に嬉しいです。これが、人々とサーフィンとの関係に革命をもたらすことを期待しています。」
「歴史上、サーフィンを楽しむには、昼間の特定の海岸ロケーションが必要とされ、適度な波と天候にも大きく左右されるなど、様々な原因により制限されていました。このWavegardenの開発により、我々は、ラグーンが設置可能なロケーションさえあれば、どこでも本物のサーフィン経験を提供出来るのです。」
Wavegardenは、世界のサーフィン中心地の2ヶ所と戦略的パートナーシップを結ぶことによって 、数年後にはオーストラリアでは少なくとも5カ所、アメリカでは25ヶ所の施設を開発する話が進んでいる。また、Wavegardenは、ヨーロッパと中東の異なる地域で施設を開発するために、 10を超える他の関連会社との協定も結んだ。世界初の商業的なラグーンがどこで開かれるかは、まだ決定されていないが、このテクノロジーは、波に乗ることが考えられなかった場所にサーフィンを提供することを約束する。
これは、過疎な地域で行うという考え方と、人の集まる都会でやるという考え方もありだと思う。これが日本で出来れば、サーフィンに触れ合う人がもっと増えて業界も潤う。どれだけの費用が掛かるのだろうか。既に日本でも動いている人がいるかもしれないが、どこがやるにせよ、多くの人がサーフィンに触れ合う環境を作るということが、この事業の根底にある。それを決して忘れないで欲しいと思う。それにしても、やってみたいなと、みんなが思う楽しそうな波だ。でも飽きるなかな?