6-8フィート・バレルでカノア五十嵐がベスト12進出。ジョーディR3敗退でタイトルレース急転直下。

まさかの敗退 ジョーディ・スミス WSL / Laurent Masurel

Day 2 Highlights – Heavy Moments from MEO Rip Curl Pro Portugal 2017

 

SUPERTUBOS、ペニシェ/ポルトガル(2017年10月22日日曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第10戦「MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル」がハード・コンディションの中で開幕。大会2日はエクセレントな6-8フィート・バレルとなって再開され、ラウンド2とラウンド3が終了。選手は12名に絞られた。

 

 

ジョーディ・スミスPHOTO: © WSL / Poullenot
ジョーディ・スミスPHOTO: © WSL / Poullenot

 

ワールド・タイトル・レースは急転直下。レースの渦中にいた8名のライバルたちのうち5名が脱落。大会初日にフィリーペ・トリードとオーウェン・ライトが敗退するなか、本日もマット・ウィルキンソンとエイドリアーノ・デ・スーザが脱落。さらにナンバー2であった ジョーディ・スミスのR3敗退は 2017年のワールド・タイトルが大きくフローレンスの方へ傾いたと言える。

 

バックハンドのバレルにチャージするジョン・ジョン PHOTO: © WSL / Masurel
バックハンドのバレルにチャージするジョン・ジョン PHOTO: © WSL / Masurel

 

その中でガブリエル・メディーナ(BRA)は優勝することで、そのレースをハワイに持ち越すことができる。しかしカレントリーダーのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は優勝することで、2年連続のワールド・タイトルを再びポルトガルの地で勝ちとることとなる。

 

 

現在のワールドNo.1であるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ワイルドカードで出場し、昨日オーウェン・ライト(AUS)をラウンド2で下したバスコ・リベイロ(PRT)と対戦。バレル・ライディング・マジックで2つのソリッド・スコアをマークし圧勝した。

 

「それは確かに怖いヒートでしたね。良い波がたくさん来ていたし、彼は本当に良いサーファーですからね!」と、フローレンスは言った。

 

 

ジョシュ・カー(AUS)は、最大の番狂わせを引き起こし、ジープ・リーダーボードNo.2のジョーディ・スミス(ZAF)をラウンド3で下した。この敗退でスミスのワールド・タイトル・キャンペーンは厳しいものとなった。

 

一方、そのチャンピオンシップ・ツアー(CT)10年のベテランであるジョシュ・カーは、ツアーへリクオリファイ出来るかどうかに関係なく今年を最後にツアーを去る決意を話した。

 

メディーナ PHOTO: © WSL / Poullenot
メディーナ PHOTO: © WSL / Poullenot

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)は、このポルトガルを勝ち残っている最後のワールド・タイトル・ライバルである。「タイトルのことは考えていないですね。僕はただ自分のサーフィンをしたいだけ。最後のヒートを良い波でサーフィンできて最高でした。最高に楽しかった。」と、メディーナは言った。

 

カノア五十嵐がベスト12進出

kanoa

カノア五十嵐(USA)は、ラウンド2でジョアン・ドゥルー(FRA)を下し、ラウンド3ではバックハンドのディープなバレルライドをメイクして、元ワールドチャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)を下してラウンド4に進出。


http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1961/meo-rip-curl-pro-portugal

 

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル:ラウンド4マッチアップ
ヒート1:レオナルド・フィオラバンティ(ITL)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、コロへアンディーノ(USA)、コナー・オリアリー(AUS)
ヒート3:ジョシュ・カー(AUS)、フレデリコ・モライス(PRT)、カノア五十嵐(USA)
ヒート4:ミゲル・プポ(BRA)、ミック・ファニング(AUS)、ガブリエル・メディーナ(BRA)