マンリー、シドニーNSW/AUS（2017年3月4日土曜日）WSL QS6000「オーストラリアン・オープン・オブ・サーフィン（Australian Open of Surfing）」は大会6日目。本日は男子の4回戦と5回戦、女子の5回戦が行われ、男女ベスト8が決定。いよいよ明日がファイナルデイだ。

一晩で一気にサイズアップしたマンリー・ビーチ。5～6フィートのスウェルにより、ストーミーなコンディションのなか、ファイナルデイに勝ち残りをかけた激しいデッドヒートが、パワフルに炸裂するビーチブレイクで繰り広げられた。

大原洋人はラウンド４のヒート６で、ナット・ヤングとライアン・カリナンと３人ヒートを対戦。タフなコンディションでカリナンがチャージを見せてバレルをメイクする。大原洋人はスタートからバックハンドのビッグターンで7.83をスコア。バックアップを3.33としてヒートをリードしていく。

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後半に入り、ヤングがフォアハンドのソリッドな2ターンをメイクして7.67をスコアして逆転。それに対し、ビッグレフトをレイト気味にテイクオフした大原は、バックハンドによるドライブの効いたグラブレール・ボトムターンで充電したパワーをクリティカルなセクションで一気に解き放つ。

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さらに向かってくるホワイト・ウォーターに目掛けて、ストレートアップでサーフボードを当て込み、7.10をスコア。ヒートスコアを14.93とし再びトップ・ポジションへ。ヒート終盤に追い上げを開始したカリナンとヤングも高得点をマークするも、シチュエーションは変わらず。見事、大原洋人が1位でラウンド５へ勝ち上がった。

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「トリッキーでビッグな今日のコンディションの中、ビッグネーム二人と戦うことにナーバスになっていました。でも自分のできることをやろうと思っていました。それを実行できて嬉しいです。オーストラリアのマネージャーでローカルのミッチ・ロスに波のこととかも教えてもらって助けになっています。

ブーメランビーチの試合ではクオーターのマンオンマンで負けましたけど、基本的に多くの選手と戦うのは苦手で、マンオンマンでさらに勝ち上がりたいですね。」と、ラウンド４での勝利者インタビューで大原洋人がコメントした。

大原洋人に5人中2人のジャッジがパーフェクト10。9.83という本日の最高点をマークして準々決勝進出。

そこで大原洋人の勢いは止まらなかった。ラウンド５のヒート６では、ブラジルのリューイル・フェリペとマンオンマンで対戦。ラウンド４での勢いそのままで気合い十分の大原洋人は、じっくりと波を見極め、オープニングライドでビハインドピークからビッグレフトにテイクオフ。

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バックハンドのストレートアップで、正面から崩れるホワイト・ウォーターにロールイン。更にクリティカル・セクションでビッグターンで大きなスプレーをあげる。インサイドのクローズ・セクションも切り抜けてコンプリート。そのライディングに５人中２人のジャッジがパーフェクト１０をつけ、9.83という本日のシングル・ウェイブ最高点をマーク。

更にバックアップも7.50を揃え、ヒートスコア17.33をマーク。対戦相手のフェリペをコンビネーション・シチュエーションへ追い込んでの圧勝となった。

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