ボードビルダーによるフルハンドシェープ&ペイント@「SHONAN SURFBOARD EXPO」

ボードビルダーによるフルハンドシェープ&ボードペイント@SHONAN SURFBOARD EXPO 


 

湘南T-SITEで行われているSHONAN SURFBOARD EXPOに合わせて、湘南を代表する2人のシェイパー平野太郎と勝又正彦、両氏によるライブパフォーマンスのスペシャルイベントが6月19日に行われた。「SHONAN SURFBOARD EXPO」は湘南を拠点にして製作された、あるいは湘南で購入できるサーフボードを一堂に展示。今月29日(水)まで行われている。

 

 

今回のイベントで平野氏は会場内の特設シェープルームでのフルハンドシェープの実演。さらに勝又氏は屋外テントにてサーフボードにアーティスティックなペイントを即興で施すというものである。

 



 

平野太郎さんの公開シェイプに集まったファンたち。

 

シェーピングという一番肝になる重要なプロセスを生で観られるということで多くのサーファーが会場に集まった。しかも初めて使うシェープルームということで、平野氏はブランクスを置く台の高さを微調整するところから始めたり、またプレーナーも2台用意という念の入れ方に、見学しているサーファーから「さすが太郎さん」という声が漏れていた。


平野太郎プロフィール

Ture surfboard代表

湘南を代表するサーファー&シェーパーとして知られ、機能美にあふれたそのシェープデザインは評価が高い。鎌倉出身のサーファーとして地元の海を保護するボランティア活動も精力的に行っている。元JPSA公認プロサーファー。

 


展示会場では勝又氏のサーフボードも展示されている

 

 

一方、勝又氏はペイントのためのサーフボードを一般に募集し3本に限定。当日持ち込まれるサーフボードを見て色や絵柄を決めるという即興性の高いパフォーマンスとなった。

 


 

勝又氏のペイントは湘南でファンが非常に多い。すでにペイントは20代の頃からスタートさせているという。(ポスカで絵を描いたのは、本人が知る限りでは彼が世界で初めてだという)ペイントに使う道具にはカーテンレースなど奇抜な物が多くて勝又氏の発想の柔軟さを感じさせる。

 


 

とくに液体洗剤を使うペイントは最後に水で流すという処理を施すために、まさにライブパフォーマンスで観客から大きな拍手が起こった。

 

仕上がったペインティングに大満足!

 

勝又正彦プロフィール

ART FCT共同代表

湘南のニューウェーブの発信元として知られるART FCT。サーフボードシェーパーという既存の枠には留まらず、サーフとスケートをクロスオーバーさせたサーフスケーターズを標榜し若い世代のサーファーから熱い支持を受けている。アブストラクトなペインティングをサーフボードに施すアーチストとしても人気が高い。元JPSA公認プロサーファー。

 

TEXT &  photo : Ri Ryo

 

SHONAN SURFBOARD EXPO

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