未来へ語り継がれる伝説の「Billabong Surfing Games」ファイナルは新たな伝説を生んだ

未来へ語り継がれる伝説のファイナル「Billabong Surfing Games」は新たな伝説を生んだ。 


プロアマのファイナリスト
YouTube Preview Image

 

未来へ語り継がれる歴史的なファイナルゲーム

2013年10月20日 NICHINAN COAST LINE @ KOBUKEI REEF 3-4ft

ウェイティング期間を持たずに、日本が誇るこの日南リーフで、神がかり的なコンディションに恵まれた2日間。日南ローカルが最も大切にする小吹毛井ポイントを提供し、大会運営をもサポー トてくれた川畑龍一氏が率いる日南市サーフィン連盟の皆様に心からリスペクトし、Billabong Surfing Games-13すべてのGAMEが無事幕を閉じた。

 


 

午前6時30分、 太陽が顔を出し、 昨日に比べ少しは静寂した感はあるが、波の状況はセットで3-4ft!安全面を考慮し、セキュリティーを付け、 前日キャンセルしたウィメンズクラスからスタートした。恐らく、彼女達のコンペシーンの中で、最も過酷な状況になったであろう。しかし、世界やトップを目指す彼女達にとって素晴しい経験になったことは間違いない。そんな中、ファイナルゲームに相応しい、新たな伝説の火蓋が切って落とされた。

 

 

流石のトップアマ達も恐怖を感じるほどのコンディション。スペシャルクラスのR-3では、先日プロ資格をGETした河谷佐助、そして、田中大貴、児玉椋、野呂海利などが好調ぶりを見せた。その中でも野呂海利が、9ポイントを叩き出し、順当にラウンドアップ。大きな番狂わせも無く、それぞれのヒートが消化されていった。

 

 

そして、この大会のハイライトとなるプロアマクラスのセミ ファイナルへ。特に注目を集めたのがH-2。前日から好調の山田祥充プロ、辻裕次郎プロ、地元宮崎のアップカマー児玉椋、そして、仲村拓久未プロの4人ヒート。事実上、ファイナルと言っても過言ではないヒートは開始早々、山田 祥充プロが4ftの最大セットを絶好のポジションで捕らえた! 「これは、日本なのか!?」と会場にいた多くの人がそう感じたに違いない。

 

彼の素晴らしいカービングにより、沖で待つ3人にスイッチが入っ た。その瞬間から、トッププロ達によるシーソーゲームがスタート。安定したヒートメイクをする辻裕次郎に対して、波に恵まれない仲村拓久未プ ロ・・持ち前であるワールドクラスのカービングを披露するも、ここで姿を消し、児玉椋はアマチュアながらも健闘した。

 

 

そして、遂に各クラスのファイナルヒートがスタート!!オープンクラスでは、スペシャルクラスなみの演技を見せる高橋隆一郎に山田祐斗が追いかけ、オーバー35クラスでは、高橋真也が独占。オー バー45クラスでは、地元ローカルの中村義浩に、南信筆が立ち向かう九州対決! そして、ハードな状況を勝ち抜いてきたウィメンズクラス。更には、 スペシャルクラス!!完全にプロアマクラスのセミファイナルで、トッププロ達からのバイブスを吸収し、成長したと思える児玉椋。7.5と9.0で トータル16.50で圧勝!全く他の選手とは質の違うパワーと安定感を実証した。

 

黒越太気プロ

 

そして、遂に今大会のファイナルヒートであるプロアマクラスのファイナル!!!!スタート直後、パワーのあるエクセレントライドを披露した、地元 ローカルヒーローの渡辺寛プロ! 秘めていたすべてのパワーを引き出した彼の演技に鳥肌が立った。その後、緊迫した空気の流れる中、黒越太気プロ、 辻裕次郎プロ、山田祥充プロが、ハイポイントの出せるセットを待ち続ける...次に仕掛けた前回のチャンピオン黒越太気プロが6.00ポイントを ゲット。そして、ヒート終盤・・辻裕次郎プロが深いボトムターンから縦へのトリッキーな持ち前の演技を見せ、7.50ポイント。

 

 

絶好調の山田祥 充プロに、前ヒートの様な波がこない・・・そんな中、渡辺寛プロが更に7.00で追い討ちをかけ、この場を知り尽くした貫禄を魅せつけた。追い上 げる辻裕次郎。波を待ち一発を狙う山田祥充プロ・・・そして、キマシタ!数年前の記憶が蘇った。黒越太気プロ!!ディープなポジションから セットをGETし、バレルイン!更にインサイドでもバレルイン!!ヒート終了間際に、ダブルバレルを決め10ポイントをスコア。そして、今大会終了 のホーンが日南の空に鳴り響いた!!

 

 

渡辺 寛プロ

 

 

「今年一番!」参加した多くのプロサーファー達が語った言葉。ウェイティング期間を持たずに、誇れるこの日南リーフで2日間無事開催ができた事。本 当に神がかり的なコンディションに恵まれた2日間。強風と雨に見舞われたが、選手達に限らず、スタッフ、ジャッジ達が輝いていた。会場に集結した人々すべてが、リアルサーファーだった。更に、日常、ビーチブレイクのコンディションでは絶対に経験できないバイブスを吸収し、世界、そして、 トップを目指す為に、これからの新たな課題を見出せたコンテストとなった。

 

歴史的なイベントで勝利を収めた黒越太気プロ

 

 

そして、日南ローカルが最も大切にする小吹毛井ポイントを提供し、大会運営をもサポートてくれた川畑龍一氏が率いる日南市サーフィン連盟の皆様に 心からリスペクトし、Billabong Surfing Games-13すべてのGAMEが無事幕を閉じた。

 

 

 

SEE YOU IN THE WATER^^

RESPECT.

Everyone at Billabong.

大会のニュース、リザルト、ハイライトビデオ、写真がチェックできるオフィシャルHP:

http://www.billabong.com/surfinggames/2013/

 

■WARNING■
※このポイントは、基本としてLOCAL ONLY!一般サーファーの皆様がサーフできるポイントではございません。もし、サーフされる場合は、ローカル優先のマナーを厳守してください!
※This point is restricted to locals only! If you do insist in surfing this point, locals have priority and always respect their rules and the surroundings.