スレーター、ジョディ、パーコのトップ選手敗退の番狂わせ。コンローグはレースを続ける。

スレーター、ジョディ、パーコのトップ選手敗退の番狂わせ。コンローグはレースを続ける。 


R2を生き残ったマット・ウィルキンソン photo:cestari_

 

 

セノッス/ホセゴー/カップブルトン、ランド、ヌーヴェル-アキテーヌ/フランス(2016年10月7日金曜日)2016年サムスン・ギャラクシー・ワールド・サーフ・リーグ (WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)「クイックシルバー&ロキシー・プロ・フランス」は、3~4フィートのコンディションで、男女ともラウンド2が終了。

 

チャレンジング・フレンチ・ビーチ・ブレイクでは、カレント・ランキングを揺るがす、番狂わせが多発した。

 

最後までウィルコを苦しめたジョアン photo:cestari_

 

 

ジープ・リーダーボードのカレント・ワールドNo.3であるマット・ウィルキンソン(AUS)は、ローカル・ワイルドカードのジョアン・ドゥルー(FRA)をヒート終了間際の大逆転で下し、ラウンド3へ勝ち上がった。

 

ふたりのグーフィー・フッターは、バンピーなコンディションでの僅差のクロスヒートを演じ、ワールドタイトル・レースでこれ以上は絶対に負けられないウィルキンソンが、CTサーファーの意地を見せてラウンドアップを見せた。

 

「リッパブルな凄く楽しい波でしたね。いつもここでサーフィンしているジョアン(ドゥルー)が、対戦する中で最もソリッドな選手の1人だと分かっていました。」と、ウィルキンソンが言った。

 

「我々はそれぞれ2本の良い波を掴んで、最後に自分が勝てて最高ですね。最初に良い波を彼に与えてしまったんだけど、後半に逆転して勝てて、ホッとしました。」

 

 

ジョディを下したライアン・キャリナン(AUS)photo:cestari

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Quik Pro France Round Two: Jordy Smith & Ryan Callinan’s Final, Crucial Exchange

 

また、番狂わせが多発した本日。ルーキーのライアン・キャリナン(AUS)は、カレント・ワールドNo.4で WSLタイトル・キャンペーンを続けたいョディ・スミス(ZAF)を下す番狂わせを引き起こした。

 

「波がたくさんあると思っていたんですが、かなりスローな展開でした。ポジションが難しかったですが、波が来ればかなりファンでしたね。」と、キャリナンが言った。

 

YouTube Preview ImageQuik Pro France Round Two: Leo vs. Kelly Warm Up

 

 

今年は2つのヒートをメイクしただけで、今回は自分にとって3度目なんです。そのうちの2つはジョディ(スミス)なので、ちょっとした幸運のお守りみたいなものかもしれないですね。

 

今年、クロスヒートがたくさんあって、今回は自分のやり方で勝てて、本当に気分が良いです。そして、この調子をキープしたいですね。」

 

 

ケリーを下したレオナルド・フィオラバンティ(ITA)photo:cestari

 

 

更にチャンピオンシップ・ツアーのワイルドカードとして今シーズン大暴れした、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)は、そのジャイアントキラー振りを続け、今シーズン2度目となる11-タイムWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)を下した。

 

リクオリファイするとか、ワールド・タイトルに勝つとか、僕にはCTイベントでは全くプレッシャーがないんです。僕はただ楽しもうと思っていて、再びケリーとの対戦でも、最高に楽しみたいと思っていただけです。」と、フィオラバンティがコメントした。

 

「勝ち負けではなく、それは素晴しい経験ですからね。来年クオリファイ出来るのであれば、より多くの経験が自分のためになるのです。だから、自分のゼッケンを手に入れる前に、多くの経験をしたいのです。

 

ケリーは自分のアイドルで、僕は彼からいつも学んでいるんです。彼とマーガレットとフィジーで過ごした時間は大きなラーニングカーブでした。」

 

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Quik Pro France Highlight: Kanoa’s Winning Score in Round Two

 

またカノア五十嵐もジャドソン・アンドレを下し、ラウンド3進出を決めている。

 

コートニー・コンローグ(USA)Image: (C) WSL / Poullenot

 

 

メンズのラウンド2後には、ロキシー・プロ・フランスのウイメンズ・ラウンド2が火蓋を切った

 

注目は、ラウンド2を強いられたジープ・リーダーボードのカレントNo.2であるコートニー・コンローグ(USA)。彼女は2016WSLルーキー・チェルシー・トアーシュ(BRB)に対し、ラウンド2を生き残って、彼女のワールド・タイトルへの希望をキープした。

 


「あのコンディションは、バックハンド・サーフィンに好都合だった」と、コンローグが説明した。「コンディションは少しトリッキーですね。タイドも変わり続けていました。でも凄く楽しかったです。ラウンド3に勝ち上がれて嬉しいですね。」

 

 

 

ネクストコールは、ローカル・タイム午前8時、日本時間15時。

 

関連記事:
クイックシルバー&ロキシー・プロ・フランスは、ソリッド・サーフでラウンド1を完了
加熱するワールドタイトル争い。ジョン・ジョン&メディーナ、世界トップ2が心境を語る

 

イベントサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1513/quiksilver-pro-france

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/wct/1512/roxy-pro-france

 

クイックシルバー・プロ・フランス・ラウンド2結果:
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)14.56 def.ジョアン・ドゥルー(FRA)14.33
ヒート2:ライアン・キャリナン(AUS)12.26 def.ジョディ・スミス(ZAF)11.83
ヒート3:レオナルド・フィオラバンティ(ITA)13.26 def.ケリー・スレーター(USA)10.16
ヒート4:マット・バンティング(AUS)11.50 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)10.74
ヒート5:ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.00 def.ジェレミー・フローレス(FRA)9.43
ヒート6:フリーペ・トリード(BRA)15.67 def.アレックス・リベイロ(BRA)7.60
ヒート7:アレホ・ムニーツ(BRA)12.00 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)11.33
ヒート8:ジャック・フリーストーン(AUS)12.36 def.ジョシュ・カー(AUS)9.30
ヒート9:セバスチャン・ジーツ(HAW)12.60 def.アダム・メリング(AUS)11.34
ヒート10:コナー・コフィン(USA)16.33 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)12.60
ヒート11:スチュアート・ケネディ(AUS)12.00 def.ダスティー・ペイン(HAW)10.50
ヒート12:カノア五十嵐(USA)12.43 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)9.17

 

クイックシルバー・プロ・フランス・ラウンド3マッチアップ:
ヒート1:エイドリアン・バカン(AUS)対キアヌ・アシン(HAW)
ヒート2:エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)対コナー・コフィン(USA)
ヒート3:イタロ・フェレイラ(BRA)対マット・バンティング(AUS)
ヒート4:フリーペ・トリード(BRA)対デイヴィ・キャスルズ(AUS)
ヒート5:スチュアート・ケネディ(AUS)対ナット・ヤング(USA)
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対ライアン・キャリナン(AUS)
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート8:カイオ・イベリ(BRA)対カノア五十嵐(USA)
ヒート9:コロヘ・アンディーノ(USA)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート10:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート11:セバスチャン・ジーツ(HAW)対ミゲール・プポ(BRA)
ヒート12:マット・ウィルキンソン(AUS)対カイ・オットン(AUS)

 

ロキシー・プロ・フランス・ラウンド2結果:
ヒート1:ローラ・エネバー(AUS)9.67 def.キーリー・アンドルーズ(AUS)9.17
ヒート2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)17.66 def.レイキー・ピーターソン(USA)14.27
ヒート3:コートニー・コンローグ(USA)15.90 def.チェルシー・トアーシュ(BRB)9.43
ヒート4:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)10.46 def.ブロンテ・マコーレー(AUS)5.50
ヒート5:アレッサ・クイゾン(HAW)10.60 def.マリア・マニュエル(HAW)10.60
ヒート6:ココ・ホー(HAW)12.60 def.ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)11.87

 

ロキシー・プロ・フランス:ラウンド3マッチアップ
ヒート1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、ジョアン・デフェイ(FRA)、アレッサ・クイゾン(HAW)
ヒート2:タイラー・ライト(AUS)、セージ・エリクソン(USA)、ローラ・エネバー(AUS)
ヒート3:コートニー・コンローグ(USA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
ヒート4:カリッサ・ムーア(HAW)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ココ・ホー(HAW)