ASPジャパン・ジュニア・ツアーの開幕戦で大原洋人、大村奈央、西優司が優勝(4/8)

ASPジャパン・ジュニア・ツアー開幕戦でカデット大原洋人、ガールズ大村奈央、グロム西優司が優勝(4/8)

静岡県下田市吉佐美多々戸海岸で開催されていた、2012年ASPジャパンジュニアツアーの開幕戦、グロメットシリーズの第1戦となる「QUIKSILVER King of the Grommets IZU」が終了。ガールズでは大村奈央、カデットでは大原洋人、グロムで西優司が優勝した。

昨日は，コンディションを重視しカデットをファイナルまで行い、松下諒大を下した大原洋人が持ち前のパワーサーフィンを披露して優勝した。本日は，ガールズとグロムを開催。ガールズのファイナルは，セミファイナルで好調だった野呂玲花に対し，終盤のバトルを競り勝った大村奈央と、セミファイナルで北澤麗奈に快勝し、調子を上げていた高橋みなとの戦いとなった。ファイナルは両者とも決定打のないまま中盤に差し掛かり，大村奈央がファイナルのベストスコアとなる5.00をスコア。それまでリードしていた高橋を逆転。そのまま一気に畳み込み，昨年の屈辱を晴らして開幕戦で勝利を手に入れた。今シーズンは既に海外で多くの経験を積んで来ている大村奈央。今回の厳しいコンディションの中でも、他の選手との差がはっきり見え，サーフィン・スキルが一段とアップしたように感じた。

アンダー12のグロムのファイナルは，昨年のイベントチャンピオンであり，セミファイナルで依田輝を破ってファイナルに勝ち上がった徳島出身の西3兄弟の三男、西優司と、内藤遥との湘南バトルを制した茅ヶ崎の藤沼圭太郎の戦いとなった。スタートから4.33をスコアして一歩リードしたのは西優司。更にヒート中盤には，ファイナルのベストスコアとなる7.17をマークし，完全にヒートを支配。終盤には駄目押しとなる5.33をマークして圧倒的なサーフィンを見せつけて，昨年に続く2年連続優勝を決めた。

今回行われた16歳以下のカデットシリーズは、9月2日までにランキング1位の選手を選抜し、その選手が代表となって、9月後半にフランスで開催される「QUIKSILVER King of the Grommet」(KOTG）の本戦に招待される。日本予選の第2戦は8月17日(土）、18日（日）に高知県東洋町生見海岸で開催の予定。

CADET U-16
優勝は大原洋人、2位松下諒大、3位西修司、佐藤魁、5位仲村拓久未、安井拓海、河谷佐助、西慶次郎。

ROXY GIRLS CHALLENGE
優勝：大村奈央、2位高橋みなと、3位野呂玲花、北澤麗奈、5位水野亜彩子、武知実波、須田那月、橋本恋。

GROMS U-12
優勝：西優司、2位藤沼佳太郎、3位依田輝、内藤遥、5位須田喬士郎、小笠原由織、大音凛太、伊東李安琉。

大会初日の模様はこちらをご覧下さい。

photo&Caption:S.Yamamoto

その他の写真はこちらからご覧下さい。http://twitpic.com/photos/SURFMEDIA_LIVE

また今大会の情報はASPジャパンのオフィシャルページに掲載されています。

GROM優勝の西優司。試合の組み立てが上手い。スムースなサーフィンはGROMとは思えないほど。膝が柔らかく重心が低い。だから、ボトムでためができる。この世代でこれができるのは数人。

GROM2位藤沼佳太郎。トリッキーな動きに目が奪われるけど、それより波へのアプローチのセンスは抜群。これは武器になる。スタイル最高。今は伸び伸びやってほしい。

「QUIKSILVER King of the Grommet Izu」GROM表彰式。

「ROXY Girls Challenge Izu」優勝の大村奈央。この厳しい波の中でも冷静に波とジャッジを分析。追い込まれても状況判断と自分のスキルでできることを。これができるようになるのは海外経験があるからこそ。日本ではダントツ。最近はトップターンでレールを入れる事ができるようになり、先のASPの6★マーガレットリバーの大会ではベストスコアをたたき出す。