クラウドブレイクでタティアナが高点をマーク。WSL-CT第5戦「フィジー・ウイメンズ・プロ」

クラウドブレイクでタティアナが最高点をマーク。WSL-CT「フィジー・ウイメンズ・プロ」 


Photo credit: © WSL/ Kirstin

 

タヴァルア、フィジー(2015年6月2日火曜日)ーWSLウイメンズCT第5戦「フィジー・ウイメンズ・プロ」は、ソリッドなクラウドブレイクで、ラウンド2とラウンド3が行われた。世界のベスト女性サーファーは4つの9ポイント・ライドを記録。素晴しいパフォーマンスを披露した。

 

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Highlights: Cloudbreak Pumps, Top 17 Through Round 3

 

今日の際立ったパフォーマーは、ルーキーのタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)。彼女は本日のハイエスト・ヒート・トータルとシングル・ウェイブ・スコアをマーク。昨年のイベント勝利者サリー・フィッツギボンズ(AUS)は、ヘビーなコンディションで鼓膜が破れながらも、クオーターファイナル進出を決めた。

 

ウエストン-ウェッブ(HAW)Photo credit: ©WSL/ Robertson

 

力強いフォームを続けるウエストン-ウェッブ(HAW)は、サイズの有る波でもフォアハンドで安定した演技を見せた。それは自信に溢れていると感じるほどだ。

 

彼女はセージ・エリクソン(USA)に対したラウンド2で、ウェイブ・オブ・ザ・デイとも言うべき、ロング・ディープ・チューブでパーフェクトに近い9.73をスコア。

 

ラウンド3では、ジープ・リーダーボードNo.1で2度のワールド・チャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)とココ・ホー(HAW)と対戦。本日2本目の9ポイントライドで、クオーターファイナル進出を決めた。

 

「私は本当にこの波が好きなんです。3人だけでラインナップにいられるなんて、かなりマジカルです」と、ウエストン-ウェッブが言った。

 

「この一週間は、人が多過ぎて思うようにサーフィン出来なくて、欲求不満になっていました。だからこの時間に感謝していたんです。カリッサ(ムーア)を倒せて最高です。彼女はいま倒すのが最もタフな選手なので、本当に嬉しいです。」

 

鼓膜が破れたサリー。Photo credit: ©WSL/ Robertson

 

 

フィッツギボンズ(AUS)は、ワイルドカードのマヒナ・マエダ(HAW)とのラウンド2ヒートにおいて、バレルにプルインしたあとに潰され、鼓膜を破る怪我を負った。

 

それでもラウンドアップしたフィッツギボンズは試合を続行し、ラウンド3でレイキー・ピーターソン(USA)とローラ・エネバー(AUS)と対戦。

 

3名が9ポイントをスコアする激戦を制し、フィッツギボンズがクオーターファイナル進出を決めた。

 

「タフな1日でした」と、フィッツギボンズが言った。「最初のヒートで左耳の鼓膜が破れたんです。それから、全てが揺れ始めました。でも再び立ち上がって、もう一つのヒートにチャレンジしたかったんです。フィジーでのサーフィンが大好きで、そんな事で終わりにしたくなかった。私は、助けてもらった全てのメディカル・クルーに感謝しなければならないです。」

 

コートニー・コンローグ(USA)Photo credit: © WSL/ Kirstin

 

 

ソリッドな15.60のヒート・トータルでジョアン・デフェイ(FRA)とビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)を破ったワールドNo.2のコートニー・コンローグ(USA)も、クオーターファイナルに於ける彼女のポジションを確保した。

 

マーガレット・リヴァー、リオと連勝しているコンローグは、このフィジーでもう一つの結果を残し、今年のワールド・タイトル争いのポジションをキープする事を望んでいる。

 

ここで試合に参加できて、とてもハッピーです」と、コンローグが言った。

 

「今日トリッキーでしたが、素晴らしい予報がでていますね。自分の描いたシナリオ通りのヒートを戦いました。カリッサ(ムーア)も彼女のゲームをします。彼女をラウンド4で倒すのはハードでしょう。クォーターで彼女と戦うことになると思いますよ。私は自分自身に集中しています。他人を気にしていると自分のパフォーマンスの妨げになりますからね。」

 

ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)Photo credit: © WSL/ Kirstin

 

 

その他に、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)は、ラウンド2でブラジリアンのシルヴァナ・リマ(BRA)を下し、更にラウンド3では、マリア・マニュエル(HAW)とワールドno. 3のタイラー・ライト(AUS)を抑えて、今シーズン初のクオーターファイナル進出を決めた。

 

今回ワイルドカードで出場したマヒナ・マエダ(HAW)は、ラウンド2でサリー・フィッツギボンズ(AUS)と対戦。ヒートスコア8.57で惜しくも敗退となったが、ワールドクラスの檜舞台で堂々とした演技を見せ、次に繋がる経験値を手に入れた。

 


関連記事:WSL-CT第5戦「フィジー・プロ」のワイルドカードにデーン・レイノルズと前田マヒナ

 

オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2015/wct/1235/fiji-womens-pro/live

 

フィジー・ウイメンズプロ・ラウンド2結果:
ヒート1:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)12.70 def.シルヴァナ・リマ(BRA)11.66
ヒート2:ココ・ホー(HAW)16.34 def.アレッサ・クイゾン(HAW)13.66
ヒート3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.06 def.マヒナ・マエダ(HAW)8.57
ヒート4:マリア・マニュエル(HAW)12.87 def.キーリー・アンドリュー(AUS)8.27
ヒート5:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)18.23 def.セージ・エリクソン(USA)11.17
ヒート6:ジョアン・デフェイ(FRA)15.10 def.ディミティ・ストイル(AUS)14.17

 

フィジー・ウイメンズプロ・ラウンド3結果:
ヒート1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)17.10、ローラ・エネバー(AUS)14.77、レイキー・ピーターソン(USA)13.07
ヒート2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)17.67、カリッサ・ムーア(HAW)14.87、ココ・ホー(HAW)13.44
ヒート3:コートニー・コンローグ(USA)15.60、ジョアン・デフェイ(FRA)13.16、ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)6.33
ヒート4:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)11.27、マリア・マニュエル(HAW)10.50、タイラー・ライト(AUS)8.67

 

フィジー・ウイメンズプロ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:ローラ・エネバー(AUS)対ココ・ホー(HAW)
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)対レイキー・ピーターソン(USA)
ヒート3:ジョアン・デフェイ(FRA)対タイラー・ライト(AUS)
ヒート4:マリア・マニュエル(HAW)対ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)