QS 10,000「クイックシルバー・プロ・サクアレマ」開幕。大原洋人、安井拓海がR2進出。

QS 10,000「クイックシルバー・プロ・サクアレマ」開幕。大原洋人、安井拓海がR2進出。 


ライアン・キャリナン(AUS)は9.50をマーク。IMAGE CREDIT: © WSL / Smorigo
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イタウナ、サクアレマ、ブラジル(2015年5月6日水曜日) 19カ国から集まった96人のサーファーによって行われるWSL-QS 10,000「クイックシルバー・プロ・サクアレマ」が、パワフル・ウェイブで知られる、ブラジルのリオデジャネイロ、プライア・デ・イタウナでスタートした。

 

本日は、3~5フィートレンジのコンディションで、インターナショナル・アスリートたちに、ビッグ・スコアのための、メジャーマニューバーが可能なロングウオールと掘れたセクションが提供された。

 

 

ダスティー・ペイン(HAW)IMAGE CREDIT: © WSL / Smorigo

 

 

パワー、テクニック、そして戦略のコンビネーションを見せたダスティー・ペイン(HAW)は、ラウンドオブ96のヒート10で16.95という本日のハイエスト・ヒート・トータルをスコア。


「僕は自分のヒートの前に戦略を立てた。そして、それがうまく行きましたね。」と、先週のオークリー・ロウワーズ・プロでセミファイナル進出し、勢いのあるペインが言った。

 

「僕はブレイクを始めたライトに 誰も行っていないと気づいたんです。プライオリティーなしでも、それに絞って、いくつかの素晴らしい波を見つけることが出来たんです。

 

僕は長時間のフライトで疲れ果てていたので、昨日が休みになって本当に嬉しかった。一日中寝てましたよ。それで復活して、ようやくどんな波なのか知ったんです。」

 

ライアン・キャリナン(AUS)IMAGE CREDIT: © WSL / Smorigo

 

 

そのライトで上手くハイ・スコアを叩き出した、もう一人のアスリートは、ライアン・キャリナン(AUS)だった。バックハンドで激しくターンを繰り返したキャリナンは、ここまでの最高点となる9.50をマークした。

 

「あのコンディションで、あれより良いスコアはでないと思いました。」と、キャリナンが言った。「僕はラッキーで、ブレット・シンプソンに行かせたあとに、あの素晴らしい波が入って来たんです。

 

僕はその波をつかもうと必死になりましたよ。そのチャンスを利用して、自分の全てを出し切りました。昨年はQSにフルコミットした初めてのシーズンで、たくさんミスをしました。だから今年は、その経験から学んだことを活かし、より良いシーズンになる事を期待しています。」

 

キャリナンは現在QSランキング第13位。今回のクイックシルバー・プロ・サクアレマで結果を残し、更なる上位を目指す。

 

マイケル・ライト(AUS)IMAGE CREDIT: © WSL / Smorigo

 

 

更なる番狂わせはクイックシルバー・プロ・サクアレマ・ワイルドカードのマイケル・ライト(AUS)によって引き起こされた。圧倒的なサーフィンで彼は16.83のヒート・トータルを手に入れ、次のラウンドオブ48へ勝ち上がった。

 

「ここに来れて、あの厳しいヒートで1位で勝ち上がれたのは神様のお陰ですね。あの波が入って来たとき、多くの事をやらなければ駄目だと思っていました。」と、エリートCTサーファーのオーウェンとタイラー・ライトの弟であるライトが言った。

 

大原洋人、安井拓海がラウンドアップ。

 

大原洋人

 

 

今回のイベントには、日本の大原洋人、安井拓海が参戦。またAlternatesでも上位にいた新井洋人は、出場のチャンスを狙って現地入り。キャンセルが出て出場となった


ヒート8に登場した安井拓海は、波数の少ないコンデイションのなか、スタートからバックハンドのバーティカルなリエントリーを決めて6.33をスコア。

 

その後、バックアップを見つけられずに苦戦するものの、CTサーファーのグレン・ホール、ジュニア世界チャンピオンのバスコ・リビエロを抑えて、1位となった柄沢明美の長男であるオーストラリアのコナー・オレアリーとともに、2位で勝ち上がった。

 


また、大原洋人はヒートスタートから果敢にチャージ。4.27、4.00をスコアして、ヒートをリードする。しかし、後半に入り、バックハンドで攻めるライアン・キャリナンがエクセレントをマークしてトップへ。

 

CTサーファーのブレット・シンプソンも2位となり、3位を強いられた大原。しかし、際どいセクションへのリエントリーをエアドロップ気味にメイク。6.57、5.73をマークしてヒートスコア12.30で2位に浮上。見事ラウンドオブ48へ勝ち上がった。

 

ヒート13に入った新井洋人は、マイケル・ライト(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、カイオ・イベリ(BRA)と対戦。しかし思ったようなスコアリング・ウェイブを見つけられずに、ここで敗退となった。

 

 

明日大会が再開されれば、ラウンド1の17から24まで行われ、そのラウンド2がスタート予定。安井拓海はヒート3でイタロ・フェレイラ(BRA)、アレホ・ムニーツ(BRA)、グレンジャー・ラーセン(HAV)。

 

大原洋人は、ヒート7で、アダム・メリング(AUS)、ニック・ボン・ラップ(PRT)、マイケル・ライト(AUS)と対戦する。

 

頑張れ!日本。

 

大会主催者は、明日午前8時00分のスタートを目指し、ローカル・タイム午前7時30分、日本時間夜19時30分にファーストコールする。

 

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オフィシャルサイトではライブ中継が行われる予定。

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1230/quiksilver-pro-saquarema/live

http://pro-brasil.quiksilver.com/